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63 戦利品

 

 夕食後、部屋で今日の戦利品を確認していると、フォレスト系の魔物の魔石が自動分別されているので、それらを取り出して麻袋に一纏めにしようと出してみた。


 …おお、大っきくて綺麗!ゴブ魔石やウサ魔石なんかとは比較にならない。


 ゴブ魔石は濁った白で小指の爪くらい、ウサ魔石は茶色で同じくらいの大きさ。普通に落ちてたら、小石と間違えるよ?


 だけど、フォレスト系はボアが薄い黄色、リザードが薄い水色、ウルフが薄い緑色で親指の爪くらいの大きさ。


 いくらで売れるのかしら!


 …ん?魔石って、魔物の心臓部分に近い場所に蓄えられた魔力の塊って事でしょ?私がこの有り余る魔力で魔石を創り出せたら、何かに使えるのかしら?宝石みたいだし、装飾品に出来ないかな?私の言霊先生と錬金スキルで出来ちゃうかも。


 手の平を上にして、魔力をそこに凝縮させるイメージで、あの魔石を思い浮かべてみる。『魔石プリーズ』でも出せるかもしれないけど、ちょっと違う気がするので、『魔石クリエイト』にしておこう。


「魔石クリエイト!」


 唱えると…手の平いっぱい沢山の透明な水晶玉みたいなのが出来た!大きさは参考にしたフォレスト系の魔石と同じくらいの大きさ。


 因みに、『魔石プリーズ』も試してみたら…透明な魔石の付いたネックレスが出てきました…。やっぱり、プリーズだと製品が出てくるのね。ネックレスのチェーンの部分は金ですね。純金じゃ、柔らかくてすぐに切れてしまうから、18金でしょうかね。前世では馴染みのあるアクセサリーですが、こちらの世界ではどうなんでしょう。まあ、金色の謎金属としておきましょう。


 そして、そのネックレスを眺めていたら、水の精霊のすいちゃんがふよふよと近付いて来て、なんと!私の透明な魔石の中に入ってしまった!すぐに出て来たんだけど、透明だった魔石に色が付いた!


「綺麗な水色…。何だろう。なんだか懐かしい色ね。」


 あぁ…金色と水色。これは、アレスト王子のカラーね。何で懐かしいと思ったのかはわからないけど、凄く綺麗。


 とにかく、精霊ちゃんが私の透明な魔石に色をつけられるって事ね!ラッキー!だけど、先ずは、私の魔石もギルドで換金できるかどうか試してみよう。全部じゃなく、3個だけ混ぜてみた。残りは万能庫にしまった。


 あと、トレントやらのドロップアイテム、枝の様な、丸太の様な木と、葉っぱは何かに使えるのかしら。


 薪にはなるよねぇ?葉っぱは薬とかに出来るかも。


 よし!夜だけど、今から売りに行こう!



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