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ー198話ー ガイア帝国  2


「師 ああそうじゃ、オリオン陛下、港の外に飛空艇を入国許可が出る迄、


待機させて居るのじゃが此方に呼んでも構わぬかのう、」師



「ガ 其れに付いては私がお答えいたしましょう。


入国管理官を一人乗船させますので、その者に道案内をさせましょう。


オリオン皇帝陛下構いませぬか?」ガ



「オ うむ、其れで構わぬ。何処に停泊するのじゃ?」オ



「ガ はい、市民とトラブルが有ってはいけませんので、


宮廷内の飛空艇停泊場にて、待機して頂きましょう。」ガ



「オ うむ、其れで構わぬか?アンジュ陛下よ、」オ



「師 うむ、構わぬよオリオン陛下」師



「ガ はい其れでは入国管理官に念話で伝えますので、


アンジュ陛下も飛空艇に受け入れ態勢を取って頂けますか?」ガ



「師 うむ良いじゃろう、モモよ、カンシンに連絡を頼むのじゃ、」師



「は~い、了解しました。」


『カンシ~ン聞いて居た~』



『カ はい聞いて居りました。』カ



『んじゃ、宜しくお願いするね~』



『カ ハッ!』カ



「ちっぱい師匠~受け入れ態勢出来ましたよ~」



「師 ちっぱくないよ~、うむご苦労なのじゃ。


暫く時間が掛かりそうじゃのう、


モモよ、お茶とお茶菓子を頼むのじゃ、


エレンを連れて来て居らぬのでの~」師



「は~い、了解しました~」



モモタロウは、お茶のセットを出すと、


会議に出席して居る全員に配って行った。



「オ 此れは何とも美味いな、お茶もそうだが、


此のお茶菓子と言うのは何だ?


滅茶苦茶美味いのだが」オ



「ガ そうですな陛下、帝国には無い物ですな、


器が又良い、 白く、薄く上品な絵付け、素晴らしいですな、」



「高官 うんうん、」高官



「んじゃ陛下に紅茶セットプレゼント、はいどうぞ。」



「オ なに、呉れるのか?有難い。


お礼に姫をやろう、一杯居るからな、何人欲しい?全部?


妃も付けるぞぃ」オ



「いえ、もうお腹一杯なので、要りません。」



「ガ 良いな~陛下」ガ



「んじゃあ、宰相さんにも、はい。」



「ガ えっ、呉れるの有難い。


うちの娘、悪役令嬢だけどあげるよ~何人欲しい?全部?嫁付きで~如何?」ガ



「悪役令嬢ももうお腹一杯です。要りません。」



「高官 良いな~ガマグッチ公爵様~」高官



結局会議に参加した高官たち全員に配った。



「オ 所でアンジュ陛下よ、宴の準備をして居るのじゃが、


お恥ずかしいのじゃが、如何せん魔獣の肉しか無いのでのう、


精一杯の食事の用意をして居るので、参ろうか。」オ



「師 其れじゃがオリオン陛下、此のモモタロウは料理の天才じゃ、


モモタロウの料理を食べて見たくは無いかえ?」師



「オ、ガ、高官 食べたいで~すっ!!」オ、ガ、高官



「師 如何じゃモモタロウよ、料理してはくれぬか?」師



「良いですよ~ちっぱい師匠、船に機材が有るので、


皆さんをエレン号に招待しましょうか?」



「師 ちっぱくないよ~うむ、良いじゃろう。


如何じゃオリオン陛下、エレン号には自慢の展望レストランが有るのじゃ、


夜景を見ながら、美味しいモモタロウの料理を食べてみんか?」



「オ、ガ、高官 食べた~い!!レストランって何か分からないけど~」オ、ガ、高官



「師 決まりじゃなモモよ頼むのじゃ」師




「ちっぱい師匠了解しました~『カンシン~すき焼きの準備宜しく~』」



『カ はっ、承りました~』カ



お茶をお代わりして、歓談していると、



『カ ご主人様到着致しました。』カ



『は~い、ご苦労様~』



「ちっぱい師匠~飛空艇が、到着しましたよ~」



「師 うむご苦労なのじゃ、オリオン陛下飛空艇が到着した様じゃ。」師



「オ うむ、其れでは参るとするかの、」オ



一行は飛空艇停泊場に向かうのであった。



「オ ほう此れは大きいのう」オ



「はいオリオン陛下、全長は船部分は100M有ります。


気球部分は200Mに成ります。」



「オ 我が帝国にもこれ程大きい物はないのう、


我の乗艦でも全長は50Mじゃのう~」オ



「高官 カッコ良いな~欲しいな~」高官



「ガ 何を言って居る、お前達大貴族も飛空艇を所有して居るでは無いか、」



「高官 だって~こんなに大きくないもん、船体で25Mですよ~


おまけに、木だし古いし~遅いし~」高官



「ガ ないもんじゃね~飛空艇がどれ程貴重なもんか分って居るのか~


古代エルフ文明の最高の魔導技術なのだぞ!


しかも最早失われた技術であり、新たに作る事も出来ないのじゃ、


その恩恵に授かって居ると言うのに、何を言って居るのじゃ!」ガ



「高官 ガマグッチ公爵様御免なさ~い。」高官



一行は乗船すると展望レストランに案内されて、


お茶をしていた。



「モモタロ様で御座いますか、わたくし入国管理官の


モンロウ子爵家のマリリンと申しますわ。


聞けば此の見事なクルーズ船もとい飛空艇はモモタロウ様の持ち船との事、


わたくしと結婚して頂けないですか?


密入国し放題ですよ。


わたくし此れでも、此の帝国のセッ〇スシンボルですのよ。」



「エ モモちゃんはイ〇ポですのよ」エ



「マ え~っ 役立たずでは有りませんか~」マ



「ぐはっ!」



血を吐くモモタロウだった。



「高官 モモタロウ様は此の船の持ち主なのですね、


わたくしは財務官僚のチン伯爵家のアグネスと申しますわ、


25歳独身ですの、結婚して下さいませ、


此の際立たなくても構いませんわ。


如何です?横領し放題ですよ、どれ位?全部?」



「お金は有るから結構です。」



此処でもモモタロウはモテモテであった。



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