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ー187話ー 帝都屋敷 帰宅


カニ漁2日目、


朝ご飯にドラゴンのカツサンドを食べてから、


高級クラブを狩り尽くした海域を、20キロ程移動して、


又別の、高級クラブのコロニーを発見して、


本日の高級クラブの漁場とした。



「じゃあ、今日もゴブリンの、撒き餌と寄せ餌で、


波打ち際までおびき出しますか~」



「皆 は~いっ!今日もカニが食べたいで~すっ!」皆



モモタロウは


今日も魔石を抜いたゴブリンの死体を100体程、


コロニーの上にばら撒くと、


コロニーが騒めくのを待って、


高級クラブを波打ち際まで誘導して行った。


高級クラブを、波打ち際まで誘い出すと、


女神ーズが高級クラブを絞める。


絞めた高級クラブをモモタロウが、


ストレージに回収して行った。


午前中には


コロニーの高級クラブの漁は完了して居た。



「今日も一杯狩れたね~大漁、大漁!」



「皆 バンザ~イ、バンザ~イ!」皆



昼ご飯に数種類のピザを食べ、


デザートのバケツプリンを食べ乍ら、



「皆~今日の漁は終わったし~


昨日カニも大量に茹でて有るので~


午後は自由時間としま~すっ!


海岸で遊ぶのも、艦内で過ごすのも自由ですが、


危険な魔獣も居りますので、


余り遠くには、行かないようにしましょう~


6時に此処に集合して下さ~い、以上~解散!」



「皆 は~いっ!」皆



モモタロウは、波打ち際で20セット程、


ボンボンベットとパラソルを出して、


其の一つに寝転がると、寛ぎ出した。


モモタロウの横にはエレンと、


ちっぱい師匠が寛いで居る。


其の周りを、パパさん、ママさん、


エレンの姉のズロースさん、


護衛のカンウとチョウヒ、


学長に、ちっぱい師匠の護衛のワンレンさんと、


竜騎士の騎士さん、頭の上には無敵のポチ、


足元にはぺス、が寛いで居る。


カンシンは艦内で、警戒監視に当たって居る、


コウメイは海岸で、皆の警戒監視をしてくれて居る、


メイド達は交代で、


モモタロウ達の世話をしてくれて居る。


女神~ズプラス1は、投げ釣りセットを1つ足して、


投げ釣りを楽しんで居る、


警戒に関してはマップで、


リリーが監視して居るので、


危険な地域だが完ぺきと言って良いだろう、


其れとは別にモモタロウは全員に、


防御結界も張っている。



「ちっぱい師匠~高級クラブも沢山狩れたし、


明日位に、帝都に帰るとしますか?」



「ちっちゃくないよ!


