表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
119/201

-119話ー 2回目初級ダンジョンアタック 3


此処は、初級ダンジョン4階層、


1・2階層は洞窟、3階層が森、


そして此処4階層は草原に成って居た。


4階層は、20の区画に分かれて居り、


3階層と同じ様に、



各区画ごとに食用のハーブや、


薬草をストレージに採取して行った。


マンドラゴラも、大量に採取して居るのだが、


植物扱いで、ストレージに収まった。


後は、出す時に叫ばれると死人が出るので、


ストレージ内で叫んで貰って居る。



オークもゴブリンと同じ様に、ネコちゃんとうさぎちゃんを、


囮にしてトレイン状態になった所を一網打尽にしている。


俺の、結界シールドは、強力なのである。



「この戦術は、低ランクで群れを作るモンスターには覿面だね~


今夜の、晩御飯のおかずはトンカツと~豚汁だよ~みんな頑張れ~!」



「皆おお~~!!」皆



豚料理は色々あるので有難い食材だ。


休養も十分食事も十分な俺達は、破竹の勢いで4階層を制覇した。


只、モンスターが強力で有った分、時間も掛かって居り、



階層主の所に来た所で本日の狩を終了する事にした。


無理は禁物だからね、皆の命に関わる事だから、



「さて、今日は此れ位にしようか?


