-113話ー メイド、警備の名付け
初日の授業を終えた俺達は、
生徒会長のアンザンと明日の朝、
馬車が有る俺達の屋敷に、
集合するって事で決まってから、分かれた。
其の後保健室に行って、
コン、コン、
「保健 は~い何方~カギは掛かって居無いからお入りなさ~い」保健
「は~い、救護委員のモモタロウと」
「エ 其の付き添いのエレン、入りますわ~」エ
と、保健室の中に入ると、エロイ、もとい、綺麗な、
保健の先生が居た。
「ちわ~っス!ヒールの御用命は有りますか~?」
「保健 あら、いらっしゃい、丁度3人、怪我人が入って居るのよ、
治して上げてくれるかしら」保健
俺はベットで寝ている3人に、
「あらヨっと、ヒール、ヒール、ヒール、の3連打~」
「怪我人 ひぃ~ひぃ~痛いよ~ママ~って、あら治ったわ!」怪我人
「怪我人 ウェ~ン、ウェ~ン熱いよ~痛いよ~って、あら痛く無い」怪我人
「怪我人 くぅ~、くっころ~!あれ、治った~」怪我人
3人は、ベットから出ると、
「怪我人達 有難うっした~!」怪我人達
「良かったね、痛い所はもう無いかい?」
「怪我人達 はい!私達のハートは、もう、
ブレイクンハートでやんす~」怪我人達
「うん、意味が分かんないけど、良かった。
気を付けて帰るんだよ~」
「怪我人達 は~い、先生~」怪我人達
「いや、俺は新入生だから先生じゃあ無いよ~」
「怪我人達 いいえ、お医者様ですから先生で~すっ
じゃあ先生、有難う御座いました~帰りま~すっさよなら~」怪我人達
と、さっさと帰って行った。
「エ まあ、現金ですわね。」エ
「保健 まあまあ、そう言わないで上げて、
あの娘達今からバイトだから、
働いて稼がないと、授業料払えない組なんですよ、
大目に見て上げてね、二人ともご苦労様、
私は保健担当のアカシヤ、マルマンです。
此れから長いお付き合いになるから宜しくね。
君達、自己紹介してくれるかしら」保健
「あっ俺、モモタロウです、此れから宜しくお願いしますね、
アカシヤ、モロマン先生」
「ア モロマンじゃ有りません、殴りますよ、ぐぅで」ア
「エ 私くしは、エレンと申しますわ、
此れから宜しくお願い致しますね、アカシヤ、エロマン先生」エ
「ア 貴方達、初日早々喧嘩売ってんですか?」ア
「モ、エ すいませんでした、アカシヤ、サ〇マ先生」モ、エ
「ア ふぅ~もう良いです。明日もお願いしますね。」ア
「モ、エ 明日は、初級ダンジョンで、狩りです。」モ、エ
「ア あらそうなの?其れは、仕方有りませんね、
此の学院は、危険を伴う授業も多いので、
毎日の様に怪我人が運び込まれるので、
戻って来たら、1番に寄って欲しいのだけれども、」ア
「はい、良いですよ~其れでは、
ダンジョンの帰りに寄りますね。」
「ア はい、モモ先生、お待ちして居ますね。」ア
「エ 何だか、怪しい雰囲気ですわね?」エ
「そんな事無いんじゃない?良い先生だよ、名前変だけど、」
「エ んん~怪しいですわ、此れは女の感ですわ。
モモちゃん、気を付けるんですのよ。」エ
「は~い」
「ア いや、私の居る前で話さないでね。」ア
「モ、エ 其れじゃ、さよなら~」モ、エ
「ア はい、さようなら気を付けて、
お帰んなさいね。うふふふふ・・・・」ア
「モ、エ は~い」モ、エ
俺達は屋敷に帰ると、居間に、
「は~い、全員集合~!!」
ドダダダダダダダ・・・・・・!!
「皆 サ~!イエッサ~マム!!」皆
「ヒ 番号~!!」ヒ
「皆 1・2・3・4・・・・・・・28以上全員揃いました~っ!!」皆
「ヒ ご主人様に敬礼~~!!」ヒ
ザッ!!
