表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/201

ー172話― 特急ダンジョン 10階層 帰還


特急ダンジョンの10階層目は、


モンスターパレードで始まり、


とんでもない数の魔獣を狩る事と成った。


当然周りに分散して居た魔獣が集まった訳で、


モンスターパレードの魔獣を狩り尽くすと、


周りから魔獣が居なくなってしまった。


10階層の入口から約500キロ圏内に


魔獣が居なくなってしまったが、


マップを持って居るモモタロウはいち早く、


其のことに気付き、最大船速で魔獣の群れへと移動して、


狩りを進めたのだ。


其れが結果的は討伐日数を短縮する事に繋がった。


9階層で14日掛かった討伐日数が休日を入れて、


9日で端迄来る事が出来た。


最終日の終礼時、



「皆さ~ん、今日も一日お疲れ様でした~


今日が10階層攻略の最終日ですが~


1人の死者を出す事も無く、此処迄来れました~


レベリングに付いても、予定以上の結果を叩き出して、


ばらつきは有りますけれど、全員レベル70以上に成って居ま~すっ!!


臨海突破で~す。勇者オッタルと並んだと言って良いでしょう~


いや~やったね~!!」



「皆 おお~~!!生きて帰れるぞ~


バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ」



「尚、元々才能の高かった人はレベル100以上の、


神界突破して居る人も多数居られます~


いや~良かったね、300人もの英雄、爆誕で~すっ!!」



「妾はアンジュ、 アンジュ、ルグレスじゃ!


妾も史上最強の女帝と成った。実にめでたい日じゃ、


其処で最強に成った騎士達に褒美を取らすのじゃ~


全員に竜騎士の称号を与える。


帝国の騎士達と、無所属の者達には、法衣貴族では有るが、


騎士爵位を与え年金の支給をする。


更には将軍位を与えて、現場で活躍して貰うのじゃ!!」



「帝国騎士 バンザ~イ、バンザ~イ」帝国騎士



「儂はゴンザレス、ローソンじゃ!


今回の討伐に参加したローソン家の騎士達よ、


皆、貴族家の3男以下の


家を継ぐ事が出来無い者達では有るが、


今回の褒賞として、


ローソン家の騎士達には法衣貴族、


騎士爵位を与えて年金を支給する。


各自の貴族家より独立して、


ローソン家を支えて呉れると有難い。


名誉職では有るが、竜将軍の地位を与える。


1軍を率いる事が出来る様に成れば、


其のまま将軍として着任して貰う様になるだろう。」



「ローソン家騎士 バンザ~イ、バンザ~イ」ローソン家騎士



「モモタロウで~すっメイドの皆には、


今回も大いに活躍して貰ってありがと~!!


お礼に、奴隷から~腹心の部下に成ってね~


お給料もば~んと昇給したいと思いま~すっ!!」



「メイド きゃ~っ!!モモタロウ様~愛してま~すっ!!」メイド



「スタンダール家の従者さん達~ご苦労様ですの~


此れで貧乏生活ともおさらばですわ~


今回の褒賞に~法衣貴族の騎士爵位を皆さんに与えますわ~


普通は帝国の裁可が必要なのですけれど、


既に女帝様の了解を得て居るのでオッケ~ですわ~


年金もバ~ンと付けましてよ~


皆さんには本当にご苦労をお掛け致しましたわ~


心より感謝して居りますのよ~


皆様も家から独立して


お互いにたかられないれ無い様に致しましょう~!!


