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ー161話- ソフィア自己紹介


ソフィアには此の日早速、飛空戦艦での


連弩の練習を終日してもらった。


ソフィアは思いの外、狙い撃ちの才能が有る様で、


メキメキと腕を上げて行ったのだ。


此の夜ソフィアの歓迎会を行った。



「今宵の夕食会はローソン侯爵家より


新たにモモタロウファミリーに加わりました


ソフィア、ローソン嬢の歓迎会を兼ねまして、


オードブルに犯罪者ドラゴンの


赤身肉のロースト、ドラゴン、


シーザーサラダ、コーンポタージュスープ、


メインディッシュには


A5ランクの犯罪者ドラゴン霜降り肉の


すき焼きで御座います。


皆様お待ちかねのデザートには、


特大バケツプリンの


スペシャルプリンアラモードで御座います。


其の外、お飲み物各種、


あて等も盛り沢山にご用意して居りますので、


皆様のご歓談の一助に成れば幸いで御座います。


其れでは今宵も大いに楽しみましょう~」



「皆バンザ~イ!バンザ~イ!」皆



「シドニーお姉様~美味しいんですけれど~


何なんですか此れ、


初めて食べる物ばかりなんですけれど~


ロースト、ドラゴンですか~


何か凄い名前なんですけれど、


とっても美味しいです~


スープも凄い、ほんのりと甘みがあって、


有コクも深い、


有り得ないです~


サラダ迄凄く美味しいです~」



「そうでしょう、そうでしょう、


私も最初は驚いたものですわ、


御爺様なんて最早、


家族の様に入り浸って居りますもの、


ソフィアも美味しい食事に早く成れるのですよ、


メインディッシュのすき焼きはもう最高ですのよ、


ご飯が欲しくなりますわ。


すき焼きを食べ乍ら


日本酒を飲むともう堪りませんわ。」



「ごくり、お姉様ご飯って何ですの?


私も日本酒と言う物を飲んでみたいですわ。」



「ご飯と言うのは、お米を炊いた物ですわ、


日本酒はソフィアにはまだ早いですね、


お酒なので、成人してからですね、


余り早い内からお酒を飲むと、


頭がパ~に成ると言いますよ、


今はまだジュースで我慢なさいな」



「あら、お姉様私くし


食前酒に葡萄酒を頂いて居りますことよ」



「あらあら、頭がパ~でしたのね。


モモタロウ様は未成年者が、


お酒を飲む事を嫌がりますのよ、


私くしも17歳で成人しては居りますが、


モモタロウ様の国では、


お酒は20歳からなのだそうですが、


帝国では成人は15歳からですから、


其処は何とか納得して頂きましたわ。」



「モモタロウ様が嫌がるのですか?


其れでは15歳の成人を迎える迄我慢いたしますわ。


パ~に成りたくは有りませんし」



「はい、其れが良いでしょう」



「お姉様、皆さんにご挨拶したいのですけれど、」



「今はまだ駄目ですわ。


皆さん無言でご飯を食べて居るでしょう、


デザートを食べ終わる迄、誰一人しゃべりませんよ、


皆さん食べるのに夢中ですからね、


女神様や、女帝様も静かでしょう?


