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-54話ー 飛空艇リニュウアル


翌朝、食事を済ませた、聖女アニタと其の一行は、


湖のほとり迄来ていた。



「アニタ様~今日の朝食も凄く美味しかったです~」



「そうでござる。


あのデザートと言う物は全く素晴らしいでござるよ、


あの、プリンアラモードとか言うスイーツと言う物でござるか、


拙者、感動したでござる


拙者も此処の主殿の妾に成りたいでござるアニタ殿、


何とかならぬでござるか?」



「リニアずる~い!私も恋人に成りたいです~


アニタ様~紹介して下さいよ~」



「貴方達!そんなの御両親が許すはずが無いでしょう、


アニーは、代々教皇に仕えた公爵家の三女でしょ、


其れにリニアは、軍務大臣の四女、


私の様に父母が既に他界して居る、


軽い身の上では無いでしょうに、諦めなさい」



「「無理~私もリリー様と漫才がしたいです~


したいでござる~


其れにアニタ様だって女教皇様じゃありませんか~でござる~


エロイ下着も着たい~でござる~」」



「漫才って、リリー様は大賢者様ですよ、


失礼な事を言ってはいけません」



「私もう、ドロワーズは嫌なの~


かぼちゃパンツなんて年頃の娘が付ける下着じゃ無いわ~


アニタ様が今付けている。がーたーべるとと絹の靴下に、


ぱんていに、ぶらじゃーが良いの~


殿方を悩殺する、せくすぅい~な下着が良いの~」



「拙者もふんどしにさらしはもう嫌でござる。


若さが腐れるでござる~


拙者もせくすぅい~な


下着が着たいでござる~ござる~ござる~」



其処にジュエリーがやって来て、



「皆様お待たせ致しました。


とその前に~アニタ様~此のマジックバッグは~主からの


プレゼントで御座います。


中には、オパールアゲハとトパーズアゲハと龍鱗の繊維で編み上げた


純白の聖衣と~普段着のメイド服に、下着に、


オリハルコンで作られたティアラが入って居ます



ティアラには、賢者の石が嵌めこんで有りますので~


リザレクションの魔法の1発や2発は


余裕でぶっ放せるそうですよ~其れと錫杖です此方も


オリハルコンに~賢者の石を嵌めこんで有り、


ティアラと同じ作りです。



そして~御供のアニー様には、


純白の司教服に~枢機卿の真っ赤な羽織りです~


下着もセットに成って居ます。此方も~


オパールアゲハとトパーズアゲハの絹に


龍鱗の繊維で編み上げて居ります。



剣で傷付ける事はほぼ不可能です。


と、ミスリル製の白銀の錫杖です~


此の錫杖には、雷の範囲攻撃魔法が埋め込んで有ります。


此の錫杖にも賢者の石が埋め込んで有りますので


数十発はぶっ放せますよ~


この装備はこちらのマジックバッグに入れて有ります~



其れと護衛のリニア様にもオパールアゲハと


トパーズアゲハと龍鱗の繊維で編み上げた。


純白の司教服と下着のセットと~


赤龍の龍鱗で作成した深紅のフルプレイトメイルに


反りの入った純白の龍牙魔剣リリー爆炎を一振り、


龍牙短剣一振りを~



こちらのマジックバッグに~入れて有ります~衣装は~


各自着替えを含めて


各3着ずつ入って居るのでお願いしますね~


其れから~用意しました。


各自の装備品はアニタ様のストレージに収めて下さいね~



盗難防止の為だそうです~


飛空艇に乗船してから着替えて下さいね~


後、これらの装備は~


伝説級、神話級の装備に成りますので~くれぐれも~


盗まれない様に


しっかりした管理を行って下さいね~あ~長かった~」



「「「な、なんですと~~!!」」」



「そして~ここからが、メインに成ります~」



ジュエリーが指をパチンと鳴らすと、


湖に造られた桟橋の先に飛空艇が現れた。


風船部分は、約50Mで前と大きさ自体は変わらないが、


骨組みは、軽くて、頑丈で、柔軟な龍骨で出来て居り、


其れを包み込む皮膜は、軽くて丈夫で柔軟な、


赤龍の翼の皮膜を使って居る。


其の皮膜の上に赤龍の鱗を薄くスライスした装甲で覆っている。


ワイバーンの攻撃位では傷一つ付ける事は出来ないだろう、



其の真っ赤な風船部分には女神、フレイヤの横顔が浮き彫りにされた


レリーフが両側に配されて居る。


そして船の部分は、約25Mの此方も大きさ自体は前と変わらないが、


此方も、真っ白な龍骨で、出来ており、


其れを、真っ赤な赤龍の鱗をスライスした装甲で覆われている。


全体的には、光沢のあるワインレッドの様な深い赤と成って居る。


動力部には、ドラゴンの巨大な魔石と賢者の石が


ふんだんに使われており、空気中に有る魔素を取り込んで


魔法動力を作動させる仕組みで、永久機関と言えるものだ。



予備動力にドラゴンの魔石を使う事も出来る。


魔素の消費量は、機関の効率化と、


魔力の通りが良く頑丈で軽い竜骨の素材での全体の軽量化によって、


今迄の3割程度の魔力で、


動かす事が出来る省エネ設計だと言うかチート設計だ。


はっきり言ってリリーにしか作れないよねえ


主武装は、魔法を埋め込んである杖が10本、


小さい賢者の石をはめ込んだミスリル制の杖で


雷が3本に爆裂魔法が4本に爆炎が3本の計10本だ。


主砲はドラゴンの魔石と賢者の石で作った範囲攻撃魔力砲が2門だ、


後は、前と変わらずに、強弩と弩とに成るが、


矢の先端部には小さいが、ドラゴンの牙が使われている


ドラゴンとタイマンを張れるぐらいの攻撃力を持たしている。


防御は此れもドラゴンの魔石と賢者の石で


強力な結界魔法を展開する事が出来る。


ドラゴンブレスの直撃にも耐える設計だ。



「アニーさん墜落した飛空艇はどちらの持ち物と成って居ますか?