スタンダール軍の将軍に成って下さいましね~」



「従者 たかられない様に頑張ろ~!!」従者



「う~ん、スタンダール家って・・・・・」



「あっ、そうそう、皆さ~ん


アホ亭主、穴掘って埋めますので協力して下さいまし~」



「従者 了~解~!!」従者



「ズロースさん、従者さん達に支持されてんだ~


旦那さんって・・・


あ~其れと~明日からの日程ですけど~


朝一に階層主を倒してから~


ブレスで一気に新たに沸いた魔獣を殲滅して、


一気に出口に迄行きます。


其の後は同じ事の繰り返しと成りますが、


5階層だけは宝船が在るかも知れないので、


短縮はしますけれど、


一応探索します。此れは女帝様の依頼と成って居ます~


まあ、見つかれば又、儲かっちゃいますね~


今日は又立席パーティーしますので~


お風呂から上がったら、


展望レストランに集合して下さいね~っと


明日の階層主の討伐ですが、


伝説クラスの邪竜で、体長は40メートルに成るそうです。


家に帰り着く迄が遠・・・・ダンジョン探索ですので、


くれぐれも油断して、死なない様にしましょう~


其れでは、解散!!」



翌朝、朝ご飯の後、階層主の所に行き、


連弩と、攻撃魔法を放つと、怒ったでっかいゴ〇ラ・・・


邪竜がブレスで攻撃して来た。


凄い音と、振動であったが、


リリーの強力な防御結界は破る事が出来ない。


10分の攻撃が終わると、


女神~ズが飛び出して、


竜化して大剣を小ストレージから出すと、


いつもの通り左右から切り付けると、


邪竜の首が、ポ~ンと、飛んで行った。



「う~ん、もう慣れちゃったね~」



「クルー ですよね~」クルー



モモタロウの配下のドラゴンレンジャーと、


白の女神様の配下のエルダードラゴン達が飛び出して行き、


遥か彼方に向けて、ブレスを吐くと、エレン号に戻って来た。


直ぐにエレン号に防護結界と空中固定の魔法を掛ける。


強烈な突風がエレン号にも押し寄せるが、


魔法で空中に固定されて居るので、


凄い音がするのだが、エレン号は微動だにしない。


空力特性を考えられて居る防護結界に高熱の突風は、


結界を包み込むように後方に流れて行く。


突風が少しましに成ると、エレン号を発進させる。


熱風の影響が少ない上空10キロ迄上昇すると、


出口に向かって動き出す。


有る程度迄、速度が上がるとモモタロウが


飛行魔法で速度を上げる。


と、1時間程で出口付近に到着した。



『ダーリン、一寸良いっスか?』



『ん?如何したのリリー?』



『いや~今思ったんですが、


階層主倒したら、出口でブレスした方が良くねっ?


って思ったんスけど~』



『・・・・・そうですね~御免なさい』



『分かれば良いっス』



って事で出口でブレスする事にしたモモタロウだった。


出口から9階層の階層主の所に行くと、


邪竜が寝て居た。邪竜の後頭部が射線に入って居たので、


女神~ズが細くしたレーザーブレスで延髄を貫いた。


邪竜は起きる事無く昇天した。



「皆 ナム~」皆



其の後、エレン号で一路9階層の出口へ、


1時間掛からなかった。


とんとん拍子で階層を上がって行き5階層で、


階層主を倒してからまだ時間に余裕が有ったので、


ヒュドラだけを倒して行った。


2か所ヒュドラの群れを殲滅した所で、


帰還1日目の予定を終えて、上空10キロで、夜営をして、


翌朝からも、ヒュドラの群れだけを狩って行った。


ヒュドラの群れだけを狩ったので、効率が上がり、


ポップしたばかりで、来た時よりも数も少なく、


3日で出口に辿り着いた。



「皆~お疲れ様~!終礼を始めま~すっ!」



「皆 は~いっ!」皆



「今日で、此の階層は終わりで~すっ!