マドカ先生、明日は如何しますか?」



「もう、イケイケですね~!」



「アンザン会長、4階層の階層主は?」



「はい、オークソルジャーですね、


私では倒すのは難しいかも知れません」



「ふむ、で、5階層は?」



「はい、此処と同じ草原に成りますが、オークの他に、


オークソルジャーが混ざって来ます。


指揮官が入る事で、群れの攻撃が統一されて厄介ですね、



銀級で、20人以上のパーティが推奨されて居ますが、


モモちゃんと、他の5人は恐らく、


金級程の実力だと思いますので、


此の陣形でも、無理せず倒せると思いますが、


一応後衛に飛び道具などが有れば、


更に安心出来ると思います。」



「う~ん、飛び道具か~今のレベルじゃもう、


パチンコじゃ目くらまし位にしか成らないし、


リリー如何するかね~」



『そうっスね~弓は、素人には無理っスね~


そう成ると取り扱いの簡単な、弩、ボウガンっスね~』



「おっ、良いね~ボウガンなら弩程、力は要らないし、


精度も高いから、パチンコよりも命中精度も上がるね~


殺傷力も文句無しだし、矢と人数分頼めるかい?」



『オッケーっス~超強力で、扱い易いボウガンと、


キレッキレッの矢を用意するっス』



「んじゃあ、お願いするね~


小規模な紛争みたいに成りそうだからね~」



『オーケーッス~』



「良し皆明日は、後衛に新しい武器渡すから


パチンコの代わりに、使って、


小規模な紛争みたいに成りそうだから~


前衛のオークの撃破を頼んだよ~」



「皆は~いっ!」皆



「モモタロウ君~」



「何だい、オカマエルフ君」



「ボクは、普通に弓の方が得意なんだよ~」



「じゃあ、オカマエルフ君は、弓で、」



「「「「私達も弓は得意ですので、敵が近ずく迄は、


弓を使いたいと思います」」」」



「オ~ケ~前衛の皆も頼んだよ~」



「「「「はっ!」」」」



「じゃ、今日はこれで打ち止め、又明日頑張ろうね~」



「皆は~い!」皆



又適当な岩山を見付けて、夜営する事にした。


翌日、朝ご飯を食べた後、俺達は早速階層主の扉を開くと、


広間の中で陣形を展開すると、



オークよりは二回りは大きく、ボロボロの皮鎧に、


錆びた鉄剣を持った、厳ついオークが現れた。


俺は、前面に結界シールドを展開すると、



「狙え~!」



「皆は~い!」皆



絶対外さない距離にオーク、ソルジャーが来た所で、



「・・・・ファイヤ~!!」



≪ば・ば・ば・ば・ばばば・・・・ば・ば・ば・ば・ばばば・・・・


ば・ば・ば・ば・ばばば・・・・≫



「全弾命中!」



と、オークソルジャーはハリネズミの様に成って居り、


全ての矢が皮鎧を突き抜けて、オークソルジャーの体を貫通して居た。


ほぼ即死だった。俺は死骸をストレージに仕舞い乍ら、



「強力過ぎんじゃね?」



『・・・・此れからモンスターも強力に成って居くっス。


まあ、こんなもんっス』



「ちょっと考えたよね~?」



『・・・・・・・・御免なさいッス、ちょっと強力過ぎたっス』



「やっぱり~でも、まあ良いか、弱いよりは良いわな」



『そ、そう、そうっス~』



「・・・・・・・・」



俺達は広間の反対へ行くと、



「皆、一寸待って~」



「皆は~い、な~に~?」皆



「此処で、一寸、陣形変えてみようか?」



「皆は~い!」皆



「じゃあ先ず、今迄の陣形を1番としま~す。


で、今から作る陣形を2番としま~すっ良いですか~?」



「皆は~い!」皆



「先ずは前に6人、後ろに俺を入れて6人其のまた後ろに、


護衛とエレンの5人、3列に並んで下さ~い。


はいそうです、はい、1列目が矢を撃ちました。で、其のまま、



一番後ろに下がって、次の順番が回って来る迄に、


次の矢を撃てるように準備をして下さい。


はい次の列、矢を撃ちました。


一番後ろに下がって下さい。


2列目の皆も次の順番が回って来る迄に、



準備して下さい。3列目矢を撃ちました。で、後ろに、


此の様に撃つと、間断なく撃てて、


効率的に敵の数を減らす事が出来ます。


此れを3段撃ちと言います。


整然と、隊列を組んでくるであろうオークに、



有効打と成ると思われますので、


この戦法を使ってみます。


撃ち手は、結界シールドに守られるので、


バンバンやっちゃって下さい」



「皆おお~!」皆



5階層に出ると草原地帯で、30のエリアに分かれて居た。


オークソルジャーが率いる群れは、20匹~40匹位で、


中隊位だろうか?此れ迄とは違い、各個に襲い掛かるのでは無く、



統率が取られて居て、隊列を作って、


一斉に襲い掛かって来た。


一番後ろで、オークソルジャーが指揮を取って居る。


が、そこまでで、真正面からしか襲って来ない、


直線的な攻撃ばかりであった。



奇襲とかの知恵は回らない様である。


まあ、そこ迄の数でも無いし、


新しい陣形の前に、あえなく撃破されて行った。


如何も、ダンジョンは下がって行くにつれて、広がっている様で、



階層主の広間迄は一晩夜営して、翌日の昼頃まで掛かった俺達は、



「マドカ先生~次の階層は、如何しますか~?」



「イケ、イケ、ゴ~ゴ~」



「此奴はあかん・・・・頭の中がイケ、イケ、だよ~


アンザン会長、5階層の階層主は?」



「はい、同じオークソルジャーのレベル2に成ります。


単純に2割程強いらしいです。


私ではもう相手に成らないでしょう、


更に6階層は、


オークもオークソルジャーもレベル2に成るので、



強力に成るし、


フィールドも敵が身を隠せる森林地帯に成ります。


此の先は暫く一つづつレベルが上がって行きますね、


ギルドが推奨して居るパーティも、


此処から先は銀の冒険者50人と、


何人かの金の冒険者が混ざることを推奨して居ます」



「ふむ、で、今のパーティーメンバーのレベルは、


マドカ先生が、レベル30から32、


アンザン会長が、レベル23から27に、


ネコちゃんが、レベル15から20に、


うさぎちゃんが、レベル15から20に、


オカマエルフが、レベル20から25に、



男の娘が、レベル10から18に、


トリさんが、レベル15から20に、


ワンちゃんが、レベル15から20に、


キャロラインが、レベル15から20に、


シンホニーが、レベル20から25に、


ダンテ両刀使いが、レベル15から20に、




カンウが、レベル41から42に、


チョウヒが、レベル41から42に、


リュウビが、レベル30から32に、


シュウユが、レベル30から32に、


そして、エレンが、レベル36から37にっと、


うん、順調に皆レベルアップして居るね~」



「皆何でレベルが分かるの~?!」皆



「企業秘密です~」



「皆は~い!」皆



「で、先生、なんで先生が引率しないで


モモが引率してるにゃ?」



「はい、其れはモモタロウ君のご飯が美味しいからです。


ネコちゃん、貴方モモタロウ君のご飯、


食べたく無いの?びーるは?」



「納得したにゃあ、


皆にゃ~モモがリーダーだぞ!良いにゃあ~!」



「皆おお~!」皆



「・・・・・・・・」



昼ご飯とデザートを食べた後、



「皆~今日は階層主戦をした後、早いけれど、


今日の探索は終了としま~すっ!」



「皆わ~い!」皆



「此れ以上、深く潜るのは危険なので明日、明後日と、


此の階層で狩りをして、帰還したいと思いま~すっ!