所有者は?」



「はい、アニタ様が、暗黒大陸の王様から頂いた物ですので、


アニタ様個人の持ち舟と成って居ります。


もしも、国家がそれを取り上げたりなんかしたら


間違い無く戦争に成ります。


そして、北大陸には、飛空艇の艦隊に太刀打ち出来るだけの


武力は持ち合わせて居りません」



「成程、分かりました。では此の飛空艇、


赤いバラ号ですが、墜落した飛空艇を改造修理したと言う事で、


アニタ様個人の持ち舟として下さい、


もし、国家が横取りしようとしたならば、旦那様の眷属、


私達全てを敵に回す事になると思って下さいね、


原始の森より巨大な、モンスターや、


ドラゴン達に一斉攻撃されるものと、


まあ、そんな事はしなくても、


黒き神龍様と、赤き神龍様だけで国は荒野と成り果てますけれど、


この赤いバラ号は其れほどの価値が有るのだと、


ドラゴンと互角に渡り合える位の強力な戦艦なのですから、」



「承知致しました。心致しましょう、


私達は女神教徒で御座います。


力欲しさに女神様と敵対する何てことは


先ず有り得無いのですが、どんな国にも


愚か者は居るもので御座いますので、


注意致して参りたいとおもいます宜しいですね、アニタ様、」



「そうですね、アニーそう言った者を見つけ出して


排除して行くのも又、私達の仕事ですからね、


大切な旦那様に迷惑を掛けない為にも慎重に行動して行きましょう」



「拙者も、アニタ様の剣と盾と成ってまいる所存にござる」



「其れを聞いて安心しました。私達は常に魂が繋がって居ます。


何か有りましたら遠慮なんかせずに、相談して下さいね、


アニタ様、私達は姉妹なのだから、」



「はい、其の時は宜しくお願いします。ジュエリーお姉様」



「はい、任せて置いて下さいね~アニタ様、」



「しかし、此の飛空艇、最初の物とはもう、別物でござるな~」



「そうですね~ドラゴンの素材と、


賢者の石なんかもふんだんに使って居ますからね~」



「しかし何故そんな貴重な素材を


じゃぶじゃぶとお使いに成るのですか?」



「う~ん、何でも、リリー様の趣味らしいです。


この赤いバラ号の他に、


同型艦の黒龍号と、赤龍号の2隻作ったらしいんですよ~」



「「「な、なんですと~~!!」」」



聖女アニタ一行が乗船すると、


ルビーが、拠点から飛んできて、乗船した。



「ルビー姉様、お待ちして居りました。」



「おう、待たせたな、アニタ。出発出来そうか?」



「艦長、計器類の操作に問題は有りそうですか?」



「いいえアニタ様、計器類は以前のままですので、操船に関しては


問題無いと思いますが、魔力量が半端ないので、


急発進や、急停止してしまいそうです。


其れと舵がめちゃくちゃ軽いので、


旋回も気を付けなければいけないでしょう」



「おう、舵はリリーが、ぱわーすてありんぐって言って居たぜ」



「ぱわーすてありんぐですか、全く意味は、分かりませんが


何か、凄い装置の様な気がします」



「艦長、ゆっくりで構いません、


道中練習し乍ら行くとしましょう、