明日の朝一で此の階層に


ドラゴンブレスでとどめを刺したら、


4階層の階層主を倒してから、


其のまま出口に向かいま~すっ、


上手く行けば明日中にダンジョンから、


抜ける事が出来るかもしれません。


ダンジョンを抜けたら、


其の夜は地竜の里で一泊、


翌日には帰途に就く予定です。」



「皆 バンザ~イ、バンザ~イ」皆



「で、今日の結果ですが~宝箱が~」



「皆 宝箱が~?」皆



「12箱でした~そして~宝船が2隻でした~


いや~儲かっちゃったね~」



「皆 バンザ~イ、バンザ~イ」皆



「5階層での宝箱の合計が~67箱に成りました~


宝船は合計で7隻、いや~大儲けだね~」



「皆 バンザ~イ、バンザ~イ、バンザ~イ」皆



「じゃ~今日も宝箱を開けて行くよ~」



「皆 わ~い!!」皆



今日も今日とて、一つづつ宝箱を皆の前で、


開けて行く行くモモタロウだった。



「今日で5階層は終わりだから、


立席パーティーをするよ~皆お風呂から出て来たら、


展望レストランに集まってね~ ハイ解散!!」



「皆 ハ~イ!」皆



翌日、日も落ちて暗くなってから


モモタロウ達一行は特急ダンジョンの


地上の入口から出て来た。


全員整然と並んで行進して居る。


誰しもが、喜びで顔が綻びて居た。


モモタロウがエレン号をストレージから出すと、


全員整然と乗り込んで行く。



「艦長、全員の乗り込みを確認しました。」



「地竜の里に帰還の先ぶれを、」



「はいご主人様、


此の赤ドラゴンレンジャーが参ります。」



「・・・・・う、うん頼んだよ、


赤ドラゴンレンジャー」



「はっ!」



赤ドラゴンレンジャーは船から飛び出すと、


背中に蝙蝠の羽を出して、飛んで行った。


因みに彼女は赤髪、赤い瞳、


ボンキュッボンのナイスバデイの美人さんだ。


なのに何故か、ゴレ〇ジャーにハマって居る。


モモタロウの配下なので、


リリーが流して居るビデオを毎日視聴して居る訳だ。


何か琴線に響いたらしい・・・・・



「上空50メートルに迄上昇、目標、地竜の里上空。」



「上空50メートルに迄上昇、微速前進ヨ~ソロ~」



「目標、地竜の里、ヨ~ソロ~」



エレン号はゆっくりと地竜の里目指した。


地竜の里近くで、


3人の羽を生やした女性がエレン号に乗り込んで来た。


暫くすると、艦橋のドアが開いて、


3人の女性が入って来た。



「土の女神様、ご無沙汰して居りました。


此方が新しく長に成るエルダードラゴンです。」



「土の女神様、粉骨砕身努力して参りますので、


何卒宜しくお願い致します。」



「うむ、頼むぞ」



「で、私はたった今から女神様の従者に成りますので、


幾久しく宜しくお願い致します。モモタロウ様」


スっ転ぶ女神~ズ



「「な,何でやねん!」」



「あら嫌ですわ女神様、女神様の従者であれば、


モモタロウ様のお側に居られるでは有りませんか」



「モモタロウ ・・・・・・・・・」モモタロウ



「モモちゃんえらい好かれちゃいましたわね。


もう、側室に貰えば?」



「エレン~俺立たないから駄目だよ~」



「立たぬなら、妾が添え木をしてやるのじゃ~


字余り・・・」



「添え木って~優しくして~って、


五、七、五じゃ無いし~」



「やっぱり、立たないのですか~でも大丈夫!


皆さんがダンジョンに潜って居る間に、


作りました。森中の薬草と、魔物の素材を集めて、


古代エルフ最強の媚薬を、


此れを一口飲めば100歳越えのプルプル老人でも、


超人ハルクですよ~元気ハルク~!です。


帝国に有る秘薬など鼻くそですよ~


ひと月は性獣の様に女を求めます~


古代エルフの知恵の結晶です~」



「古代エルフの知恵って~・・・・・」



『古代エルフの知恵の結晶っスか~』



『えっ?リリー知ってんの?』



『当たり前っス~一回作ったっス~


作ってから分かったんㇲが・・・・・


ちんこ爆発する危険が有るっス~』



『やめて~ちんこ爆発はいや~!


洒落に成らないよ~』



「ほう~帝国の秘薬が鼻くそか~


何かリリー殿がちんこ爆発すると言って居ったぞ~」



「「何か面白そう~」」



「女神様~茶化さないで~」



「ああ其れは、容量、用法、を間違えると、


最悪ちんこが爆発しますけれど、薄めて使うと、


丁度ひと月位性獣の様に成りますよ~」



「うん、如何位薄めれば良いのじゃ?」



「はい、此処に有る精力爆裂ポーションは、


原液を100倍に薄めた物ですよ~


因みに原液だとちんこ爆発しますね~」



「良し分かったのじゃ、売ってくれ」



「何が分かったんだよ~」



「私くしも買いますわ~もう、お金も有りますし、


私くし無茶苦茶にされても構いませんわ~」



「あの~私くしも欲しいかもです~」



「100人にあげても大丈~夫~


並んで下さいな~一人1本ですからね~


作る為の材料集めに凄く時間が掛かるのですよ~」



「因みに何で、そんなに結果が分かるのじゃ?


人体実験でも致したのかの~?」



「人体実験なんて、とんでも無い、


女神様に食材にされます~


オークをひっ捕まえて来て確かめたのですよ~


オークはひと月の間、腰を振りっぱなしでした~


私達エルダードラゴンは寿命が有りませんので、


長い時間を掛けて実験出来るんですよ~


ゴブリンで試しても同じ結果が得られました。


マッドサイエンティスト、エルダードラゴンです~」



「オークとゴブリンって俺と同等なの~?」



『100倍に薄める・・・・・


其れは考えて居なかったっス~


検証してみよ~200倍・・・あっ!』



『リリー如何したの?』



『ひっひっふ~っス大発見っス~


此れは使えるっス~』



『・・・・・怖いです~』



元地竜の里の長は皆と仲良くして貰う事を条件に、


一人に1本ずつ配って行った。」



「パパ あ~私の大切なアンジュちゃんが壊されてしまう~」パパ



パパさん以外の艦橋に居る女性全てが貰って居た。


人妻のエレンの姉ちゃんやママさんも貰って居た。


後日、リリーが200倍に薄めると


4時間程度で効果が切れると、女性専用の業務連絡をして居た。


此の後、終礼で、



「皆~お疲れ様~ダンジョン攻略は今日で全ての日程が、


完了しました~何とか死者を出す事も無く、


全員無事で帰れた事を大変嬉しく思います~


本番の宴会は明日屋敷に帰ってからしますが、


今日も立席パーティーをします。


明日朝ご飯を食べた後、屋敷に帰還しますが、


何度も言って居りますが、


屋敷に帰り着く迄が遠・・・・・ダンジョン攻略ですので、


くれぐれも油断して、


怪我等をする事の無いようにしましょう。


お風呂に入った後に又


展望レストランに集合して下さい以上。解散!」



「皆 は~いっ!」皆


此の後皆、生きて帰れた事を喜び合い、


金持ちに成れた事や、


希望に満ちた将来の事等を語り合って行くのだった。


女神~ズは楽しそうに


ご馳走をほう張り乍ら、お酒を楽しみ、


他の船員達も、好きな物を飲み食いし、


ドラゴンレンジャー達が所狭しと走り回り、


新しい地竜の里の長と、


土の女神様の従者に成ったエルダードラゴン達は、


泣き乍ご飯をほう張り、お酒を飲み、


ネコとウサギは裸踊りをして居た。


翌日モモタロウ一行は、地竜の里を出発して、


一路モモタロウ屋敷に帰還するのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