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ー173話ー 特急ダンジョン 其の後

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。



此処ローソン侯爵領のモモタロウ屋敷では、


ローソン侯爵一家も交えて特急ダンジョンの攻略成功


パーティーを開催して3日目を迎えて居た。


成果はゴブリンの魔石、無茶苦茶一杯、


オークの魔石、何かもう無茶苦茶一杯、お肉も一杯、


オーガの魔石と、素材、もうお腹いっぱい、


サラマンダーの魔石とお肉と素材、大量、


バジリスクの魔石とお肉と素材、大量、


グリーンボアの魔石とお肉と素材、大量、


ジャイアントバッファローの魔石とお肉と素材、大量、


コカトリスの魔石とお肉と素材、大量、


ミノタウロスの魔石とお肉と素材各サイズ、300年分位?


グリフォンの魔石とお肉と素材各サイズ200年分位?


マンティコアの魔石とお肉と素材各サイズ300年分位?


ワイバーンの魔石とお肉と素材各サイズ???


ヒュドラの魔石とお肉と素材各サイズ???


SSランク、グレートコブラの魔石とお肉と素材???


SSランク、サンドワームの魔石とお肉と素材???


SSランク、ジャイアントスコーピオンの魔石とお肉と素材???


SSランク、邪竜の魔石とお肉と素材???


伝説クラスのヒュドラの魔石とお肉と素材、2匹分、


伝説クラスの40メートルの邪竜の魔石とお肉と素材、1匹分、


宝箱、大、中、小、何かもう一杯、


宝船中型、12隻


宝船大型、5隻 合計17隻


評価額、こんなん一遍に市場に出したら、


市場経済が爆発しまんがな~!!


其れと素材の大暴落が起こって冒険者が食えなく成るで~!!


宝船だけは帝国が買い取り、(ローンで)


と言う事で、今回の成果は冒険者ギルドがモモタロウから


時間無効の魔法の袋を借り受けて、適時買取して、


各クルーの冒険者ギルドカードに毎年、


数回程度振り込む事と成った。


年金みたいな感じである。


額はとんでもない事に成りそうでは有るが、


飛空艇に付いては、壊れて居る物も多く、


現在リリーがストレージで修理中だ。


今回の討伐は78日間に及んで、


リリーのカレンダー的には、2ケ月と14日、


1ケ月が32日な為、


1月の初旬に討伐に向かったので、


現在は既に3月の半ばに成って居る。


目の前に春が迫って居た。



「ローソン、侯爵領の騎士達よ、


私はアルギニン、ローソンである。


今日、もう一日父の義兄弟である、モモタロウ殿の好意で、


今日も宴を私と、私の家族を交えて開いてくれて居る。


今日も大いに楽しもうでは無いか!


