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お願いだから頷いて


君の表情が暗くなっていく


少しずつ


きっと僕以外気づいていない


やつれていく


ほんの少し


きっと僕以外気づいていない


君は助けを求めている


視線がぶつかる


君は僕に助けを求めている


この世界から連れ出して欲しいんじゃない


僕のことを待っているんでしょ


連れ出してって


遠くに連れて行って


ここから逃げ出そうって


かえろうって


こんな狭い空間に閉じ込められたまま


世界の広さを知らないで


言われるがまま


羽があるのに歩いている


知らない場所に行こうって


連れ出してもらえるのを


じっと待っている


僕に手を差し伸べて貰いたいんじゃない?


抜け出そうって


海の先まで走って


群れから離れる


一人でも生きていけるって


仲間と離れても平気だって


証明して欲しいんじゃない?


新しい道を開きたいけど


勇気が出なくて


僕に助けを求めているんだ


あぁ 痛い


そんなわけあるかと


正気に戻る


いや


ダメだろ


正気じゃつまらない


あと先なんて考えない


僕は君の腕を掴んで飛び出した

読んでいただき、ありがとうございました!


次が最後の話

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