-28話ー 赤き神竜のルビー
俺は、小、中、の時好きだった、女の子、勿論、初恋の女の子だ。
俺は、気も小さく、当然、恋心を伝える事無く、終わってしまった。初恋・・・・
その少女と今、手を繋いで、あの懐かしい、小学校の校庭で、
二人きりで、オクラホマミキサーを踊つている。
俺は、口から心臓が飛び出しそうな位、ドキドキしている。
が、夢を見ている位、楽しい、嬉しい、恥ずかしい、まるで、宙に浮いている様だ。
夢見る様な、幸せな時間、少女は、楽しそうに、くるくると、笑っている。
どの位経ったのだろうか、不意に、少女の足が縺れて、
倒れてしまう、俺は、少女を庇う形で、抱き寄せて、転がった。
少女の体が、俺の体に、密着している。
・・・とても柔らかい・・・見つめ合う二人、やがて、少女は、瞼を閉じた。
俺の唇に重なる、少女の柔らかい唇。
縺れ合う二人、俺の宿願が成就した瞬間だ。
俺は、少女を貪る。何度も、何度も、・・・・・俺の脳天を、快感が、貫いて行く、
「う・・・ん、何故オクラホマミキサー?って・・・・此処どこ?」
俺は、マリーの膝枕で、目覚めた。エメルダが、濡れタオルで
介抱してくれている。
「ティ おお~タカシが気付いたのじゃ~」ティ
「マリー、エメルダ、有難う」
「マ、エ い、いえ、今日も、とっても、良かったです」マ、エ
もじもじしながら、答える二人、
気を失っている間に、何かされてる~?俺~
「ア すげ~な、お前、さすがの俺様もたじたじだぜ~」ア
「サ 今日も、とても、良かったよ、タカシ君、今度は、二人きりでね、」サ
「ジュ そうですわ~私も今度は、タカシ様と二人きりで、縛って貰って、
あんなことや、こんなことをして頂きたいですわ~」ジュ
「ティ そうなのじゃ~タカシは凄いのじゃ~今度は、妾達、5人で
乱交なのじゃ~」ティ
うん、うん、頷く精霊カルテット、って、俺、何されてるの~?
皆、もじもじしてるし~肌つやつやだし~
「マジ、勘弁してください!」
「皆 無理、もう我慢出来ないぜ~、出来ないのじゃ~、出来ないよ~、出来ませんわ~、
出来ないです~」皆
「其の事は、いずれ又日を改めて、皆~今日は、何飲む~?」
「皆 フルーツ牛乳で~」皆
「ア じゃあ、俺も、」ア
俺は人数分、フルーツ牛乳を、栓を外して、配り俺とポチは、
コーヒー牛乳だ。いくら配ってもフルーツ牛乳は、無くならない、
「魔法って、不思議だね~、じゃあ、何時も道理、せ~の~で、」
12人一気にフルーツ牛乳とコーヒー牛乳を飲み干すと、
「皆 く~っ、美味い、美味しい~、美味いのじゃ~、美味しいね~、
美味しいですわ~、美味いぜ~」皆
はい、見事にユニゾン決まりました~
着替えを済ませてって、
「はい、其処、赤い髪の女の子と、妖精達、パンツを被って
走り回らない、転んじゃうよ~ちゃんと、履こうね、下、丸見えだし、
はい、其処、ブラジャーを顔に巻かない、
前が見えないでしょ~おっぱい丸見えだし、胸に付けようね~」
「皆 は~い」皆
今度こそ、着替えを終え、食堂を通って表へ、
「おっ、雨が上がってるね~」
空も明るくなって来ている。
『リ マイダーリン、此れなら、明日出発、出来そうっス~』リ
『そうだね~良い感じだね~』
俺は、バーベキュウコンロに炭を足して、団扇で扇ぎながら、
炭を、いこらせて、付属の鉄板を2枚置いて、
熱くなる迄の間に、お好み焼きの、種を作った。
長芋と空気を入れる感じで混ぜるのが、コツだね、
