表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/201

-36話ー原始の森拠点建設、果樹園、桜並木造営


「ア 旦那様、何でも、言いつけて下さい」ア



「其れじゃ~アクアマリン、今夜魚料理にするから、


美味しい魚、色々取って来てくれるかい?」



「ア はい、旦那様、一杯、捕って来ますね、」ア



「今から、対岸に渡って、拠点を作るから、そっちに持って来てくれる?


其れと、ストレージに、アクアマリン用のボックス作ってあるから、


捕れた魚は、種類別に収納してね、



ボックスに、マリンの分のお弁当入れておくから、お昼に成ったら、


休憩して、其の時に食べてね、


後、分からない事が有れば、リリーに相談すると良いよ、頼めるかいリリー」



『リ は~い、マイダーリン、宜しくね~アクアマリンちゃん、』リ



『ア はい、リリー様、宜しくお願いします。』ア



「今夜は、美味しい魚料理、一杯作るからね、マリンも楽しみにしていてね、」



「ア わ、私も良いのですか?」ア



「勿論、」



「ル 美味い、魚、一杯頼むぜ、ちん毛のマリン、俺の名はルビーだぜ、」ル



サファイヤの後ろに隠れている俺の後ろに隠れる、マリン、



「ア は、はい、頑張ります、ルビーお姉様。だから、殺さないでね、」ア



「ル おう、そんな事したら、タカシに嫌われてしまうからな、」ル



「ティ そうなのじゃ、美味しい魚、一杯頼むのじゃ、ちん毛のマリン、


妾は、ティンカーベルなのじゃ~宜しくなのじゃ~」ティ



「ジュ そうですわ~今夜が、楽しみですわ~ちん毛のマリンさん、


私は、ジュエリー宜しくお願いするのですわ~」ジュ



「サ そうだね~美味しい、魚が、楽しみだよね~宜しく頼むよ、


ちん毛のマリン君、ボクは、サファイア、宜しくね~」サ



「ポ ちんげのマリンねえちゃん、おいしいおさかな、いっぱい、たべた~い


ぼく、ポチ~」ポ



「オ ぼ、ボクは、美味しい、さ、魚が楽しみなんだな、


ぼ、ボクは、お、オパールなんだな、ちん毛のマリン、よ、宜しくなんだな、」オ



「エ そうどすな~魚料理やて、焼くか、煮るかしか無いのどす~


生臭いのが、普通なのどすが~どう料理しはるんか、楽しみどすな~


うちは、エメラルド、よろしゅうに、ちん毛のマリンはん、」エ



「エ ちん毛のマリン様。無理はしないで下さいね、私は、エメルダ、


宜しくお願い致します。」エ



「マ あの~其の二つ名は余りにも可愛そうなのでは?」マ



「ル マリ~お前、名前似てるから嫌なんじゃねえのか?」ル



「ん?ちん毛のマリー?・・・・プッ、語呂、合ってんじゃね?」



「マ た、タカシ様、其れは止めて、」マ



「ル そんじゃ~よ~XX毛のマリー?プッ、良いじゃんか~」ル



「マ いや~其れだけは、勘弁して~!


