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-60話ー 宴会


俺達は飛空艇、赤龍号の初飛行の後、時間も、


良さげな頃合いと成ったので、


一旦スパリゾートに行って、


アニタ様御一行を待つ事にした。


拠点のドアからスパリゾートへ行くと、


ホールで雑談し乍ら待つ事暫し、



宰相のジョン公爵から念話で、


炊き出しと、衣料の配布が終わったので、


俺の屋敷のドアから、此方に向かうと言う事と、


ヨシュア王国神殿の司祭と、


修道女20名が、支援使節団のお世話係として、


随行して来ると言う事であった。



まあ、船員とは言え、聖女で、女教皇様の直属の部下達である。


全員、貴族の家柄の2女3女と言う、何でも長女は、他家へ嫁に出すか、


婿養子を貰うために家に残るのが通例で、2女3女は政略結婚や、



家の後を継ぐと言う事も余り無いので、


自立する事に成る。一番手っ取り早いのが、


教会に預けると言う事だ。お金持ちの貴族ばかりでは無いのだ。


教会に預けてしまえば、後は教会が、


読み書きや、そろばん、行儀作法を無料で教えてくれるのだ。



家の方は、教会に財政状況に見合った寄付をする訳である。


貧乏貴族に至っては、


口減らしの為に教会に放り込む所も多いのだ。


教会にとっても、寄付が集まるし、何と言っても、


布教活動の為の人員確保が出来る訳である。



まあ、ウィン、ウインの関係と言うやつである。


其の聖女で女教皇様の部下は、


例え、一船員であっても、超エリートな訳で、


全員、司祭以上の者達である。


教会の順位は、信徒(一般人)、修道士、修道女、


助祭、助祭枢機卿、司祭、司祭枢機卿、



聖騎士等は、司祭以上に成る。


そして、女教皇様の直属の部下達は、助祭枢機卿、


司祭枢機卿、司教枢機卿、と成る訳だ、


司祭枢機卿は、まあ、会社で言う所の課長あたりだろうか、


そして、司教、大司教、総大司教、司教枢機卿、そして、教皇だ。



そして、司祭以上の者は従者が付く訳だ。


が、船員達は人数制限の有るので、従者は引き連れてはいない。


船内環境の為に従者を引き連れて居るのは、


聖女で女教皇様のアニタだけである。


なので、彼女達は国へ帰ると従者が付くし、


此処、ヨシュア王国でも従者が付く訳だ。



ヤマダ様教会のお世話係で御座いますが、


如何致しましょうか?



そうですね~良いですよ~、


皆さん本当に頑張ってくれてますしね~


宴会場も十分に広いですから~


ただし、話が広まっても困りますので、


他言無用と言う事で、お願いしますね~



はい、了解致しました。


お世話係も喜ぶ事で御座いましょう・・ヒャッハ~・・・・



う~ん何か、ヒャッハ~と聞こえた様な?念話なのに不思議~?