鉄板が、熱く成ったら、油を引いて、作った種を乗せて行く、
厚みを持たせて、焼いて行く、焼いている間に、
「皆~今の内に各自、好きな、飲み物を用意してね~
ビールによく合うからね~」
「皆 は~い」皆
一枚の鉄板で、4枚のお好み焼きを焼けるので、鉄板2枚で、
一気に、8枚のお好み焼きが、焼ける。
下側が焼けるまでに、上に豚バラを乗せて、
下側が焼けたら、コテを二つ使って、ひっくり返して、更に焼く、
豚バラが、ジュ~ジュ~と焼けて、香ばしい匂いがして来たら、
お好みソース、辛子マヨネーズ、削り粉、青のり、
真ん中に紅生姜を乗せて出来上がり、
今回も、此れを5回繰り返したと言う事には、触れずに置こう、
「ティ タカシ~美味いのじゃ~びーるに最高に合うのじゃ~
妾を花嫁にして欲しいのじゃ~愛しているのじゃ~
無茶苦茶にして欲しいのじゃ~」ティ
精霊カルテットも胸の上に手を組んで、うん、うん、頷いている。
「サイズが違うので無理です」
「サ タカシく~ん愛しているよ~ボクを花嫁にしておくれ~、
そして、ボクの初めてを貰っておくれ~」サ
「既に可愛い娘が、二人居るので、無理です。」
「マ、エ あら、まあ~ポッ」マ、エ
「ジュ タカシ様~私を縛って、吊るして、蝋燭を垂らして、
極上の時間を一緒に過ごしましょう」ジュ
「住んでる世界が違うので、無理です、」
「ア お前、タカシって言うのか?」ア
「はい、私は、新米冒険者でヤマダタカシと申します。」
「ア おう、俺は、赤き神竜だ。宜しくな、所でお前、俺の嫁に成れ、」ア
「ロリコンでは無いので無理です。皆~お腹は膨れたかい~」
「皆 は~い」皆
「ア って、何か俺の扱い雑じゃね?」ア
「皆 だって、ね~」皆
「キャラ被ってるし~」
「サ そうだよ~ボクがいる時点で、世界最強の
パーティーだしね~」サ
「ティ 赤いのが入ったら、おーばーきるになってしまうのじゃ~」ティ
「ジュ おっぱいもペッタンコですわ~」ジュ
「ア ペッタンコで悪かったな~え~ん、なら、こうしてやる~」ア
『リ ダーリン、とっても悲しいお知らせっス~
ペッタ・・・赤き神竜の娘が従魔に成ったっス~』リ
「ア はははははははは~参ったか~」ア
「此れで良いのかね~?」
『リ さあ?良いんじゃないっスか~』リ
「と言う訳で~従魔が一人、増えちゃいました~」
此の後、俺は、デザートを作りに、厨房へ、
「今日は、そうだね~クレープを作ろうかね~冷蔵庫には、
チョコソース、砂糖、ホイップクリーム、バナナ、はちみつ、アイスクリーム、
があるっと、」
ママゾンで、クレープ用の、機材一式購入、
丸い鉄板に火を通している間に、
強力粉、砂糖、塩、牛乳、卵、溶かしバターを使って、
クレープの種を作った。牛乳を少しずつ加えながら、混ぜるのが、コツだ。
バターを鉄板に引いて、付属のへらで、コンパスの様に円を描くように、
薄く伸ばしていく、俺の、料理スキル、レベル10は、伊達では無い、
軽やかに、クレープ生地を作って行く。
生地が出来たら、バナナを薄く切って行き、
生地に、チョコソースを引いて、バナナを並べて、ホイップクリームっと、
後は、畳んで、チョコバナナの出来上がりっと、
其れを人数分、繰り替えして、其の後、ヨーグルトバナナと、
チョコアイスを作った。ほぼ、甘味の無い此の世界で、デザートは無敵だ。
皆、口の周りを、チョコだらけにし乍ら、泣きながら食べている。
「女の子だね~皆~俺達、明日出発するけど~ご飯や、
