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-38話ー ヨシュア王国編  悪魔討伐1


俺の名は、ヤマダタカシ、ひょんなことから此の世界に転移して来た、日本人だ。


本来俺は、死んだ後に、此の世界に、転生する予定だったのだが、


神様が、誤って俺を死なせてしまい、分解してしまった、俺の体と、


分解仕掛けた、俺の魂を、天界で、修復したのだそうだ。



神様は、力を授けるから、此の世界で勇者に成れば?と言ってくれたのだが、


へたれな俺が、戦える筈も無く、お断りしたのだが、


其れならばと、色々とギフトを頂いたわけだが、ちょっと過剰過ぎる位に、



そして、放り込まれたのが、今にも、戦争が始まりそうな、


餓死者で一杯の、やばい国だった。何とか王都を脱出して、辺境へ、


そしたら今度は、大陸を縦断している、どでかい大森林から、


モンスターが溢れ出して一大事に・・・・



元冒険者の女の子やら、妖精女王やら、ドライアドやら、ドラゴンの女神やらを、


餌付けしてしまい、仲間に成って、アレス王国を脱出して、ようやく、


今日中には、ヨシュア王国に入る所まで来たのだ。



「やっと此処迄来たよね~」



俺の周りを、見回してみると、


3日前の朝に俺の布団に全裸で寝ていたルビー、


今は俺の右腕にしがみついて、デレている。?


俺の後ろを6日前の朝に、俺の布団に全裸で寝ていた


ジュエリーが静々と付いて歩いている。



俺の肩には、9日前の朝俺の布団に全裸で寝ていたティンクが、


俺の顔に自分の顔を付けて、甘えて、デレている。


ティンクは、身長30CM位なのだが、その日は、俺の前で、



巨大化の魔法を使って、普通の大きさに成ったのだが、消費魔力が大きくて、


3分位しか持たないと言う、2分を過ぎると、ピコ~ン、ピコ~ンと


点滅しだした。ウルXラマンかよ~



魔力を注入してくれと言うので、注入すると面白い様に入った。


此れで、朝まで持つと言うので何でと聞くと、


誰かにスコーンと殴られて気を失った。


翌朝、俺の布団に全裸で寝ていた訳だ。


本当に俺、何されているの?


それ以来、何時もこうして、甘えて来るように成った。



『リー本当に俺、何されているの?』


『リ何もされていないっスよ~


原始の森の奥地にある発情キノコなんて取って来ていないっスよ~


媚薬なんて作っていないっス~


この世界の主神はフレイヤなんで、


性に関してはおおらかなんて知らないっス~』リ



『おおらかなんだ~んで、又一服盛られた俺?・・・・』



修行が終わって、翌日の休養日にスパリゾートが完成した。


俺達は、1日中広い大浴場や、25Mの温水プールや、露天風呂、サウナを


楽しんで、施設内のゲームセンターや、卓球、お腹が空いてくると、


大宴会場で、おでんや、お寿司、を食べて、お酒を飲んで、大いに楽しんだ。



その翌日、拠点を出発して、今に至るのである。



「さ、今日から、ヨシュア王国に入って、暫くは、ゆる~く生きるぞ~!」



記念の第一歩だ。


俺は、ヨシュア王国の地に第一歩を踏みしめた。


マップが、ヨシュア王国に切り替わり、詳細地図が映し出された。



俺は、回れ右をして、森へ戻る。



「皆 タカシ~様~君~!!」皆



「無理~絶対無理~拠点に帰る~だって、マップ、真っ赤だよ~


其れも~ほぼ悪魔ばっかりじゃん~死ぬよ~普通に~」



「ル タカシ~俺達フレイヤから、


悪魔は発見次第、即時殲滅せよって厳命されてんだぜ~」ル



「サ しかも、悪魔との戦闘に付いては、


殲滅の為に被害を出しても、構わないとまで


言われて居るんだよね~」サ



「ジュ 其れに~悪魔は~物理攻撃はほぼ効かないしぃ~上級悪魔は~


魔法も跳ね返しますから~とても厄介ですわ~」ジュ



「ル おう、幾らぶん殴っても、スカ~って感じで攻撃が、通らねぇんだぜ~」ル



「サ 下級悪魔なら、攻撃魔法が有効なんだけどね~


上級悪魔に成ると、ブレス位しか効かないんだよね~暗黒大陸の時は、ボク達、


五大神竜が、散らばった上級悪魔を、ブレスで打ちまくった結果、


魔素が濃くなりすぎて、人が住めなくなっちゃったんだよね~


まあ、正確には人族がいたんだけれど、


魔素を吸いすぎて魔族になったんだよね~」サ



「戦う前提なの~?10万以上いるんだよ~バカなの~?