ってアニー、リニア何素っ裸に成って居るのですか?」



「え~だってジュエリー様が


船に乗ったら着替えなさいって言ってたもん」



「そうでござる早くエロイ下着と、


ドラゴンの鱗で出来た鎧を着たいでござる」



「まあ、船員も皆女性だから、良いっちゃ良いんだけど、


ルビー姉様お見苦しい所を見せてしまい申し訳有りません」



「構わないぜ~俺もこの服貰った時は嬉しくてよ~


何せ愛する旦那様からのプレゼントだもんな~


その場で素っ裸に成って着替えてたぜ~アニタも着替えなよ~」



「はい、では失礼して、私も早く着たいのを我慢して居るので、


船長、ゆっくり発進して下さいな、」



と言うとアニタも素っ裸に成って着替え始めた。



「きゃ~きゃ~アニタ様見て、見て~此の下着、


凄っごくエロイです~


少し見えちゃってます~エッチです~」



「そうでござる~何か透けて居るでござるよ~XXXござらん、


XXXも見えて居るでござる~此れは、エロいでござるでござる~」



「おう、リリーが言うには、


勝負下着と言うらしいぜ、俺もご奉仕する時に付けてたぜ、


もう、あの時は、タカシの奴メロメロだったぜ、ふふふふ・・・・」



「「「な、なんですと~~!!」」」



「おうよ、で、今も付けて居るしな~


何時タカシに求められても良い様にな、」



「「「な、。なるほど~」」」



「本当ですね、透けて見えて居ますね、


其れにXXXも透けて見えて居ますね、


確かにエロイですね、此れなら、


タカシ様をその気にさせる事が出来そうですね、」



「きゃ~きゃ~アニタ様~エッチ~」



「そうでござる、アニタ様がムッツリスケベだったとは


拙者も思わなかったでござるでござる」



「な、何を言って居るのですか、


私は既にタカシ様の恋人なのですよ、


愛する旦那様に可愛がって貰える様にするのは、


恋人の務めなのですよ」



「うん、うん、良い事言うぜ~俺も又早く順番回って来ないかな~」



「え~良いな~私もタカシ様の恋人に成りたいです~」



「拙者もタカシ殿の恋人に成りたいでござる~」



「だ~か~ら~貴方達、御両親が許してはくれないでしょ、諦めなさい!」



「「ふふふふ・・・・」」



「アニタ様、所がそうでも無いのですよ、私は二十歳」



「拙者は二十二歳、二人合わせて、」



「「行けず後家コンビで~す~でござる~」」



「私は婚期を逃して早や三年目、」



「拙者は婚期を逃して五年のベテランでござる」



「「そんな私が、そんな拙者が好きな人が出来たから


婚約しますと言えば・・・・


両親は大喜びで~す~大喜びでござる~」」



「あら、そうね、良いんじゃないかしら、


ルビー様、此の二人もタカシ様の恋人に


して貰っても構わないでしょうか?」



「そう言う事はタカシに直接聞きな、


俺達はタカシの決めた事には口出しはしないぜ


其れにタカシに見合わない女はリリーが弾くしな、」



「そう言う事であれば、タカシ様、タカシ様、今良いですか?」



あっ、アニタ様お早う御座います。どうされました?



