-30話ー 従魔初狩 1
ピピピピピ・・・・
『リ マイダーリン、朝っスよ~』リ
「うぅ・・・ん、お早う、リリー
うう~頭痛いて~今日も、二日酔いだよ~」
『リ そうっスね~昨日も食べて、飲んで、歌って、大騒ぎでしたっスね~』リ
「って事は・・・・、
今朝は、サファイアか~一周しちゃったよ~」
フゥ~、さわ~
頭の上のティンクと其の一味を降ろして、
フゥ~、さわ~なで、なで、
「サ アッハ~ン~」サ
ビクビク、ぱたり。クネ、クネ、クネ~
辺りを見回して、
「はあ~・・・・」
今朝も一人、後片付けをする、俺、
「あっ、リリー」
『リ はい、はい、はい、何っスか~ダ~リン?』リ
「ティンク達の羽根、服着ても、服、破れ無いよね~
何で?」
『リ ああ、其の事っスか~
あの娘達の羽根は、飛行魔法が、具現化した物っス、
妖精達の固有魔法っスね~
ドラゴン娘達もそうっスが、体と羽根の間に服が入っても、
問題ないっス~
大体、あんな小さな羽根で空を飛ぶなんて事は、
物理的に、あり得ないっス~』リ
「そりゃそうか~体長150Ⅿなんて、生物の限界遥かに
越えてるもんね~」
『リ 其の通りっス~あんなの、普通に考えたら、
幾ら、頑丈な鱗に覆われているとは言え、内臓ぐちゃぐちゃっス~
其れも又、固有魔法っス~
ついでに言えば、食事も必要無いっス~
常に、体が魔素を、吸収しているっス~
其の魔素が、生命を維持しているっスよ~
食事は、まあ嗜好品っスね~勿論、消化吸収しているっスけど、
吸収している魔素に比べたら、微々たるもんっス~
納得いったっスか~?』リ
「・・・なるほどね~良く分らん。」
『リ あっ、ダ~リンお願いが、有るんスけど~』リ
「何だい?」
『リ アニメや、ドラマのDVDママゾンで、購入しても、良いっスか~?
眷属達、折角、マップ見れる様に成ったんで、
退屈凌ぎに、時間を決めて、マップに、放映したいんっスけど~』リ
「ああ、良いね~其れ、さすがはリリ~、
俺も見たいし、宜しく、お願いするよ~
お金も有る事だし、狩りも始まって収入も見込めるし、
リリーの裁量で購入してくれて良いよ、ただし、
事後承諾で構わないから、報告だけはしてね、」
『リ 了解っス~楽しみにしていて下さいッス~』リ
「程々にね~」
『リ は~いっス~』リ
片付けを終え、皆の前に、着替えを配って、厨房へ、
昨日皆に、お昼は、お弁当が良いって、頼まれたんだよね~
今日の、弁当のおかずは、焼きじゃけ、卵焼き、たこさんウインナー、に
ロースハム、唐揚げだ。手早く、おかずを作って行き、
弁当へ、ご飯を半分ひいて、醤油で味付けした、鰹節を乗せる、
その上に、又ご飯をひいて、鰹節を乗せたら、出来上がり、
「俺、特製の、猫まんま弁当だ。
皆、良く食べるので、勿論、ドカベンだ。
出来上がった、弁当を、大判のハンカチで包んで、
箸、フォーク、スプーン、を付けて、小ストレージへっと、
後、今日は、コンソメスープに、りんご、マンゴープリンっと、
おやつは300円迄ね~」
弁当を作り終えてから、朝ご飯だ。
今日も、ベーコン、スクランブルエッグ、トーストっと、
ほい、一人5人前出来上がり~
「マリ~エメルダ皆のワゴンに乗せて行ってあげて~」
「マ、エ は~い、」マ、エ
その間に、デザートだな、今日は、特盛バニラアイスに、果物、盛り盛り、
チョコアイスだな、仕上げに、砕いた、アーモンドを振って
はい、出来上がり、冷蔵庫へ、
おっ、俺の分の朝ご飯、マリーとエメルダが、準備して、
テーブルに置いてくれているじゃん、
「さっすが~」
俺が、席に付くと、
「皆 頂きま~す」皆
今日の朝ご飯も美味い、
皆も幸せそうに、パクついて居る。
朝ご飯を、食べ終え、デザートを配ると、
今日も、四大珍獣は物凄い目つきで、食べていた。