明日は城にて、譲爵の義を女帝陛下をお招きして行う。


明日の朝、女帝陛下のスノーホワイト号にて、


ローソニア城迄凱旋致す。」



そう、此処モモタロウ屋敷では、


帰還後の祝宴は既に3日目に突入して居た。



「騎士 ローソン侯爵バンザ~イ、バンザ~イ」騎士



と言うローソン侯爵も既に温泉浴衣がはだけて、


モモタロウから貰った、ブーメランパンツが丸出しで有った。



「まあ、まあ、まあ、


貴方パンツが丸見えで御座いますわよ~


おほほほほほ・・・・・」



奥方様方達も浴衣がはだけて其れはもう大変な事に成って居る。


娘さんや、息子さん迄も其れはもうえらい事に成って居た。


其れと言うのも、


今回派遣した騎士達が全員が、臨界突破した。


100人もの騎士が行き成り、


レベル70の臨界を超えてしまったのだ。


英雄オッタルに並ぶ様なレベルに成った訳だ。


北大陸の歴史上初めての快挙である。


因みに人間の限界とされている限界突破は、レベル50だ。


神の領域とされて居るレベル100とされて居る神界突破、


しかし、レベリングにより


引き上げられたレベルでは有るので、


今後、更なる経験が必要と成る訳だが、


更には、父であるゴンザレス。


長男の次期侯爵のロキソニン、次男のアンニンと、


侯爵家からも3人の臨界突破者が出た。


ローソン侯爵家始まって以来の快挙で


家族全員はっちゃけた次第だ。



「うお~目出たいのじゃ~


妾の騎士達が皆英雄に成ったのじゃ~


嬉しいのじゃ~妾も神界突破したのじゃ~」



ちっぱい師匠も温泉浴衣がはだけて、


帯に何とかくっいて居る様な状態であった。


サイズフリーのジュニア用ブラと、


お尻にはくまさんプリントの入った、


ジュニア用パンツ丸出しで、


ドラゴンレンジャーの後ろに付いて、


一緒に走り回って居た。


モモタロウは、食事や酒等も大盤振る舞いで、


初日から、天井知らずでママゾンから、


高級食材や高級酒を大量購入して、


メイド達がご馳走を全力で作り続けて居る。


無制限に振舞って居た。


あとからあとから出て来るご馳走をほう張り乍ら、


お酒をがぶがぶ飲んで居る、女神~ズも大満足であった。


メイド達も奴隷から腹心の部下に成り、


一歩側室に近づいたと、はっちゃけて居た。


カンウ、チョウヒ、チョウウン等は、


ネコとウサギと一緒に踊って居る。


カンシンとコウメイは、



「お~い!カンウ~毛が見えてんぞ~


ネコを見習え~!」



「チョウヒ~お尻が可愛いわよ~」



おっさんの様なヤジを飛ばし、アラクネのハットリくんは、


天上から吊り下がり、竜泉酒をコップで煽り、


美味しそうなご飯を蜘蛛の糸でキャッチして食べて居た。


ラミアのシュウユは、柱に巻き付いてポールダンスを踊り、


翼人族のバタイは宴会場を所狭しと飛び回り、


ケンタウロスのリュウビは、


ドラゴンレンジャーの先頭を走って居た。


因みにリュウビの足には床を傷つけ無い様に


リリー特製の蹄型の上履きを履いて居る。


バタイも床を傷つけ無い様に手袋型の上靴を履いて居る。


男連中は女性のはっちゃけ具合に恐れをなして、


宴会場の隅で、小さく成り乍らちびちびと酒を飲んで居た。


昭和のお父さんみたいで在る。


なぜこんなにも皆元気なのか?


