二話 選民思想
完結までは頑張ります
俺はリンと一緒に避難シェルターへと向かっていた。途中にリンが言っていた集落があったので
立ち寄ってみることにした。
イヌ「わん!」
リン「見てあそこにわんちゃんがいる!かわいい~」
俺はリンが犬ではしゃいでる間に集落の中を探索してみることにした。
するとおばあさんが後ろから話しかけてきた。
おばあさん「あら。こんなところにお客さんなんて久しぶりじゃない。
あなたはどうしてここにいらしたのですか?」
リョウ「避難シェルタ66へ、いま、あそこで犬と遊んでる子と一緒に旅をしてるんです。」
おばあさん「避難シェルター66...ここから280kmも先じゃない。旅、がんばってね。」
リョウ「おばさんはシェルターへ向かわないんですか?」
おばあさん「私はねぇ...もうこんなに年取っちゃったから...
足手まといになったらよくないでしょう?
シェルターには未来ある若者がいかなきゃ。」
よくないことを聞いてしまったと思ったのでとっさに話を変えた。
リョウ「ところであの犬って...?」
おばあさん「あの犬はね。昔からここら辺にいるんだけど誰の犬かわからなくて...
いまは私が世話してるって感じなのよ」
おばあさん「せっかくなら旅のお供に連れて行ったら?」
リョウ「いいんですか?」
おばあさん「いいのよいいのよあの女の子になついてるみたいだし。
心強い味方になってくれるんじゃない?」
リン「リョウ君~何してるのかと思ったら、こんにちはおばさん!」
リョウ「今話してたんだけどあの犬をいっしょに連れて行っていいんだってさ。」
リン「やった!」
おばあさん「じゃ旅、がんばってね!」
リン「はい!」
リョウ「ありがとうございました!」
イヌ「わん!」
リン「この子の名前かんがえたんだ!ポチろうって名前どう?」
そうして俺らは新しい仲間ポチろうとともに
集落を旅立ち、避難シェルタ66へ向かうのだった。
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