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71 魔の森の砦

 

「ハク、私達は一旦帰るね。また、後で来るよ。」


「わかった。ぼく、へんなやつら、やっつける。フィアまってる。」


「では、父様達を邸にお送り致します。今度は私の肩に掴まって下さいね。行きます…転移。」


 邸の敷地内、馬車の置いてあった先ほどの場所に戻ると、父様達はそれぞれ色々手配する為に、邸の中へ入って行った。


 父様には、土魔法でよければ私が色々作るからって言ってある。


 私の造った物が魔物避けになるならば、結界みたいに完璧ではないけど、みんなが安全に森でお仕事するのにはいいよね。


 ディラントの街から、街道も敷いた方がいいね。そしたら、森の中もスムーズに移動できる様になる。移動が便利になれば、冒険者達を呼べる。冒険者達にも、魔の森に紛れ込んでるダンジョン魔物の討伐に参加させれば、更に魔の森開拓が進むだろう。


 えーと…建物は何作ったらいいかしら。宿泊施設、治療施設、食堂、そしてお風呂!くらいかな?


 あと、ダンジョンの入り口が見える位置に、魔法士を配置する見張り台を2つ設置するつもり。宿泊施設の屋上でもいいかもしれない。


 魔法士の魔力が少なくなったら、交代していく様にする。


 魔力の回復にも役立つかも知れない、疲れを取って、癒しをもたらしてくれるお風呂は必要よね。


 広い土地があるんだから作るしかない!露天風呂。もちろん男女別に2つ作るよ!魔法士は男女両方いるだろうし。


 …今更だけど、この世界に来て、私は雨が降ったのを見た事がない。でも水不足で困ったりした事はない。この世界には、生活魔法や水属性魔法があるから、水には困らないのだ。


 そして、お風呂に入る習慣は王族や一部の貴族にしかない。いくら、水に困らないと言っても、お風呂にするほどの大量の水は魔力が足りず中々出せないから。


 あ。そうだ。冒険者ギルドに行かなきゃ。街道や建物を造るのはその後にしよう。




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