「何処の海兵隊だよ~」
「リリー如何言う事~?」
『リ ダーリン達が学校に行っている間、海兵隊ごっこしてたっス~』リ
「モ、エ ・・・・・・・・」モ、エ
『リ 彼女達もダーリンにかまって貰おうと、色々考えて居るッス~』リ
「獣人って、かまってちゃんかよ~まあ良いや、
此れから一緒に暮らす、エレンの使い魔と、俺の使い魔の、
ペスを紹介します。」
と、エレンの肩にハツカネズミが現れて、俺の後ろから、
白銀の子犬が現れた。すると獣人全員が、
「皆 ハッ!」皆
として、両膝を床に付けると、ペスに祈り始めた。
「何、此れ怖い!」
「ぺ わん、わん」ぺ
秘書姉が、
「ヒ ご主人様、獣人達は女神信仰をして居ますが、
其の中でも、特に、
戦いの女神である神竜様を信仰して居ります。
其の下位互換として、亜神のバハムート様や、
ベヒモス様、イフリート様、
フェンリル様等も神として、あがめて居ます。
此の白銀の毛並みはフェンリル様と同じ色で、
犬神として見て居るのでしょう。」ヒ
「いや、御免なさい。フェンリルです。」
「ヒ はっ?」ヒ
「何でも無いです。」
「ヒ お姉様、私、白銀の毛並みのワンちゃん何て、
初めて見ました」ヒ
「ヒ 私もです」ヒ
「皆~其れともうひと~つ!明日、
俺と、エレンと学校の友達と、
初級ダンジョンに狩りに行きま~す。」
「皆 ご主人様!私を御共に!!」皆
「其れは、後で独断と偏見で、護衛2名と、馬車の見張り2名を決めます。
其の前に、いい機会だから皆に名前を付けます。」
「ヒ ご主人様、其れはいけません。
奴隷に名前を与える等と、ご主人様の命に関わります!」ヒ
「大丈夫、俺、魔力一杯だからね、秘書姉は、カンシン!」
秘書姉は跪き、輝き出すと画面にステイタス表示が現れて、
ジョブに元帥と表示され、レベル10から25に上がった。
「ヒ 我が主よ、此の先の生死を主と共に」ヒ
次に秘書妹に、
「秘書妹は、コウメイ!」
秘書妹の体も輝き出して、ステイタス画面に、
ジョブが、軍師と表示されて、レベルが8から20へと上がった。
その次に、ダークエルフのお姉さんに、
「ダークエロフのお姉さんは、カンウ!」
ダークエロフのお姉さんも輝き出して、
ジョブが英雄にそして、レベルが30から40に、
年齢、230才とか、
Gカップだとか色々出て来たが見なかった事にしよう。
「あ~あ、エレン、レベル抜かれちゃったよ」
「エ 何ですの~又抜き返せば良いのですわって、このジョブ、
モモちゃん、最初から知って居たのですわね、」エ
「はい、知って居ました。次にゃんこちゃん」
トラ族のネコちゃんに、
「ネコちゃんは、チョウヒ!」
ネコちゃんは輝き出すと、ジョブが勇者、レベルが30から、40に、
「エ まあ、勇者迄居ましたの?此れには流石に驚きましたわ。
で、モモちゃん魔力は大丈夫なの?」エ
「ああ、大丈夫、無くなると何故か、
すぐに無くなった分が補充されるからね」
「エ インチキですわ~」エ
「は、は、ははは・・・・じゃあ次は、バニーちゃんね、
バニーちゃんはチョウウン!」
ウォーバニーちゃんの体が輝き出して、
ジョブが、狂戦士バーサーカーに、
レベルが、25から、35に、
「狂戦士って、絶対相手したく無いですわ」
「ですよね~さて、次は鳥さんだね、
鳥さんはバタイ!」
鳥さん事、翼人族の娘さんも輝き出すと、
ジョブが空戦士と出て、レベルが28から38に成った。
「エ 空戦士なんてジョブ初めて見ましたわ」エ
「皆、エレン越えて行くけど、大丈夫?」
「エ むしろ喜ばしいですわ、私くしの負担が減りますもの」エ
「なら良いんだけどね、次はお馬さんだね、
お馬さんはリュウビ!」
お馬さん事、ケンタウロスの娘の体も輝き出して、
ジョブが、戦士ナイトに、レベルが20から30に、
「エ 皆、凄いですわ、近衛団長クラス以上ばかりですわ、
此の娘達だけで、一軍に匹敵しますわ」エ
「そこ迄なの~?強いのは分かるけど~俺、レベル1だし~」
「エ そうですわ、レベル1から3迄が、
一般人ですの、3から15迄が、
一般的な冒険者や、兵士ですわ、