マドカ先生~良いですか~」



「まあ、少し物足りないですけれど、頃合いでしょう。


そうしたらその予定で行きましょう」



「皆は~い!」皆



其の後、階層主の扉を開けて、広間に入ると、


オークソルジャーレベル2が居た。


俺達は直ぐに陣形2の体制を取ると、


前面に結界シールドを張って、



「第一射用意~」



おークソルジャーが間合いに入るのを待って、



「・・・・ファイヤ~!!」



≪ば・ば・ば・ば・ば・ぱ≫



矢を放った前列は後ろに後退して、次列が前へ、



「狙え~」



「皆は~い!」皆



「・・・・ファイヤ~!!」



≪ば・ば・ば・ば・ば・ぱ≫



3段撃ちの効果は高く、


瞬く間にオークソルジャーレベル2は、


ハリネズミの様に成って崩れ落ちた。



「チョウヒ!とどめ!」



「はっ!」



既に絶命して居ると思われるが、


念のためにとどめを刺した。


死骸を回収した後、広間を後にして、


適当な大岩を見つけると、


何時もの様に仮住まいを設営して、中に入った。



「皆~お風呂に入った後は夕食迄の時間、自由時間にするよ~


疲れを取る様にしてね~」



「皆は~い!」皆



皆が、お風呂に入っている間に、俺は、夕飯の準備をして居た。


今日の晩御飯のおかずは、オークミンチで作った。


わらじハンバーグだ。ボリュームたっぷり、栄養満点だ。



其れと、具沢山豚汁スペシャル。に、デザートは、


女の子が大好きな、ジャンボイチゴサンデースペシャルだ。


其れと、ママゾンでビールを購入、


各自1缶とを冷蔵庫で、冷やして置いて、


出来た物を、ストレージに仕舞って、用意完了っと、



男連中も、風呂を出た様だし、



「一っ風呂浴びるか~」



翌日、朝ご飯を食べた後、俺達は4階層の階段を目指して、


30有るエリアを一つづつ潰して行った。



予想通り、昨日狩り尽くしたオークは復活しており、薬草や、


ハーブ、木の実に、果実に山菜も復活して居て、採取した。



「さて、レベル上げには丁度良い階層だし、


ガンガン攻めるよ~!」



「皆は~い!」皆



元々、Sクラスはレベルも高い、中々レベルは上がらないのだが、


効率よく狩りをする事で、経験値を貯めて行った。




「うん、此の分なら、


ダンジョンを出た頃には、クラスの皆は、


4~10位レベル上げが出来そうだね~」



「そうですわね、私くしも、


もう一つ位レベルが上がりそうですわ」



俺達は三日掛かりで、又、


5階層層の出口迄一往復して来た。


階層主のオークソルジャーレベル2を倒した後、



「皆~良い感じで、狩りも出来たので、


明日から帰還の途に就きます。


まだまだ危険が伴いますので、


ダンジョンの外に出る迄は、


気を緩めない様に、良いですか~!」



「皆は~い!」皆



「では、本日の狩りは此処迄とします」



「皆は~い!」皆



翌日、もう一度オークソルジャーレベル2を倒してから、


帰途へと就いた。5日掛った行程は皆強くなった事、


段取りが良くなった事で、


4日でダンジョンから出る事が出来たのだが、



又出ると、夜だった。


まあ、夜の方が空いて居るので良いのだけれども、


俺達は冒険者ギルドの留守番の女性に、


ダンジョンからの帰還を報告すると、


馬車に乗って、帝都の屋敷に戻るのだった。


こうして俺達は、


12日間に及ぶ屋外授業が終了したのだった。



「皆~今晩は俺ん家で、泊って明日冒険者ギルドに、


素材を売りに行くよ~其の後、バーベキューパーティーでも、


しようか~もう、幾らでも飲んで良いからね~解禁だよ~」



「皆万歳~!!」皆



屋敷に戻ると、晩御飯を食べ乍ら、大いに飲んで、



「皆~どれ位レベルが上がったかな~?」



「皆一杯~!」皆



「じゃあ、発表するよ~」



「皆は~い!」皆



「先ずはマドカ先生が、レベル32から34~通産4レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「アンザン会長が~レベル27から31~通算8レベルアップと成りました~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「ネコちゃんが、


レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「うさぎちゃんが、


レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「オカマエルフが、レベル25から28~通算8レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「男の娘が、レベル18から22~通算12レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「トリさんが、


レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「ワンちゃんが、


レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「キャロラインが、レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「シンホニーが、


レベル25から28~通算8レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「ダンテ両刀使いが、


レベル20から25~通算10レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「カンウが、


レベル42から43~通算2レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!凄~い!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「チョウヒが、レベル42から43~通算2レベルのアップです~」



「皆わ~~っ!!凄~い!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「リュウビが、レベル32から34~通算4レベルアップです~」



「皆わ~~っ!!凄~い!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「シュウユが、レベル32から34~通算4レベルアップです~」



「皆わ~~っ!!凄~い!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「そして、エレンが、


レベル37から39~通算3レベルのアップと成りました~


皆~ご苦労様~、そしておめでとう~!」



「皆わ~~っ!!凄~い!ぱち、ぱち、ぱち~」皆



「あれっ?モモタロウは如何したのにゃ?」



「あら、其れはそうですね?如何なのですか?」



「皆如何なの?如何なの?如何なの~?」皆



「はい、俺は呪いの為に、


レベル1から上がる事は有りません。


既に、カンストしていま~すっ!」



「皆何ですと~!!」皆



「まあ、其の事は良いとして、飲も飲も~」



「皆は~いっ!」皆



皆、飲みたい一心と、


レベルアップした喜びの為に、俺の事はスルーしてくれた。



「ふ~っ、危ない、危ない」



此の日は、遅く迄、ワイワイと、皆で飲み明かすのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