今喋りかけたら普通に死にますよ、」



「はい、皆さん凄い殺気ですわ。」



「其れとロースト、ドラゴンですが、


白の女神様が直接成敗なさった


犯罪者ドラゴンを食材にして居りますのよ」



「えっ、本物のドラゴンなのですか?」



「はいそうです。エンシェント、ドラゴンや、


エルダー、ドラゴンが食卓に並ぶ事もしばしばですわ。


今日はソフィアの歓迎会ですので、


ドラゴン尽くしですわね、」



「・・・・・女神様普通に共食いですの?」



「其れでは私くし達も頂く事に致しましょう、


デザートを食べ終わったら


皆さんに紹介して回りましょうか」



「はい、シドニーお姉様」



酒盛りが始まった頃、シドーに連れられて、


ソフィアは女神様を始め、


女帝様、モモタロウファミリーに挨拶して回った。



「はじめてお目に掛かります、


今日から此方に


ご厄介に成りますソフィアと申します。


白の女神様、土の女神様、


どうぞよろしくお願い致します。」



「はい、共食い大好きな白の女神です。


で、貴女がモモタロウ様のパーティーに、


新しく加わったソフィアさんですね、


私くし貴女が入ったパーティーの


先輩に当たりますのよ、


私くしはドラゴンの食材確保に忙しいのだけれど、


パートナーの後輩の為とあらば仕方有がりませんね。


分からない事が有ったら気軽に相談してね、」



「・・・・ドラゴンの食材確保で忙しいんだ・・・


はい、有難う御座います。


あの~モモタロウ様のパーティーって、


女神様が居られるのですか?」



「はいそうで御座いますわ、


あっでも私くしだけでは御座いませんのよ


緑も入りましたのよ、」



「えっ?土の女神様もですの?」



「共食い大好きの土の女神です。


私もモモタロウのパーティー仲間に成っよ~


宜しくね~」



「・・・・ドラゴンって・・・


有難う御座います。以後お見知りおき下さいませ、


アンジュ、ルぐレス女帝陛下、


今日からお世話に成りますソフィアと申します。


以後お見知りおき下さい。」



「妾は共食いはせんぞ


丁寧な挨拶痛み居る。


モモの師匠のアンジュじゃ、そんで、


そっちでお酒を飲んでいるのがパパとママじゃ」



手を上げて挨拶を返すパパとママ



「「宜しくね~」」



「はい、上皇陛下、皇太后陛下


どうぞ宜しくお願い致しますわ」



「ソフィア、


その次に挨拶して置かなければ成らないひと


が此方のエレオナ、スタンダール様、


スタンダール伯爵家の6女ですわ、


モモ様に一番近い冒険者のパートナーですわ。


私くしも色々とお世話に成って居りますのよ、


其れとエレンさんのお姉様、


ズロースさんですのよ、女辺境伯様ですのよ、」



「エレノア、スタンダール様、お姉様の


ズロース、スタンダール辺境伯様、


宜しくお願い居たしますわ」



「はい、此方こそ宜しくね、


此れから何回も死ぬような目に


合うとは思いますが、


何とか生き抜いて強く生きて行きましょうね、


因みに私くしも共食いは致しませんわ、


ドラゴンより神戸牛の方が好みですわ。


まだ1度しか食べさせて頂いた事が有りませんが、」



「皆私も食べた~いっ!」皆



「・・・私くしズロースでは有りませんから、


ローズですから、其処、大事ですので、


つい先日、パーティーに入ったズロースですわ、


・・・・・あれっ?もうズロースで良いですわっ!


得意魔法は爆裂魔法ですのよ、


誰かに虐められたら言って来るのですよ、


吹っ飛ばして差し上げますので、」



「はいその時は宜しく吹っ飛ばして下さいまし」



「此方が帝都の魔法学院の学長、


アナルノ、アナ学院長ですわ」



「随分とストレートなお名前で、いらっしゃるのね、


ケツノ、アナ学院長、宜しくお願い致しますわ。」



「私の名前はアナ、ルノアじゃ!


決してアナルノ、アナでもケツノ、アナ


でもありゃせんわ!


でもまあ良いわ、宜しくのう」



「で、此方が担任の先生の、


牛乳うしじち先生ですわ」



「牛乳先生宜しくお願い致します。」



「いや、牛乳では無く、魔乳のマドカなのだが、


もう良いや牛乳で、学長よかましだという事で、


モモタロウのお陰で


金持ちに成ったマドカだ宜しくなっ!」



「ましとか言うな~!」



「そして、御学友の其の他大勢ですわ」



「其の他大勢 鬼畜のモモタロウの


クラスメイトで~すっ!」其の他大勢



「其の他大勢の皆さん、宜しくお願い致しますわ。」



「其の他大勢 は~いっ!」其の他大勢



「ネコ様、ウサギ様、侯爵城でのご無礼の件


侯爵に成り替わり謝罪させて頂きます。


本当に申し訳ございませんでした。」



「別に良いにゃ、モモが庇ってくれたにゃ、


そっちの方が嬉しいのにゃ、


モモには一杯、良い目を見させて貰って居るにゃ


うちはモモが大好きにゃ」



「うん、こんなの今回が初めてじゃ無いうさ、


モモちゃんのパーティーに参加してからは、


モモちゃんが何時も私達を大切にしてくれるうさ、


うさの大切な物を捧げられるうさ


だから、仲良くするうさ」



「おい、ウサギおみゃ~


何時も発情して居るにゃあ」



「有難う御座います。そう言って頂けると、


私くし共も救われますわ。


しかしあのカエル、侯爵家の


顔に泥を塗って下さいましてよ、


春の雪解けを待って侯爵軍の全軍を持って、


カエル討伐に向かいますわ!」


「「其処迄しなくても良いにゃ、うさ、」」



「申し訳御座いません。


今回の一件はお二方だけの問題では


無くなって仕舞いました。


帝国は亜人差別を禁止して居ります。


帝国の民の代表である


貴族があのような事をする等、


民衆の為にも捨て置く事が出来ないのですわ。


帝国軍も侯爵軍と呼応して、


討伐に行く手筈に成って居りますわ。


あのカエル、


モモタロウ様の御学友を侮辱する等許せません。


成敗してくれますわ!