「はい、お早う御座います。タカシ様、素晴らしい装備を頂きまして


本当に有難う御座います」



「いえいえ、大切な家族が危険に成らない様に


最大限装備を整えるのは当たり前の事ですので、


気になさらないで下さいね~」



「大切な家族・・・・


ぽっ、タカシ様、大好きです。・・・・実は、


私のお付きの従者のアニーとリニアなのですが、


その~二人もタカシ様の


恋人で、配下で眷属に成りたいと申して居るのですが、


如何なものでしょうか?」



う~んちょっと待っててね~・・・・プッ・・・・なるほどね~


は~い、リリーもあの爆笑コンビは面白いから


賛成だって~O~K~ですよ~



「はい、有難う御座います。アニーとリニアも喜びます


では、後一日ゆっくりと養生なさって下さいね、」



あい~んじゃおやすみなさ~い~



「はい、おやすみなさい、あ・な・た・きゃ~きゃ~言っちゃった~」



「う~ん~此の二人バカップルだな~」



「う~ん~此の二人バカップルですね~」



「う~ん~此の二人バカップルでござるな~」



「な、何を言って居るの、


貴方たち二人の為に動いて居るのにぷん、ぷん、」



「あ~ん御免なさ~いアニタ様~」




「こ、此れは申し訳ござらんアニタ殿~で、


如何でござった?」



「はい、OKを頂きました。アニーと、


リニアも恋人にして頂けるそうですよ」



「「よしっつ!!でござる~」」



「二人共、連絡用の魔道具を使って構わないから、早速ご両親に


報告なさい、良いですね、」



「「は~いです~でござる~」」



「所でルビー様、


タカシ様との初夜はどうだったんですか~?」



「其れは拙者も聞きたいでござる~」



「おう、俺も初めてだったんでな、緊張してたからな~


晩飯に原始の森の再奥地に出来る


スケベキノコで出来る媚薬を一服盛ってな、


部屋で寝かしたんだが、寝入った頃に行くとな、


媚薬が効いていてスゲー事になっていてな、


そりゃ~もう激しくってオレ様も真っ青だぜ~


XXXでXXXしてXXXしてたら夜が明けちまってな、


俺も腰が抜けて大変だったぜ」


「「「ご、ごくり」」」


「何でも酒にでも酔ったような状態で、


翌朝にはタカシは奇麗に忘れているそうだぜ」



「でも翌日には忘れられて居るのでは、


悲しくは無いんですか?」



「そりゃ悲しいさ、あいつ、根性なしでさ~


女心も分からね~みたいだしさ~何時もオレ


達が悶々としているのにさ~


知らんぷりなんだぜ~見かねたリリーが


セットしてくれたんだぜ、


タカシがオレ達の事を愛して


大切に思ってくれているのはよく知っているし


オレ達もタカシの事を愛しているし、


そんで、皆で相談して決めたんだよな~


今はこれで良いのかなって悶々としなくなったし、


リリーが言うには此れで既成事実は出来たから


責任取らせて全員を嫁にして貰うんだと、


此処は一夫多妻、一妻多夫の世界だから能力が有れば、


何人嫁さんにしても問題ないそうだぜ、


リリー容赦ね~だろう~」



「「うん、うん」」



「う~ん三人共早く服着てくんないかな~運転しずらい~」



青空の中、飛空艇はガールズトークに夢中の四人を乗せ乍ら、ゆっくりと進んで行くのであった。


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