グロイのすきなの~?リリー助けて~」



『リ ダ~リン諦めるっス~今も住民が蹂躙されているっス~


ダーリンの魔力量と回復魔法が有れば、一網打尽に出来るっス~


ダーリン、助けられる力が有るのに助け無いのは、罪だと思うっス!!』リ



「うっ、分かったよ、良し、死んでやる。さ~あ、掛かって来いや~!!


お前の血は何色だ~!ちょ~わ~!」



「ル タカシが、やる気に成った様だぜ~」ル



「サ うん、タカシ君は、死なせない、ボクが守り抜く!」サ



「マ、エ タカシ様は私達がこの身に変えましてもお守り致します。」マ、エ



「ティ、エ、オ 達も共に戦うのじゃ~どすえ~んだな~」ティ、エ、オ



「ジュ 私も参戦させて頂きますわ~」ジュ



「ポ ポチもたたかう~」ポイ



「ア わ、私も旦那様をお守り致します~」ア



・・・・・俺はしばらく考えて、



「マリー、エメルダ、マリン、剣に魔力を流してみて、」



「マ、エ、ア い、タカシ様、」マ、エ、ア


マリーの魔剣から、冷えた、湯気が立ち上り、剣が、凍って行く、



エメルダの魔剣から紫電が走り出しパチパチと音を出している、



マリンの魔剣から、赤い炎が立ち上り揺らめいている、


「三人共、手は大丈夫かい?」



「マ、エ、ア はい、問題ありません、」マ、エ、ア



「次は、ジュエリー魔戦斧に魔力を流してみて、」



「ジュ はい、タカシ様」ジュ



ジュエリーの魔戦斧の斧の部分から、青い炎が揺らめきだした。



「OK~有難うジュエリー持ち手は大丈夫かい?」



「ジュ ええ、問題有りませんわ。」ジュ



「良し、次は、サファイヤとルビー、ナックルに魔力を流してみて、」



「サ うん、」サ



「ル おう、」ル



サファイヤの、ナックルから冷たい湯気が立ち上りナックルが凍って行く、


ルビーのナックルから、紫電が迸る



「O~K~二人共、手は大丈夫?」



「サ、ル 問題無いよ~無いぜ~」サ、ル



「ポチ、何か武器はあるかい?」



「ポ うん、あるよ~」ポ



ポチは触手を伸ばすとその先に、刃を付けた。凄い



「ポチ其の刃に少し魔力を流して見て?」



「ポ あい~」ポ



刃から、白銀のオーラーが立ち上る。かっこいい、


何処かの世紀末みたいだ。



「有難うポチ」



「この先で、悪魔が、15体、人を蹂躙して居るのは、


皆もマップを見て知っているよね、


今から、其れを助けに行くけど、サファイヤ、ルビー、ジュエリー、マリー、


エメルダ、マリン、ポチ、一人、悪魔一体限定で倒してみて、



出来れば攻撃が当たる瞬間に魔力を流して見て、


此れは、実践と、練習と、試し切りの訓練だと思って欲しい、


悪魔に通用するのは魔法だけだ。


俺たちの武器が通用するかどうか最小の魔力で、


悪魔を倒す訓練でも有る訳だ。



残りは、俺の、回復魔法で、殲滅するから、


例え、攻撃に失敗して死ぬ様な事が有っても、直ぐに、リザレクションで蘇生するから、


安心して、戦って、



現場は、皆も分かっていると思うけれど、砦を越えた辺境の村の直ぐ側、


俺達は、ルビーに乗って、現場の約1キロ手前で、着陸して、


急ぐけれど、徒歩で行くよ、急ぎ過ぎてカウンターを喰らっては、本末転倒だからね、



到着まで暫し猶予が有るので、魔力を流す、練習をしておいて、


ルビー良いかい?」



「ル おう、任せておけ」ル



「皆、何か意見は有るかい?」



「ティ、エ、オ 妾達は如何するのじゃ~どすえ~なんだな~」ティ、エ、オ



「後衛だね、俺達の旗色が悪くなって、後退する様だったら遠慮なく