マリーと、エメルダは、今日も福笑い、面白百面相大会だ。うん、よしよし、
食事を終えて、各自、好きな飲み物を飲みながら、
店内に流れる、スロージャズと窓の外の風景を楽しみながら、
食休みを取っていた。
「皆~昨日の狩りはどうだった~?」
「サ、ル、ティ、ジュ 大漁なのじゃ~、だよ~、だぜ~、ですわ~、」サ、ル、ティ、ジュ
「じゃあ~外で、成果を見せて貰っても良いですか~?」
「サ、ル、ティ、ジュ いいとも~なのじゃ~、
だよ~、だぜ~、ですわ~」サ、ル、ティ、ジュ
「では~ギルド職員のエメルダ先生に寸評して貰いたいと思いま~す。
エメルダ先生~宜しいでしょうか~?」
「エ は、はい、承りました~では、助手をマリー先生にお願いしたいと
思います。宜しいですか?マリー先生」エ
「マ は、はい、承りました~微力を、尽くしますです」マ
「では、皆、表へ出ましょう~」
「皆 は~い、」皆
「ジュ では~私から参りますわ~せ~の~ドン!」ジュ
小山程の魔獣の死体が現れた。
「エ ひえ~、何此れ、Aランクオークキングが1体、
Bランク、オークジェネラルが3体、Dランク、オークが300体、
Bランク5Mサイクロプスが5体、
Bランク5Mゴーレムが、10体、Aランク、ケルベロスが、6体に、
Aランク、マンティコアが、3体に、
4m越えの、Bランクのバジリスクが、12体、
3m越えの、Bランク、コカトリスが、100体~?
4mを越える、Aランク、グリフォンが、20体、
5m越えのAランク、ミノタウロスを30体、
大物では、10m越えの、Sランク、ヒュドラ、30体~!
8m越えのAランク、ワイバーン50体、ひぃ~小国の国家予算位になります~」エ
「ジュ ヒュドラが増えすぎたので~丁度良かったですわ~
後のは~まあ~行き掛けの~駄賃ですわ~」ジュ
「ティ お~ジュエリー中々やるではないか~今回も、神木釘バットで、
殴り殺したのかの~なのじゃ、」ティ
「ジュ はいそうですわ~ティンカーベル様、」ジュ
「ティ ジュエリーはのう、若い頃、ワンパンのドライアド、撲殺天使って言ってのう、
其れは、其れは、キレッキレじゃったのじゃ~
いつも、締め殺しの蔦で、獲物を、ぐるっぐるに縛り上げて、
動けなくしてから、でっかい、神木釘バットで、撲殺するのじゃ~
妾と二人で、良く、森を荒らす魔獣を、ぶっ殺したのじゃ~」ティ
「ジュ 其れは昔の話ですわよ~ティンカーベル様、
あの頃~ティンカーベル様とタイマン張って~ベヒモス君に
殴り飛ばされて~私~星に成りましたのよ~
今では~別の事に目覚め・・・・もとい、お淑やかに~暮らしておりますのよ~」ジュ
「ティ 懐かしいのじゃ~妾達、白い特攻服着て、ジュエリーが、
ご意見無用、一番星、夜露死苦~じゃったの~」ティ
「ジュ ええ、ティンカーベル様は~ワンパン天使、月と一緒にお仕置きよ~
でしたわね~」ジュ
「ティ そうじゃの~気付いたら、中央大森林、制覇、しておったの~
北部大森林の頭と南部大森林の頭とぶつかって、
妖精大戦争が勃発したのじゃ~」ティ
「ジュ そうですわね~血で血を洗う~大戦争でしたわね~」ジュ
「ティ そうなのじゃ~妾は、ベヒモス君、ミナミの女王が、イフリート、
キタの女王が、フェンリル、ガルガンティアまで持ち出して来おったの~」ティ
「ジュ そうですわね~北大陸の~大森林の8割が焼け野原に成りましたわ~
其れに~南、中央、北、のエルフの三大文明が~壊滅しちゃいましたわね~」ジュ
「ティ そうなのじゃ、フレイヤの奴、怒っての~
バルキュリア達が、討伐に来おったので、中央巨大迷宮
に、逃げ込んだのじゃ~
あいつら、脳筋じゃからのう、一国程の広さの有る、巨大迷宮に入って、
出られなくなって,困っておったのじゃ~」ティ