其れから数分の後アニタ様御一行が到着した。先ず王様が、



「コッサリア神国女教皇、


アニタ、ボロネーゼ、コッサリア聖下、良くいらしてくれました。


今夜は私共、王族達も招待して頂いて居ります。


お互いにゆっくりと楽しみましょう」



「そうで御座いますね、ヨシュア王国、


国王ジョニー、アウグスト、ヨシュア陛下、


今夜は、お互いに楽しむ事と致しましょう、」



「は~い、ようこそ、おいで下さいました~」



「アニタ一行は~い!宜しくお願いしま~す!」アニタ一行



「今夜は、お風呂で、日頃の疲れを癒して、ご飯を一杯食べて、


お酒も一杯飲んで、楽しんじゃいましょう~」



「アニタ一行おお~~!!」アニタ一行



「王様~アニタ様~今夜は無礼講と言う事で~」



「うむ、良しなに、」



「は~い、あ・な・た・きゃ~言っちゃった~」



「皆ひゅ~ひゅ~やんや、やんや~!」皆



「は~い、皆さ~ん、


其処のカウンターで順番に鍵を貰って下さいね~


女性は赤、男性は黒で~す。無くさないで下さいね~


そして脱衣所に有る同じ番号のロッカーを使って下さいね~


脱衣所に、浴衣が有るので、


お風呂から出たらその浴衣を着て下さい~」



「皆は~い、分かりました~」皆



「皆さ~ん、カウンターの上にある文字盤は時を知らせる物で~す


あの数字が17に成ったら、宴会場に集まって下さい~」



「皆は~い、分かりました~」皆



丸い時計では、1日26時間あるので、ややこしいのだ。


リリーの発案で、時計は全て、デジタルカウンター式だ。



「後、案内役は、マリーとエメルダで~す。」



「「皆様、どうぞ宜しくお願い致します。」」



「「「「「マリー姉様、エメルダ姉様、宜しくお願い致します~(でござる~)」」」」」



「アニタ一行は~い!宜しくお願いしま~す!」アニタ一行



「で、此の事は他言無用でお願いします~


では、皆さん楽しんで下さ~い・・解散!・・」



「皆は~い、墓に迄持って行きま~す」皆



「ん、じゃあ王様、一っ風呂浴びますか~」



「良いですな~参りましょう」



「って、銭湯は?お妃様は良いのですか?」



「はい、今日はヘンリーと、シャルルの日なので、」



「あっ、兄弟でローテーション組んでんだ、


まあ、お盛んな事で、」



「そうそう、タカシ殿、」



「はい?」



「宴会の後の事ですが、


3階の個室を使わせて頂いても良いですか?」



「ええ、勿論、鍵を貰う時に


言って置いてくれたら準備して置いてくれますので、」



スパリゾートの1階が、カウンター、


ゲームコーナー、カプセルホテル、按摩器コーナー


喫茶コーナーと成って居る。


2階が温泉、大宴会場、85インチ大画面テレビでの


アニメ放映して居るリラックスルーム、畳みのある休憩場、



3階には、お泊りできる、和室の部屋が10室ある。


桜の間、桔梗の間、藤の間、楓の間、


もみじの間、梅の間、とん間、床の間、間っ、あらあらまあ間っ、


リリーに名前を付けて貰ったら何故かこう成った。



何故かガッツポーズの王弟達、お盛んな事で、ほんと、



鍵をカウンターで受け取って、男湯へ向かうと、


後ろから、はっ、はっ、はっ、と言う荒い息使いが・・・・


後ろを振り向くと、リニアが付いて来ていた。



「リニア、何してんの?女湯はあっちだよ」



「ご主人様と一緒が良いでござる」



「はい?俺以外の男性も入って居るんだよ」



「全然、問題ないでござる。


その方がコーフンするでござる。行っちゃうでござる」



「XX板ショウかよ!」



「何やってんのよ、此の変態!」



更衣室からアニーがバスタオル一枚で飛び出して来ると、


リニアの尻を蹴り上げて、


あっ、見えてるから大事な所、見えてるから


リニアを引き摺って更衣室へ消えて行った。



「う~~ん・・・・」



と俺がこめかみを押さえて居ると王様が、



「タカシ殿も大変ですな、」



俺の肩を叩いて、何故か遠い目をして居た。



此の後、俺達は、男同士で気兼ね無く、


ゆっくりと、温泉を楽しんだ、約一名、初めて、


薬湯に入ったヨシュア王国教会の司祭さんだけ


若返って、超ハイテンションであった。



俺は、サウナで汗を流した後に、露天風呂の、


人肌より少し温度高めの風呂で、


うとうとと、眠ったり起きたりして居た。


眠りと、覚醒の狭間を行ったり来たりするのって


凄っごい気持ち良いんだよね、至福~



温泉を堪能した後は、


全身按摩器で体のコリをほぐしていた。


此処でも余りの気持ち良さに


眠りこけて居る所を眷属達に見つかり


ゲームコーナーに、連行されて行った。



そうこうして居る内に時間も、過ぎて


、良さげな時間と成ったので、



「じゃあ、そろそろ宴会場に行きますか~?」



「眷属、配下は~い」眷属、配下



2階へ上がり大宴会場に行くと、


ブラウニー達が整列して待って居てくれた。



「ブラウン、ご苦労様、今夜はお願いするね」



「はい、大切な旦那様の主催の会食ですので、


後は、お任せくださいな」



「有難う、で、今夜のメニュウは?」



「はい、今夜の会食は、宴会とのおおせで御座いましたので、


会席料理と致しました。


お酒も、日本酒をメインに、色々取り揃えて居りますので


お任せ下さい、


宴会終了後に付きましても、飲み足らないお客様の為に



今夜一晩宴会場を開放いたしますね、


オードブルも沢山用意して居りますので、


明日朝の朝食は、畳みの休憩場にご用意させて頂きますね、