そうじゃの~そろそろ春休みも残す所、


僅かじゃしな~明日帰るか~」



「「「は~いっ!」」」



「モモちゃん新婚旅行楽しかったですわ、」



「何を言って居る、夏休みに成れば、


北大陸から初めてと成る、


大洋を超えた暗黒大陸への交易の為の、


大冒険が待って居るのじゃ、」



「そうですわね、今が4月後半ですから、5,6月、


7月から夏休みですわ、2ヶ月と少しですわね、」



「学習期間少ね~」



「うむ、余り詰め込むのも良くないのじゃろう~」



「ゆとり教育かよ~!」



「いや、単純に、


学習期間を延ばしたいだけじゃろう?」



「学費返せ~!」



「モモよ、金持ちなのじゃから、


セコイ事を申すな、けつの穴が小さいのじゃ!」



「ごめんなさい」



「うむ、分かれば良いのじゃ」



「土、日はコンロン領の開拓もしなければですわ、」



「そうだったね~地域住民を集めて、


農地開拓説明会なんかもしなけりゃだし、


研修が終わったら社員の配置も考えないとね~」



「やる事盛りだくさんですわ~」



「うん?パパさんママさん以外で、


何かイチャイチャして居る


カップルが居るんですけど~?」



「ああ、この間結婚して、


新婚旅行に帝都の屋敷に来ていた、


ガーターお姉様と、キャミ―お姉様夫妻ですわ、


其れはもう、アツアツですわ~」



「ああ~!あったね~思い出したわ、


ガーターベルトさんと、キャミソールさんだったね~


目立たないな~すっかり忘れてたよ~」



「はい、姉妹の中でも影が薄いのですわ~


ローズお姉様と、パンテお姉様の


キャラが濃すぎると言うのも有るのですわ~」



「いやいや、エレンも負けてないよ~


大概キャラが濃いよ~」



こんな、ゆる~い会話をし乍ら、


午後の時間が過ぎて行くのであった。


今日も、ドラゴンレンジャ~は


楽しそうに波打ち際を走って居た。


夜は昨日の続きでの、カニ尽くしであった。


カニの甲羅で、日本酒を温めて飲み、


其のまま宴会へと突入して行くのであった。


翌朝、モモタロウ一行は


一路帝都に向かって、飛び立つのであった。



「いや~帰って来たね~久しぶりの屋敷だわ~」



「そうですわね~


やっぱり自分の家は落ち着きますわね~」



「そうですわね~


何か帰って来たって言う感じですわね~」



モモタロウ達は、


帝都のモモタロウ屋敷に帰って来て居た。



「えっと~


ローズお姉様は


スタンダール領の屋敷が有りますわよね~」



「此処は別宅の様な物ですわ、


凄く落ち着きますの、お風呂も広いし~


ご飯も美味しいし、もう、離れられないですわ~」



「何かローズお姉様が


私くしの様に成って居りますわ~


でも宜しいのですか?スタンダール領には


お子様がいらっしゃるのでしょう?」



「はい、コルセはお母様が


面倒を見て下さっていますの、


其れはもう、可愛がっていただいて居りますのよ、


時々目に入れようとして居る位ですわ、」



「いやいや、入らないから、


どんなビックリ人間だよ!って、帰って来た所で、


皆集まって居るんだったわ~


え~っと~皆~お疲れ様~


今日、明日はゆくりしましょう~では、解散!」



「皆 は~いっ!お疲れ様でした~」皆



「「リバイアサン、お風呂に入りましょう~


旅の埃を洗い流しましょうか~」」



「良いですね~行きましょう」



「「メイドさんお風呂の準備して貰えないかしら?」」



「はい、両女神様、リバイアサン様、


早速準備致しますので、少しお待ち下さいね、


お風呂での晩酌は如何致しましょうか?」



「「「晩酌はお風呂での


最高の楽しみなのでお願いしますね、」」」



「承知致しました、


早速準備に取り掛からせて頂きますね、」



「「「宜しくね、メイドさん」」」



数人のメイドが走り去って行く、


獣人メイドにとって、


力の象徴である、神竜の言葉は絶対なのである。


更に旅先で加わった


リバイアサンも神に匹敵する信仰対象であった。


其の三柱に、お願いされたのだ、


獣人にとって、此れ程名誉な事は無いのである。


全身全霊を持って、動く訳である。


ぺス(フェンリル)