レベル15から20迄が、
銀の冒険者や兵長、正騎士と言われて居ますわ。
レベル20からが、金の冒険者や聖騎士、魔道士ですの、
其処から上は、人の限界に向かう領域と言われて居ますわ。
極める者の世界ですわね。」エ
「じゃあ、エレンも魔導士だね」
「エ 御免なさい、ファイヤーボールしか使えないので、
まだ、魔法使いですの、
剣の腕ばかりが上がってしまって・・・・
魔力は、モモちゃんに鍛えて貰って居るのですけれど、」エ
「ふ~ん、そうなの~俺レベル1だから分かん無いや~
次はヘビちゃんね、え~っとシュウユ!」
ラミア族の蛇ちゃんも輝き出して、ジョブが戦士に、
そして、レベルが、18から30に成った。
「次は、アラクネちゃんだね、う~んっと、ハットリ!」
アラクネちゃんの体も輝き出して、ジョブが忍者に、
レベル15から30に、
『リ 来た~っス!待って居たっス~!』リ
「何か、リリーが食い付いてるよ。」
「エ ジョブが忍者って・・・・」エ
此の後非戦闘員も、全員名前を付けて行ったが、
全員獣人で、身体能力が高い為なのか、
全員、レベル18から20の正騎士並みの戦闘力を持つ事となった。
「此れは、道場を作る必要が有るね~
後で作んなきゃ、リリー、全員にメイド服の上から着れる、
軽装と、武器の用意をして、
道場での修行と読み書きそろばんの学習を、
カンシン、コウメイと相談してくれる?」
『リ は~いっス~』リ
「宜しくね~」
と、今日エレンが狩って来た肉を、焼き肉用にカットした物を、
食堂で出すと、
「今日は、皆に名前の付いた目出度い日ですので、
エレンが今日狩ってくれた、ビックバッファローのお肉で、
焼肉をしま~すっ皆~準備して~」
「皆 は~い!!肉~!」皆
皆が準備して居る間に俺は、勝手口から裏庭に出て、
「リリー道場、在庫有る?」
『リ はい、此処に引っ越してきた時に作って有るっス』リ
「じゃあ、裏庭の端に出して呉れる?」
『リ 了解っス~ほい、ドン』リ
「おお~和風だね~有難う~」
『リ 良いって事っス、防具や竹刀や何かは道場の中に、
常備して有るっス。道着は、皆のストレージに入れて置くっス』リ
「至れり尽くせりだね~有難う!」
『リ 此れも妻の務めっス~』リ
「は~い、愛してるよ~」
『リ ・・・・・・・・ポッ』リ
「あっ、照れた」
俺は、一っ風呂浴びると食堂に戻って、
「エレン~お風呂開いたよ~他の皆も、
一っ風呂浴びといで~残りの準備しとくから~」
「エ 私は夕食の後でお風呂に入りますわ」エ
「皆 うん、うん」皆
「何言ってんの、飲んだら風呂処じゃ無いじゃん。
いつ寝ても良い様に入って来なさい。」
「皆 は~い」皆
聞き分けて呉れて、ぞろぞろと、皆風呂に行った。
俺は、皆が風呂に入っている間に、
「え~っと、焼き肉の準備は出来ているっと」
厨房に行って、シンクに水を貯めて、氷を入れて、
ママゾンで缶ビールを、購入、更に缶酎ハイと、
ブルーハワイに、マイタイと購入、そして、少しお高いワインと、
ドンペイを購入して、冷やして、モルトウィスキーを購入して、
水割りの用意をして、
「焼き肉が当てになるから、今日は摘まみは要らないか、
後、デザートは何にするかね?」
ママゾンを見て見ると、
美味しそうなレアチーズケーキが有ったので、
ホールで10個購入っと、
「冷やしとこ~ああ、夜警で、
飲めない娘には、ウーロン茶と、
コーラを用意して置こうかな~」
追加購入して、
「さあ準備完了~!」
準備出来た頃に、見て居たかの様に、皆、ぞろぞろ降りて来た。
「皆~準備出来たよ~席に付いて~」
「皆 は~い」皆
「さあ、焼いて焼いて、
夜警の娘は、ジュースか、ウーロン茶ね~」
「警備 は~い」警備
「では、頂きま~す。宴会だ~!」
「皆 頂きま~すっ!!わ~い!」皆
此の後、皆、がやがやと、賑やかに、食べて、飲んで、
楽しい夜は更けて行った。
皆が、酔い潰れた頃、俺は部屋に戻って、
ベットに潜り込んで、
少し、見知った天井を見ながら、
「明日は、初ダンジョンだ。少し楽しみだね」
と呟いて、直ぐに寝てしまった。