攻撃魔法をぶっ放して退路を確保して欲しい、


被害は考慮しないで良いよ、仲間の命が最優先だからね、戦闘終了後、


被害者の回復、蘇生をするからね、」



「ティ、エ、オ 了解したのじゃ~どすえ~んだな~」ティ、エ、オ



「では、出~発~」



「皆 は~い、なのじゃ~ですわ~だよね~だぜ~どす~な、なんだな~」皆



俺達は、赤竜に変身した、ルビーの頭に乗ると、原始の森から、一気に


長城の砦を飛び越えると、低空で、現場の約1キロ手前に着陸した。


此の後、徒歩で現場に向かう、この間、前衛組は、魔力を武器に込める訓練に余念が無い、



徒歩で丘の上に差し掛かった所で現場が見えて来た。


まだ、良~く見ないと分からないが、どうやら、


女性達が、悪魔に蹂躙されている様である。


俺達は、行軍を続けて、距離を詰めて行く、



100M位迄近づいた所で、ようやく、悪魔が俺達に気付いた様である。


悪魔は、人間に憑依して、実体化しているそうだが、


こいつらは、もはや、人間以外の何かだった。体長は3Mに届きそうで、


彼方此方から触手の様な物が、ウゾウゾと蠢いていて、女性達を弄んでいた。



悪魔達は俺達を舐めて居る様で、女性達を蹂躙すのを止めようともしない、


酷い有様だ。見ているだけで、気分が悪くなる。



「良し、皆殺しだ。前衛突貫!!」



10M位の位置で攻撃命令を出すと、


サファイヤ、ルビー、ジュエリー、マリー、エメルダ、マリン、ポチ、が


風のように飛び出し、一瞬の内に悪魔を切り刻み、一人一殺すると、此方に戻って来た。


皆も余程、気分が悪かったのだろう、



切り伏せられた悪魔は、瞬時に塵と成り、蹂躙していた女性の上に、


ばさりと落ちた。


其れを見ていた他の悪魔達は、狼狽し逃げ出そうとするが、



「逃がすかよ~!!エクストラヒール!魔力、マシマシ」



女性達の体が、光り出して、煙を上げる。悪魔共は、逃げる間も無く、


塵と成り崩れ落ちた。



俺達は12人の女性を保護すると、傷が残っていないか調べ、


黒いメイド服を着せ、食事を与えて、事情を聴いた。



昨日の昼過ぎに、いきなり悪魔が現れて、


先ず、子供が、真っ先に悪魔に食われたそうだ。其の後に老人が食われた。


そして、男達の、手足を折り、動けない様にすると、男達の見ている前で


女性達を蹂躙し始めたのだそうだ。



目の前で、愛する我が子を食われ、夫が見ている前で蹂躙された人妻、


父や母、恋人の目の前で蹂躙されて行く娘達、


次々と舌を噛み切って行く者が、続出した。


悪魔達は、その様子を見て、白い歯を剥きだして、


大笑いしながら死に行く娘達を蹂躙し続けたそうだ。



悪魔は、人の悪感情を糧にする。


腹が膨れた悪魔達は、男達を生きたままはらわたを引き摺り出して、


食い殺して、残った娘達を蹂躙して行った。



一晩中蹂躙され続けて、拘束が緩んだ時に生き残った娘達は逃げ出した。が、


此の現場で悪魔に捕まって何時間も蹂躙され続けていたと言う、



「聞いているだけで、反吐が出そうだわ~


話をする余地が有るかな~?とも思っていたんだが、此れは、無理だね~


皆殺しにするけど皆、どう思う?」



「皆、だからこその、即時殲滅なのじゃ~ですわ~


なんだよね~なんだぜ~です~どす~な、なんだな~」皆



「ですよね~とりあえず、此の娘達の村で作戦会議しようか?」



「皆 賛成~なのじゃ~ですわ~


だよね~なんだぜ~です~どす~な、なんだな~」皆


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