敵は仲間内での評価を気にする
攻撃者にとっては、反撃も世論もまったく気にならない。彼等が唯一気にするのは、仲間内での自分の評価だ。
仲間からバカにされるのを最も嫌う。これを誘うには、2つの方法がある。
一つは、真っ向勝負。もうひとつが、うわさ話。
真っ向勝負は単純だ。仲間の前で、相手をやっつければいい。相手が子供のような悪口しか書かなくなったら勝ったと思っていい。
うわさは、相手の仲間に近づいて、
「あいつって、下手だよな。」
などと、ひそひそ話風に相手の評価を話す。相手は一枚岩ではない。攻撃チームは大抵、仲間でも心の底では見下している部分がある。それを引き出して、信頼関係を破壊する。
実社会でつながっている仲間では効果は低いが、周りで見ている人たちには効果がある。演説ではなく、ひそひそ話のほうが聞いている人には説得力がある。人の裏側(=真実)を垣間見た気になるからだ。
自分の仲間内では意味が無い。あえて、敵の仲間とひそひそすることが、相手にはまるで裏切りのように映る。
ちゃんとした仲間であれば、かばい合う。しかし、大将としては、かばわれていること事態が屈辱なのである。