「ジュ そうですわね~出るのに~百年程掛かっておりましたわね~
バカですから~」ジュ
「ティ そうなのじゃ~あいつら、怒って、其の後、千年程、
入り口の前で、待ち伏せてたのじゃ~妖精相手に、ずっと、プッ、プッ~
精霊達に、見張られているとも知らずに、」ティ
「ティ、ジュ プッ、プッ~ほんと、バカ、なのじゃ~ですわ~」ティ、ジュ
「ティンク、可愛い、女の子が、バカとか、
ぶっ殺すなんて、怖い言葉は、使わない方が、良いよ~」
「ティ う、うん、はい、なのじゃ~」ティ
少し、俯いて、両手を後ろに組んで、少し恥ずかしそうに、
小石を蹴って、はにかんでいる。
少し、可愛いと、思ってしまった。
「ティ ・・・・い、いかん、思い出したのじゃ~た、
タカシ、頼みが有るのじゃ~」ティ
「うん?なあに?」
「ティ ミナミとキタのピクシークイーンなのじゃが、
妾に名前が付いたと知ったら必ず、自分らにも名前を付けろと
言って来るに違いないのじゃ~
来たらで、良いのじゃが、名前を付けてやっては貰えぬか?」ティ
「うん、良いよ~」
「ティ 流石、タカシなのじゃ~理由も聞かずに一発OK
だから、タカシが好きなのじゃ~愛して居るのじゃ~
無茶苦茶にして欲しいのじゃ~」ティ
「あ、其れは、大きさが違うので、無理です。」
「ジュ そうですわね~付けないと~起こってしまいますね~
第2次妖精大戦争が~人間界を巻き込んで~
あら、あら、まあ、まあ、ティンカーベル様~マップを見ますと~
南と北の国境線に~ガルガンティアと~イフリートが~居りますわ~」ジュ
「ティ 此れは、何処かで、待ち伏せしておるのじゃ~」ティ
「・・・・人間界を巻き込んでって・・・・
まあ、良いんじゃね、名前付ける訳だし、」
「皆 ですよね~」皆
ストレージに獲物倉庫をランク別に用意して、
ジュエリーの獲物をしまった。
「ティ 次は、妾の番なのじゃ、」ティ
森の木が、後ろに下がった。
甲子園球場程の広さの広場が、甲子園球場が、10個位入る、広さに変った。
????
「ティ せ~の~ドカ~ンなのじゃ~」ティ
「エ ・・・・・・私にどうしろと?」エ
広場に山が出来てしまった。
エメルダの、声が、平らな物に成ってしまった。
「エ Bランクゴブリンキング、5体。
Aランク、オークキング、1体。Bランク、オークジェネラル5体。
Dランク、オーク、500体。
SSランク、15m越え、アイアンゴーレム20体。
SSランク、15m越え、ゴールドゴーレム、3体。
神話クラス、20m越え、ミスリルゴーレム5体。
神話クラス、25m越え、オリハルコンゴーレム1体。
神話クラス、100m越え、ナーガ、5体。
神話クラス、40m越え、邪竜、3体。
SSランク20m越え、ヒュドラ、6体。
Sランク、4m越え、オパールアゲハの蛹、500体。
Sランク、4m越え、トパーズアゲハの蛹、200体。
Cランク、4m越え、ビッグクラブ、1000体。
Ⅾランク、ポーション草、1トン
Cランク、5m越え、キング、すっぽん、1000体。
Dランク、知恵の果実、1トン。
古代文明のお宝、一山。
って、金額に出来るか~いっ!」エ
「マ ・・・・・・」マ
しゅ~~マリー、終始無言、
「ジュ ティンカーベル様、妖精軍団を、使いましたわね~
其れも私用で、いけませんわよ~」ジュ
「ティ 何を言うのじゃ~妾の軍団なのじゃから、必要に成ったら、
使うのは、当たり前なのじゃ~
其れと、ベヒモス君を使ったのじゃ~
皆、ぶん殴って、殺したから、痛みは、少ないのじゃ~」ティ
「うん、うん、ティンク、良く頑張ったね~
良い娘、良い娘~」
ティンクの頭を撫ぜると、
「ティ え、えへへへへ~なのじゃ」ティ
「ジュ 本当に、タカシ様は、ポチちゃんと、ティンカーベル様、には、
甘いんですから、ぷんすかぷん、ですわ~」ジュ