針山さん
ここは私立 希美野高等学校。
私の名前は前川 真枝乃。この高校に通う普通の1年生!私の高校生活は至って普通。正直地味って言っちゃってもいいかもっ。でもそんなことはどうでもいいの。なんてったって私には素晴らしすぎるお兄ちゃんがいるから!
今日の授業も退屈だった⇩でもやっと帰れる!今日はなんだか裏口から近道して帰りたい気分♪
「前川くん!」
おや?図書室の裏からお兄ちゃんを呼ぶ声がする!そろーっと覗いてみよう。あ!あれは同じクラスで図書委員の針山さん。眼鏡をかけてて地味子ちゃんって感じ。でも、そんな針山さんの前にはお兄ちゃんが?!呼び出したのかな?針山さん、意外と大胆!
「ずっと前からあなたのことが好きでした!付き合ってください!」
言ったー!クラスのマドンナの古本さんまでためらってたのに、思い切ったー!お兄ちゃんはどう返すの?まさかOK出すの?
「針山さんって本好きだよね。」
「う、うん!」
お兄ちゃんの趣味は読書なの!最近書店では小説の帯にイケメンなお兄ちゃんがたくさん載ってるの!
あれお兄ちゃん、針山さんに急接近してる。え?これってもしかして・・・
「俺も本、好きだよ。」
そう言ってお兄ちゃんは去って行きました。針山さんはその場に膝から崩れ落ちちゃった。
「前川くんも、本が好き、、、」
針山さん、声が震えてる!告白のこと、そっちのけになっちゃった!
お兄ちゃん、かっこよく去って行ってる!ん?何か聞こえる?
「これで、・・・大丈夫・・・かな?」
お兄ちゃん、ちょっと声が裏返ってる。そんなかわいいお兄ちゃんもいい!




