表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暗闇  作者: もんじろう
17/23

17

 これ以上の裏切りがあるだろうか?


 私の判断は間違っていなかった。


 そう、私は正しい。


 正しいからには、この難局も乗り越えられるはず。


 妻と2人で私を嘲笑っていたに違いない小野にも罰を与えなければならない。


 折れかけていた私の闘志に火がついた。


 腹をくくると全てが楽になった。


 そうなると、不思議なことに私は尿意をもよおした。


 これから小野を殺害する前に、すっきりしておくのが良いだろう。


 私は小野に尿意を告げ、坑道の陰で事を終えた。


 そしてランタンに照らされた場所へと戻った。


 小野の姿が無かった。


 私は愕然となった。


 どこへ行ったのか?


 私に止められて、奥へ行くのを諦めた小野の顔が浮かんだ。


 いけない。


 私は奥の坑道へと走りだした。


 しばらく進むと、小野が居た。


 やはり、奥の道へと活路を求めたのだ。


 小野はライトを持っていた。


 そのライトを地面の1点に当てている。


 中田の死体を照らしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