でも、食材にはしませんよってか


不味そうで食べれませんわ。」



「ソフィア、此方の方々が


日頃からモモ様を支えて居る


メイドの皆さまですの


私くしも其の中に入りますのよ


何時も大変お世話に成って居りますわ。」



「皆様、姉が何時もお世話に成って居り


感謝致します。


今後、私もご厄介になりますわ。


私くしに至らぬ点が在れば


どうか指摘して下さいましね、」



と、メイド達に深く頭を下げるソフィア、



「ソフィア様、如何か頭を御上げ下さい。


私共はモモタロウ様の腹心と自負はして居りますが、


身分は奴隷で御座います。


おおよそ侯爵令嬢様が頭を下げる相手では


御座いませんので、」



「何を仰いますの、あの悪役侯爵令嬢で


名高い御姉様が真に尊敬して居るお姉様方です。


私くし如きはは鼻くそで御座いますわ、


私くしもモモタロウ様の腹心と


自負出切る様になりたいですわ。」



「承知致しました、私はカンシンと申します。


モモタロウ様より家宰を任されて居ります。


ソフィア様の適性を見極めて、


適性に応じた役職に付いて頂きましょう。


何事も自分だけでは判断はせずに、


相談して下さいます様に」



「はい、カンシンお姉様、宜しくお願い致します。」



「はい、此方こそどうぞよろしくお願い致します。」



「そして、最後に帝都の冒険者ギルドの


グランドマスターと、


各街のギルドマスターさん達ですわ。」



「ギルドマスターの皆様、


此れからどうぞよろしくお願い致しますわ」



「お嬢さん此れから宜しくね、


私は、冒険者ギルドのグランドマスターをして居る


ペチカ、フィンと言います。


此れからは二人で


モモちゃんを盛り立てて行きましょう。」



「2000歳越えのばばあが


何を言って居るのかしら?


私は次女のソノカ、フィン


北街のギルドマスターをして居ます。


此れからは二人で


モモちゃんを盛り立てて行きましょう。」



「あんたも2000歳越えのばばあでしょうが!」



「行けず後家生活2000年の大ベテランの


長女と次女はほっといて、


私はルカフィンと言います。


東街の冒険者ギルドのギルマスをして居ます。


此れからは二人で


モモちゃんを盛り立てて行きましょう。」



「「あんたも行けず後家イコール年齢の


大ベテランじゃ無いの!!」」



「しばくよ!」



「「面白いじゃ無い、


やれるものならやって貰おうじゃ無いの」」



と3人は表に出て行った。



「仕方無い姉様達ね~


年が近いとああなっちゃうんだよね~


ああ、私は4女のエニー、フィンと言うの、


私はまだ400歳を少し超えたばかりの、


ぴちぴちのお姉さんだからね~


南街のギルマスやってんの、


此れからは二人で


モモちゃんを盛り立てて行きましょう。


モモちゃんのお屋敷の側だから此れから宜しくね~」



「400歳で、ぴちぴちって・・・・・」



「私はソニー、フィンまだ100歳に成って居ません。


エルフでは赤ちゃんみたいなものですね、


西街の冒険者ギルドのギルマスをやって居ます。


此れからは二人で


モモちゃんを盛り立てて行きましょう。」



「100歳で赤ちゃんなんだ~


はい宜しくお願い致しますわ」



「スゲーなペチカさんの姉妹、壮絶だよね~」



其の時門番のウォーラビットの


チョウウンから念話が入った。



『ご主人様!』




『如何したのチョウウン?』


『はい、何でもご主人様の


従魔と言う娘が来られて居るのですが、


如何致しましょうか?


服装もボロボロで物乞いかも知れませんが?』



『名前は聞いた?』



『はい、ポチと名乗って居られましたが、』



モモタロウはガタガタと震え始めて、



「ばれた~!!如何しよう、ねえ如何しよう~


リリ~!ヘルプミ~!!」



『落ち着くっス~ダ~リン、落ち着くっス~!


合わない訳には行かないっス~


兎に角合って、話を聞くっス~


其の後に如何するのか決めるっス~!』



「うん、うんそうだね~とにかく行きましょう」



モモタロウはフラフラし乍ら玄関に行き、


靴も履かずに門に向かった。


モモタロウの様子がおかしい事に


気付いたエレンが、少し距離を取ってついて行った。



『チョウウン其の娘、丁寧に通してあげて、


間違って居なければ、


大切な大切な俺の心の支えだから』



『はい、承知致しました。


はい、はいお通り下さいませ、私がご案内いたします。』

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