はあ、はあ、はあ、


私は、マリーです、宜しくお願い致します。マリンちゃん、」マ



「マ はい、お姉様達、ちん毛のマリンで構わないので、殺さないでね、


では、旦那様、漁に行って来ます。」マ



アクアマリンは湖に飛び込むと姿を消した。



「じゃあ、湖を渡ろうか?ルビー悪いけど、お願いするね、」



「ル おう、お願いされたぜ、」ル



ルビーは、バッとメイド服を脱ぎ、ミニ赤竜の姿に成ると、ググ~ンと、


体長50M程の大きさに成り、頭を地面に付けて



「ル さあ、乗んな、」ル



「皆 はいです、」皆



俺の両脇を支えて、マリーとエメルダがジャンプして、


ルビーの頭の上に飛び乗った。凄い、


俺は其のまま、ルビーの頭のとげに、しっかりと、しがみついた。



ルビーは、ジャンプすると其のまま、大空に向かって飛び始めた。


上空から、地上を見渡すと、辺りの、地形が良く分った。が、既に俺の腰は抜けている。



「たっか~こっわ~」



10分も掛からずに、対岸に辿り着いた。怖かった~


でも、ちびる程では無かったので、良しとしよう、マリーと、エメルダに降ろして貰うと、


暫く、地べたに座り込んだ、



「ルビー有難う、助かったよ~」



「ル おう、別に大した事じゃあ無いぜ~タカシ~それにしても、


本当に根性無しなのな、」ル



「だって、怖い物は、怖いんだからしょうが無いじゃ無い~」



「ル まっ、良いけどよ、」ル



『リリー』



『リ は~い、マイダーリン、』リ



『家、何処に建ようか~?』



『リ そうスっね~少し高台に成っている所が良いっスね~


あっ、あそこの高台良いんじゃ無いっスか~え~っと~調べて見ると~


此処100年で、あそこ迄、水が行った事は無い様っス~』リ



『へえ~そんな事迄分かるんだ~凄げ~』



『リ 伊達にユグドラシルと繋がっている訳では無いと言う事っス~』リ



『凄げぇな、ユグドラシル、』



湖から、500Ⅿ位の高台に、家を建てる事にした。



『リ ティンカーベルちゃん、緑の大精霊少しお借りするっス~』リ



「ティ おお、分かったのじゃ、頑張るのじゃぞ、緑の大精霊、」ティ



緑の大精霊は、大きく頷くと、タカシの腕の中に大喜びで、飛び込んで来た。


タカシの腕の中で、のの字を書きながら、タカシを見つめて、ポッと赤くなる、



「宜しくお願いするね~緑の大精霊君」



小さな胸をどんと、叩いて答える、緑の大精霊、



『リ ダーリン、緑の大精霊は、


土魔法を使えないダーリンの魔法の触媒に、成ってもらうっス~


パレスの図面は、もう出来上がっているっス~


後は、クリエートガーデンパレスと、唱えて、


魔力を緑の大精霊に流して貰えれば、OKっス~』リ



「OK~じゃあ、クリエートガーデンパレス」



其のまま、緑の大精霊に、魔力を流し込むと、緑の大精霊が、悶えだした。


光輝く緑の大精霊、俺達を中心に魔方陣が、現れて広がって行く、


魔方陣の中で、土砂が、盛り上がったり、下がったり、



何やら、大変なことに成っている。湖の方から、石畳が、高台に伸びてゆき、


階段を作ると、甲子園程の敷地が生まれて、日本庭園やら、庭がきやらが出来て行く、


敷地のほぼ真ん中あたりに、白い大理石の、小さな、宮殿が、現れた。凄い、



此の世界では、とても貴重な、ガラスが、ふんだんに使われている。


正に、白亜の宮殿だ。三階建ての宮殿は、元が、宿屋、何てとても想像出来ない、


全てが、早回しの映像の様に流れて行く、



『リリ~此れ、元宿屋?』



『リ ぺろぺろ~っス~』リ



俺達は、石畳を拠点に向かって、歩いて行った。


敷地内に入ると立派な噴水と庭がきが、出迎えてくれる。ヨーロッパ等で、


良く見る貴族の庭園の様だ。



玄関を、通り過ぎて、裏へ回ると、日本庭園に出た。中には、池が作ってあり、


まだ、魚は居ない様だが、鹿威しが、良い感じを醸し出している。


その向こう側に、露天風呂も見える。



水は、何キロか先に有る、高台の、湖に流れ込んでいる川から、


ローマ水道を作って引いて居るのだと、その、高低差を使って、水圧を確保している。


電気は、ローマ水道に使っている水車から、作っているそうだ。凄ぇな。



水は、人の手が入っていない、川から取って居るのでとても綺麗で、


当然、飲める。人工物については、モンスターによる破壊が心配されるのだが、


モンスター除けの、結界柱、成る物を付けているそうな、



魔石を、動力にした物で、リリー謹製だ。


大概のモンスターは、びびって、入って来ないと言う、



玄関に戻って観音扉のドアを開けて、中へ入ると、広いエントランスホールに出た。


何か、旅館って感じだね、此処で、履き物を脱いで、スリッパに履き替える。


ここらは、日本風だ。下駄を置いていたりする。



その先は、ま~ホテルのロビーだね~広いわ~此れで、カウンターが有れば、


正にホテルだね、リリーの話では、此処が居間なのだそうだ。


2階吹き抜けで、天井が高いわ、2階へ向かう階段が左右対称で、弧を描いている。



居間を過ぎて、廊下に入り、進むと、、左に、宴会場、右が、食堂その奥に厨房が有る。


更に奥へ向かって行くと、大浴場と、露天風呂がある。一階は、ざっとこんなもんだ。