理由は簡単で、全員臨海突破して居り、


人知を超えた体力をして居る為だ。


当のモモタロウと言えば、


酔い潰れてエレンの膝枕で大鼾を掻いて居た。



「モモちゃんお疲れ様ですわ~


ゆっくりとお休みなさいですわ~」



其れをローソン姉妹が、指をくわえて見て居た。



「「何時か私くしも~・・・」」



楽しい時間と言う物は何時かは終る物で、


此の3日間全員、生きて帰れた事と、


明日からの希望に胸膨らませて、心から楽しむのであった。


翌日、ローソン侯爵の家族一行と女神~ズと、


モモタロウと女帝様一行は


100人の騎士を連れローソニア城へ、向かった。


ローソニア城では、既に儀式の準備が終わって居り、


中央にはアルギニン、ローソン侯爵、其の後ろには女帝、


更にその後ろには、女神~ズ、


女神~ズの脇を固める様に半円形に従者達で固めて居た。


モモタロウは前に並ぶ様に頼まれたが、


目立ちたく無いので、重臣達の列に入れて貰った。


モモタロウの周りは、


エレンの姉ちゃんローズ女辺境伯、エレン、モモタロウ、


カンシン、コウメイの5人だ。


残りの者はスノーホワイト号で待機して貰っている。


ちっぱい師匠の両脇には、パパさんとママさん、


其の脇を固める様に昨日舞台で


ジュリアナダンスを踊って居た


ワンレンさんと其の部下の騎士達。


荘厳な謁見の間で、一人一人に譲爵と


竜騎士の称号の授与する訳だ。


アンジュ、ルぐレス女帝陛下から、


直接目録と、戦闘職の騎士には、


新しくリリーが作った、竜騎士の竜鱗で出来た鎧と、盾、


ポチが作った竜牙刀、竜牙脇差、竜牙青龍偃月刀、


それ等が全て入ったヒュドラの骨で作った長持ち、


長持ちは宝石で飾られ、騎士の名前が彫られて居た。


其れ自体が、一つの芸術品で有り非常に貴重な物であった。


だって、リリーにしか作れないから、


リリーとポチは全員分作って居た。


魔導士には、リリーが作った


真っ赤な竜の皮で作ったローブと竜鱗鎧と、盾、


ポチが作った錫杖と、竜牙脇差、


そして、リリーの作った長持ち、


ポチの作った武器は伝説級と神話級の中間位では有るが、


一騎士が持てるような装備では無かった。


長持ちの中には他にも色々と入って居る。


遠征中に全員に配る約束をして居た物だ。


其れをちっぱい師匠は、一人ずつに授けて行った。


と同時に竜騎士の勲章を授与された。


公式に貰う騎士の所有権を明らかにする為だと言う。


下手をすると、


騎士の家族の者が売っぱらいかねない程、


高値が付くのは明らかだったからだ。


周りに参列した貴族達は目を皿の様にして見て居る。


指をくわえて、


式典の荘厳さは、国王の戴冠式を遥かに凌駕して居た。


だって、女神~ズが一人一人に加護を与えて居るんだから、


教会関係者が指をくわえて居たりする。


100人一人一人に譲爵の義式を行って行く訳だから、


当然、物凄く時間が掛かった。


儀式の後、夜会が行われた。


此れにはモモタロウも参加した。


暫くモモタロウ家にて修行した


料理人が精魂掛けて作った料理なので、


及第点であった。酒も竜泉酒を惜しげも無く出して居り、


モモタロウも侯爵に頼まれて、沢山の酒を提供して居た。


貴族達はモモタロウに接触しようとしたが、


前もってそうなる事を予想して居たので、モモタロウは常時、


ゴンザレス爺さんとちっぱい師匠の隣に立って居た。


ホストの侯爵の隣は有力貴族が集まって来るので、


近づかなかった。しかし、侯爵の娘達にはたかられた。



「娘 モモタロウ様、


私くしもお側において欲しいですわ。」娘



「すいません。シドニーさんと、ソフィアさんで、


もうお腹一杯です。」



「娘 むう~~」娘



「貴女達無理を言ってはいけませんよ、


其れよりもほら、皆様にご挨拶に行って、行って」



「娘 お母様の意地悪~」娘



「モモタロウ様、御免なさいね~我儘な娘達で~


貴方が今度行く暗黒大陸に行きたくて、しょうが無い様ですのよ」



「はあ、暗黒大陸ですか~


そう言えば、暖かく成ったら


一度交易品の買い付けに行かないとな~」



「其処詳しく!」



「ええ、春休みを利用して交易品の確保に


南大陸に行こうかと言う話が有りまして、」



「私も行きたいですわ~


主人は何時も忙しくて、


中々旅行にも連れて行ってくれませんのよ~」



「其れは大変ですね~


侯爵の了解が取れるのであれば、同行するのは構いませんよ、


大きな飛空戦艦も作りましたから」



「飛空艇を所有して居られますの~?」



「はい、現状で2隻保有して居ますよ~



「1隻頂~戴、旅行し放題ですわ~」



「其れはちっぱい師匠次第ですね~


他国との軍事バランスも有りますし~


ああそうだ、特急ダンジョンで中型飛空艇12隻出ましたよ~