其れと、お休みに成る時は、


カプセルホテルをご利用下さいね、だ・ん・な・さ・ま・ぽっ」



「ぽって、何時も有難う、ブラウン、頼りにしてるよ、」



「お任せ下さいな、此れも妻の務めで御座います。ぽっ」



俺達は、ブラウニー達に自分の善の所に案内されて座った。


俺の席は、入り口から入って、


左一番奥の舞台の手前右側の列の一番前だ。


舞台の手前の上座には、左から護衛のリニア、


従者のアニーそして、女教皇のアニタ様、


アニタ様の横に、王様、お妃さま、王女様と成って居る。



「タカシ様、今夜は、接待する側ですので、


上座のお客様より一段下げさせて頂きました。


其れと、宴会の、司会進行をお願い致します」



「は~い、了解しました~」



「此方が、進行表に成ります」



俺は、ブラウンから、宴会の進行表を受け取ると、読んでみた。



「うん、箇条書きだ。後は、アドリブだね」



そうこうして居る内に、皆、席に付いた。


時間も17時に成ったので、


始める事にして、舞台へ上がると、


ブラウニー達が、皆にビールを注いで回っている間に、



「皆~今、継いで居るのは乾杯用のビールだから、飲むのは乾杯してからね~」



「皆は~い!」皆



「じゃあ、今から宴会を始めるけど~先ずは、


王様の挨拶からね~」



「皆は~い!」皆



「じゃあ、王様、お願いしますね~」




「うむ、承知致した」



王様の挨拶は、無駄に長かった。



「次は、アニタ様お願いしま~す」



「は~い、あ・な・た・ぽっ」



「皆ヒュ~ヒュ~やんや、やんや~!」皆



「皆さ~ん今夜は大いに楽しみましょう、以上!」



はや!



「皆は~い!」皆



「じゃあ~皆~乾杯~」



「皆プロウジット~!」皆



一体何語~?



「皆~後から後から美味しい料理が色々来るから楽しんでね~!」



「皆は~い!」皆



此の後、暫く、食べて、飲んで、お腹を満たして居た。


今夜は和食で、食べ方などの説明を、


料理を運ぶたびに、説明している。


まあ、初めての料理だろうしね~お姫様が、



「まあ、何て美しいお料理なのかしら、


食べるのが勿体ないわ、」



「そうですね~和食は、見て楽しんで、食べて楽しんで、


飲んで楽しむ料理ですからね~」



「まあ、本当、凄く美味しいですわ~


もぐ、もぐ、ごっくん、ぷっは~!」



此の後、王女様は食べるのに夢中で喋らなくなった。


後、他の皆も食べるのに夢中で、


余り喋っている者は少ないって言うか居無い



「皆もぐ、もぐ、ごっくん、プッハ~!」皆



暫くして、皆お腹も満たされて、


程よく酔いも回って、其処彼処で、


歓談し始めた頃、俺は、舞台に上がり、



「皆~楽しんでる~」



「皆は~い!」皆



「じゃあ~あ誰か、かくし芸してくれる人~?」



「は~い、ご主人様~拙者、剣舞が出来るでござる~」



「は~い、じゃ~あ~リニアちゃん宜しく~」



「は~い、ご主人様~承ったでござる~」



リニアは、舞台へ上がると、


ストレージから、片手剣を出して、舞い始めた。


流石、剣の腕一本で成り上がっただけ合って、


切れの有る見事な舞だった。



「皆ヒュ~ヒュ~やんや、やんや~へんたい~!」皆



ま、まあ、浴衣で舞った為、色々と見えてしまったのだが・・・・



「リニア、サービス有難う~良かったよ~」



「ちょっと興奮したでござる。


ご主人様であれば、もっと見せても構わないでござる」



「・・・・じゃ~次~誰か居る~?」



「おう、じゃ~俺とサファイヤで、空手の演武やるぜ~」



「じゃ~あ~ルビーさんサファイヤさん、お願いします~」



二人は、一瞬で空手着に着替えて、


舞台へ上がると、演武を始めた。


サファイヤも、ルビーも免許皆伝の腕前である。


切れ、迫力、何方も凄いのだが、早すぎて、見えん



「・・・・・・・・皆ヒュ~ヒュ~やんや、やんや~!」皆



「は~い、サファイヤさんルビーさん有難う御座いました~


はい、次誰か居ませんか~?」



「は~い、タカシ様~私とエメルダが、


北辰一刀流の演武をしま~す」



「では、マリーさんエメルダさん、宜しくお願いしま~す」



かくし芸も順調に進んで、ネタも切れて、


皆も酔っぱらって来た頃


俺はギターとマイク、PAを出して弾き語りを始めた。


知って居る者は、知って居る者で喜んでくれて、



初めて聞く者は、カルチャーショックを受けた様で、


驚いて居たが慣れて来るにつれて、


感動してくれていた。楽しい時間も何時しか過ぎて、



「皆さ~ん、宴たけなわですが、


此処で一旦お開きにさせて頂きます~


なお、まだ飲み足りない人は、


此処で、オードブルやお酒も沢山有りますので、


心行くまで、お楽しみください~眠くなった人は、


1階にカプセルホテルを用意していま~す



「皆ヒュ~ヒュ~、分かりました~!」皆



ルビー、ルビーマップ見た~?



タカシか、ああ、ナムール大河に三千は集まって居るな、



明日行ってもらっても良い?



ああ、良いぜ、皆殺しで良いか?



いや、いや、最初は、派手に脅して、


其れでも攻めて来るようだったら


奴らの大将を集中して狙って、


二度と侵略しようなんて思わない位、やっちゃって、


他の国の牽制にもなるから、



いや、いや、普通に全滅すると思うんだが、


まぁ良いぜ、ド派手に一発かましてやるわ、


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