が皆に甘やかされて居る訳でも有るのだが、


其のぺスは最近加わったポチの子分と成って居た。


ポチは、モモタロウの頭から絶対に離れないのだ、


モモタロウがトイレの時も離れて呉れない、


其れは偶々ポチが離れて居た時に起こった、


デレたルビーにモモタロウが吹っ飛ばされて、


海竜に食べられてしまった。


ポチは其の時の恐怖を忘れられない。


ポチは只、泣き乍ら、


何ヶ月もモモタロウの魔力の残滓を追って、


探し続けたのだった。


愛する此の世にたった一人の主人を、


見付けた時嬉しさは、例えようも無かった。


もし、モモタロウが


ポチは要らないと言うのであれば、


自分は消えて無くなろうとさえ考えて居たのだ。


しかし、ご主人様はポチを抱きしめてくれた。


前のままの優しいご主人様だった。


ご主人様は攻撃力は無いが、決して弱くは無いのだが、


皆の力が強すぎるので、怯えて居る。其れが分かった。


なら、ポチはご主人様を守るのが使命だが、


なるべく、目立たない様にしよう、


ご主人様を怖がらせない様にしようと、


心に決めたのだった。


今日もポチはなるべく目立たない様に


モモタロウの頭に張り付くのだった。



モモタロウが屋敷に帰った翌日、


モモタロウとエレンは学院に来ていた。


医療班のモモタロウは、


帝都に戻ったら、取り敢えず一度学院の保健室に


立ち寄る様に言われて居る。


春休みの間で有っても、


クラブ活動で怪我をする者が居る為だ。


クラブ活動と言っても、


体力や精神を鍛える為の物では無く、


敵対する者を殺すための練習で有り、過酷な物だ、


魔法部門で有ってもそれは変わらない、


常に大怪我の危険が付きまとう、


何時行っても保健室には


怪我人が寝かされて居るのだ、


命に別状が無くても


早く治療してあげなければならない、


其れは、学院には苦学生が多く、


バイトしないと食べて行けない生徒が多数在籍している。


殆どが、貴族の子弟では有るが、


お金持ちの貴族はあまり多くは居ない、


広大な領地を持つ上級貴族位なのだ。


広大な領地を持って居ても、


スタンダール辺境伯領の様な


貧乏貴族も存在するのだ。


前もって入学金に付いては分かって居るので、


何とか捻出しては呉れるが、


後は自分で頑張れと言う親は結構多いのだ。


家族が多い為に優秀だからと言って、


一人だけにお金をつぎ込む事が出来ない事も多い、


其の為に何とか学費を稼ぎだして、


卒業をしたい、帝国最高の教育機関の卒業生で有れば、


就職しやすく成る為、皆必死に成る訳だ。


上位で、卒業出来たなら、公職に就く事も可能だ、


エリート街道を歩く事が出来るのだ。


其の為にも必死にアルバイトをし乍ら学費を稼ぐのだ。


学費を払えなければ退学に成ってしまう。


怪我で、


保健室に入院している場合では無いのである。


学院の保健室に来たモモタロウと、エレンは、



「「アカシヤ先生~モモタロウです~


(エレンですわ~)入りますよ~」」



保健室に入るとアカシヤ先生は、


四つん這いに成り尻を突き出して、プシュ~~と、


体から湯気を出して居た。



「アカシヤ先生~生きてます~?」



「お腹減ったお腹減ったお腹減った。モモちゃん~


おっぱい揉ませてあげるから~何か食べさせて~」



「おっぱいなら、


私くしが幾らでも揉ませて差し上げますわ~」



「はいはい、おっぱいは兎も角、


唐揚げ弁当が有るので、おあがりよ!」



「がつがつ!うんめ~うんめ~メェ~~!!」



ポロポロと、大粒の涙を流し乍ら、


唐揚げ弁当を頬張るアカシヤ先生、



「又ご飯食べれて居ないのですか~?ですわ~」



「先週、攻撃魔法クラブが他校との、


練習試合が有ったの~剣や、槍と違って、


木剣や何かは、魔法には無いでしょ?がつがつ、


しかも実戦形式で、


両校とも重傷者が続出してしまったのよ、


死者は出なかった物の、火属性の魔法が多くて、


全身に大火傷を負った生徒が続出して居るの、


お陰で、実戦形式での練習や試合は禁止に成ったけれど、


がつがつ、うちは、モモちゃんが帰って来たら、


ほぼ全員回復させられるけれど、


相手校の方はそうは行かない様で、


うちが面倒を見る様に成ったのだけれど、


20人の怪我人の面倒って、地獄よね?


生徒達にはちゃんと弁当が支給されるのだけれど、


職員は自腹なの~がつがつ、


私もう3日、何も食べて無くて~


怪我人の治療と~下の世話まで一人でして居たの~


死ぬかと思ったわ~がつがつ、」



「突っ込み処は沢山あるけど、


取り敢えず治療しましょう~」



モモタロウは病室に行くと、


ベットに寝かされている生徒の他に、


床に筵を引いて寝かされている生徒が一杯居た。



皆、痛い痛いと泣き乍ら、唸って居る。


女子ばかりだ。モモタロウは病室の真ん中へ行くと、



「エリアヒ~ル!」



と唱えると、病室が淡く光りだし、


怪我をしている生徒達が光りだした。


光が収まると、



「痛くない、痛くないよ~」



「あ~水膨れが無く成って居るわ~」



「燃えた髪の毛が~戻って居るわ~」



女子達はがばっと起き上がると、



「女子 バイトに行かなくちゃ~!」女子



「はい、しっかりバイトしておいで~」



「女子 モモ様~有難う~


今度、今履いている1週間履きっぱなしの


パンツ持って来るね~」女子



「要らね~よッ!」



20人の女子達が保健室から、


元気に飛び出して行った。



「モモちゃん助かったわ~


私の1週間履きっぱなしのパンツ居る?」



「だから、要らね~よ!


まるきりバナナ食べます?」



「頂きます!」



「じゃあ、俺達行きますね、」



「モモちゃん!」



「はい、何?」



「今夜お屋敷に行っても良い?」



「何ですの~通いの恋人みたいな発言は~?」



「だってだって~美味しいご飯食べたい~!


広いお風呂に入りたい~!」



「ああ、其れなら構いませんよ~どうせ、


マドカ先生や学院長も居座って居ますしね~」



「ですよね~ですわ~」



「私もモモちゃんの屋敷に居座りたいの~


でも、此の学院の保健医忙しくって~


居座れないのよ~だからねっ、」



「「だから?」」



「お嫁に貰ってくれたら、寿退社出来るんですけど~


モモちゃん食べさせて~」



「食べさせるんかい!」



「食べて~じゃあ無いんですのね~」



「だって、あんな美味しいご飯、作れないもの~」



モモタロウと、エレンは、


今夜ご飯を食べに来ると言う、


アカシヤ先生に了解を告げると、


保健室を後にして、屋敷に戻るのだった。



此の後、1日ダラダラと過ごして、


翌日は、冒険者ギルドへ行って、


此処でも怪我人を治療して行くのだった。


此の日から、又、カンウ、チョウヒによる、


新人達や、新しく仲間に成った元冒険者の奴隷商、


マーガレットやサクラも修行を再開するのだった。


手の空いたメイド達や、警備は、


バイクで遊んで・・・練習に励んで居るのだった。



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