二階、三階が居室に成っていて、俺は、三階なのだそうだ。各居室は十畳以上あり



既に、家具も揃っている。三階の俺の部屋は、三つの部屋から成っていて、


執務室、書斎、寝室だ。むっちゃ広い、ベットもめっちゃ大きい



一通り見学が終わると、皆、居間に集まって、誰が、何処の部屋にするかで、話し合っている。


部屋割が終わると、次に屋敷の管理についてだ。


維持管理は、ティンクが、ブラウニー(家妖精)10人連れて来てくれる事に成った。



警備には、サファイアと、ルビーが配下のエルダードラゴンを一人ずつ連れて来てくれるそうだ。


後、オパールと、エメラルドは、此処に、大使館を置いて、その大使館に拠点を移して、


此処から、キタ、ミナミの、森の管理を行うそうだ。どちらも、腹心のドライアドを、


一人ずつ、常駐させるそうだ。


この後、ママゾンで、桃の苗木と、柿の苗木と、栗の苗木と、


幸水なしの苗木と、リンゴの苗木を各10本、


デラウエアと巨峰の苗木を各5本、


拠点の周りに果樹園を作って植えた。


そして、湖の方角にソメイヨシノの苗木を50本購入して植えたのだった。



「ジュ タカシ様~何を~つくってらっしゃるの~?」ジュ



「ああ、ジュエリー、果樹園と、花見が出来るように、


桜を植えて見たんだけどね~」



「ジュ まぁ~見てみたいですわ~」ジュ



「桃クリ3年、柿8年って言って長い期間が必要なんだよね~」



「ジュ 大丈夫ですわよ~えいっ!」ジュ



ジュエリーの体が輝きだし、


苗木たちは映像の早送りの様にぐんぐんと成長し、


やがて美味しそうな実を付けていき、桜がさきみだれた。



「スゲ~なドライアド! 明日花見でもしようか?」



「ジュ まあ~奇麗な花ですわ~ 楽しみにしております。


花見って何か分からないですけど~」ジュ



この後、屋敷に戻って、夕食の準備に取り掛かる事にした。



『リリ~』



『リ はい何スか~?


今、ママゾンの商品見ていて忙しんスけど~』リ



何やっているんだよAI・・・・・


『寿司カウンターつくれない~?』



『リ ああ、良いっスよ~・・・ホイ出来た。


ドリンクバーの横に置くっス~椅子も、5脚付けて置くっス~』リ



『何時も有難う、リリー助かるよ~』



俺は、白木の、カウンター、ショウケース付き、を綺麗に、拭いて、準備してから、


酢飯をを作って、冷めない様にストレージへ、茶碗蒸しを作って、


熱々のまま、ストレージへ仕舞った。赤だしの準備をしてから、



ママゾンを開いて、今日は、日本酒の、大吟醸を東北産で、見繕ってみた。


冷酒が旨い物、熱燗が旨い物、フルーティーなもの物等だ。


準備が整うと、皆を連れて、ひと風呂浴びてから、出て来ると、



丁度、アクアマリンが、漁を終えて、帰って来た。



「ア だ、旦那様、拠点、もう出来たのですか?」ア



目をきょろきょろさせている。



「お疲れ様マリン、リリーがストレージ内に作ってあったからね~


で漁はどうだった?」



「ア はい、旦那様、一杯獲れました。」ア



「其れは良かった。マリーとエメルダ、悪いけど、マリンを


お風呂に入れて来てあげて、」



「マ、エ は~い、承りました。」マ、エ



『リリー獲って来た魚、どんな感じ?』



『リ は~いっス~マイダーリン、中々良い感じっス~大きな湖なだけあって


種類も豊富っス~キングサーモンに、


鯛に近い物、ブリに近い物、マグロみたいな魚に、


海老に、貝に、カニっスね~皆大きいっス~



水が奇麗だからっスか寄生虫も居なくって、生食もOKな物が多いっス~


早速、魚は、三枚におろして、各部に分けるっス~ホイ出来た。


粗もちゃんと取ってあるっス~』リ



『OK~じゃあ、赤味噌と白出しで作った赤だしからだね~』


白出しは、昆布、鰹節等の魚介類の旨味が凝縮されていて、


出し汁にはすごく便利だ。ストレージから、


粗を取り出して、赤だしの中へ投入、煮えた所で、お椀に注いで、



「ポチ~悪いけど、赤だし皆に配ってくれる~」



「ポ あい~」ポ



ポチは触手を器用に伸ばして、赤だしを皆に配った。



「あっ、こりゃ良いや~じゃあ、ポチ手伝ってくれる~?


食べ乍らでいいからね~」



「ポ あい~」ポ



赤だしは、好評で、皆、無言で、もりもり食べている。


ドラゴン組は骨ごとゴリゴリ食べている凄い、



次は、茶碗蒸しだ、此れも、茶碗事食べてしまいそうな勢いである。


其の後寿司を握った。




「な~にほんの100キロ程ですよ・・・・」


特に日本酒が人気で、魚によく合うと、あっと言う間に、無くなって、


ママゾンで、追加したのだった。



皆のお腹が満たされて、最後に良く冷えた、完熟メロンを出すと、


歓声が上がった事は言うまでも無い。


食事の後は、船盛りを肴に酒盛りタイムだ。


今日も良く働いたので、先に寝ることにした。



「皆~お休み~」



「皆 は~い、お休み~なのじゃ~ですわ~だぜ~です~


な、なんだな~どすえ~」皆



「は~い、おやすみ~」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