大型飛空艇も5隻出ましたが


其れは流石に売って呉れないでしょうね、


今リリーが修理中ですね~」



「こうしてはおれませんわ、


先ずは主人に話を通して


アンジュ様にお願いをしに参りますわ~」



と奥方様は侯爵の所に向かった。



「モモ様、暗黒大陸に交易に向かう話を詳しく、


金の匂いがプンプン致しますわ~」



「はい、暗黒大陸は、


魔素が濃い為に魔物が多く、植物が余り育たないので、


食料品等と魔物の素材の物々交換の交易が可能ですので、


私は主に木材と、香辛料、果物を輸出しようかと、


時間無効の魔法の袋が有りますので、」



「羨ましいですわ~返して貰った魔法の袋には


時間が流れて居りますの~」



「じゃあ、時間無効の魔法の袋を1つ差し上げましょうか?」



「はい~?女帝様でも1つしか持って居ない、


国宝級のアーティファクトですのよ~


良いのですか?」



「良いですよ、はいどうぞ、


エレンの大切なお姉さんですからね~特別です。」



と、ローズに魔法の袋を手渡すモモタロウ、



「有難う御座いますわ~


一寸待って下さいましね~今パンツ脱ぎますから~」



「何でパンツ脱ごうとするの?」



「だって私くし他に渡せる物が御座いませんもの~


精一杯のお返しですのよ~」



「そんな事したらエレンに怒られちゃうじゃ無いですか~


こら、パンツ脱ごうとするんじゃ有りません!


エレンとは其れ位、仲が良いと言う事ですよ、


エレンが故郷で肩身が狭く成らない様に、


心を配って呉れたら良いですから~」



「そうですわ、お姉様


パンツを脱ぐなら私が脱ぎますわ!」



「いや、いや、違うから、パンツの話じゃ無いから、


ってエレンもパンツを脱ごうとするんじゃ有りません。


明日か明後日にはスタンダール辺境伯領に行って、


領地改革を始めるんだからね、


領地を豊かにしたいんでしょう?」



「そうですわね~領地を豊かにするのは、


スタンダール家の長年の悲願でしてよ、」



「だから、二人共パンツを


脱ごうとするんじゃ有りません!」



「「は~いっ」」



夜会も終わって、屋敷に帰って来たモモタロウ一行、



「皆~ローソン侯爵領で、やる事も終えたので、


雪解けが始まる前に、


スタンダール辺境伯領に行こうと思います~」



「何をしに行くのじゃ?」



「領地を豊かにする為に領地改革を行います~


手始めにインフラの建設、農業改革を行いま~すっ!」



「如何位掛かるのじゃ?10年?」



「全部魔法で解決しますので、10日の予定で~す。」



「其れは面白そうじゃのう、妾も勿論行くぞ~」



「学院の皆は?」



「学院生 面白そうだから行きま~すっ」学院性



「「パパとママも行くよ~面白そうだから~」」



「「私達も行きますね~


離れたらご飯が食べれなくなるから~」」



「従者 勿論行きま~す」従者



「其れじゃあ、明日出発しますね~


新しいメイドの皆は、


此の屋敷の維持管理をお願いしますね~」



「新メイド は~いっ」新メイド



「所で、少し良いか?」



「はい何でしょう土の女神様?」



「何で新しい里長が此処に居るんだ?」



「えっ?そうなの何で?」



「其れは、此処のご飯が美味しいからです。(きっぱり)」



「何言うとんねん!早よ帰って


里の管理をせんか~い!!」



「大丈夫です。妹達が私の代理で私が帰る迄、


里の管理をしますから、」



「お前、里長クビなっ!」



「短い間でしたが、あんまりお世話に成っては居ませんが、


有難う御座いました。モモタロウ様、


幾久しく宜しくお願い致します。


地竜の里のお宝・・・・・いっぱい持って居ますよね~」



「いや、グランドマスターのペチカさんに、


飛空艇以外全部入った


時間無効の魔法の袋を渡して居ますが~」



「何方にしても・・・


ドラゴンの素材、此れも一杯持って居ますよね~・・・


そうだ私、妹が一杯居ますので、


何人か愛妾にしませんか?何人要ります?全部?」



「とうとう、妹売りやがったよ此のドラゴン


そんな、肉親を人身御供にしなくて良いから、」



「じゃあ私だけ愛妾に・・・ポッ」



「やめて~もうお腹一杯だから~


勘弁して下さい~!」



「じゃあ嫁と言う事で、


貴方、幸せな家庭を築きましょう」



「ああ~!もう!


お前私の従者な!逆らったら食材なっ!」



「はい、従者ならまあ、モモタロウ様、


今後とも纏わり付きますので宜しくお願い致します。」



「此のドラゴン纏わり付く宣言しちゃったよ、


もう何か分からないけれど、宜しくね~」



こうして、出発前日の夜は更けて行くのであった。



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