お酒、デザートは美味しかったか~い?」
「皆 は~い」皆
「この食材には、お金が掛かって居るので、その内
材料が、買えなくなりま~す」
「皆 ぶう~ぶう~」皆
「其処で、提案で~す、俺達は冒険者なので~狩りをしたいと
思いま~す。行ってくれる人~?」
「サ は~い、先生~」サ
「はい、サファイアちゃん~」
「サ 先生とマリー&エメルダちゃんは、まだ、弱いので、旅を
続けるのが良いと思いま~す」サ
「はい、先生は、根性無しなので、そうしま~す。
後、用心棒にポチを連れて行きま~す」
「皆 は~い」皆
「ジュ は~い、先生~」ジュ
「はい、ジュエリーちゃん、」
「ジュ 私達、離れてしまうと、迷子に成るのでは?」ジュ
「皆には、先生の能力の一部が使えるので、大丈夫で~す。
マップで、仲間の位置や、獲物の位置、現在位置、天気も分かりま~す。
後~インベントリ(無限収納庫)の中に、皆の、個人用ボックスを作って有るので、
生き物以外は、大抵入っちゃいます。中には、時間も流れて居ないので、
保存状態もばっちりで~す。正にチートで~す。
後、念話で何処にいても、連絡がとれま~す」
「皆 其れって、ストレージ(無限収納庫)じゃね?」皆
「そうとも言いま~す」
「皆 いや、いや、いや、其れ、神器だから~」皆
「ア は~い、先生~」ア
「はい、ペッタ・・・赤い髪の女の子ちゃん、」
「ア うん?・・・俺達超~強ぇ~から、各自単独行動が良いと思いま~す。」ア
「はい、その方が、効率が良さそうですね~」
「ティ は~い、先生~なのじゃ~」ティ
「はい、ティンクちゃん~」
「ティ 任せるのじゃ~妾達は頑張るのじゃ~
一杯獲物を持って帰って来るのじゃ~
先生と旅をするのが、楽しみなのじゃ~愛して居るのじゃ~
無茶苦茶にして欲しいのじゃ~」ティ
「はい、楽しみにして居ますね~後、サイズが違うので、無理、ですね~
明日は、お弁当の用意をしますので、楽しみに、して居て下さいね~
其れと~豪華な夕食を用意して置くので、
獲れても獲れなくても、暗くなる前に返って来て下さいね~
其れに~獲物は、出来るだけ、損傷を少なくして下さいね~買い叩かれますので~
人口頭脳のリリーちゃんに狩りの様子を見ていて貰うので、
狩りが、上手く行かなくても、次に繋げられる様にしたいと思いま~す。」
良いですか、リリーちゃん、
『リ はい、ダー・・・先生~了解っス~』リ
「はい、其れでは、前祝いと言う事で、パ~っと行きましょう~」
「皆 は~い」皆
此の後ママゾンで、酒の当てを昨日と同じだけ、購入して、
酒盛りを始めた。
「ア よう、タ~カ~シ~俺にも名~前~付けて~くれ~よ~ヒック、」ア
「ん、良いよ~え~っと、君は確か、おっきなドラゴンだから~ヒック、
ブタゴ・・・」
「ア 踏むよ」ア
「ふむ、燃える様な,赤い髪と、透き通った赤い瞳・・・宝石の様な赤い瞳、
まるで、ルビーの様な・・・・」
「ア え、えへへへへ~」ア
「どら・・・」
<ぐしゃ~!>
「踏まないでよ~もう~土にめり込んじゃったじゃ無い~
其れじゃ~君の名前は、ルビーね~」
又、俺の体から、大量の魔力が、どば~っと溢れ出してルビーへ流れて行く。
輝きだすルビー、失われて行くのと同じだけの魔力が、俺に流れ込む、
昨日サファイアに名前を付けた時に、魔力を通す、大きな道が出来たのだろう、
今日は、目を回さずに済んだ。
此の後、俺達は、大いに食べて、飲んで、歌って、笑って盛り上がって行った。