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39 エルドレットはどこ?

 

 侯爵の屋敷にはちゃんと転移できた。


 そして、私のレーダー、まだ改良の余地有り。


 私の大切な人達も、敵も、気絶したら全部黄色じゃよくわかんない。


 あと、隷属状態の人は警戒対象にするよう変えないと。突然攻撃されたら困るし。


 速攻で変更。


 大切な(ブルー)(青)状態異常(グリーン)(緑)隷属状態(イエロー)(黄)


 一般人(ホワイト)(白)状態異常(グレー)(灰)隷属状態(パープル)(紫)


 敵・魔物(レッド)(赤)状態異常(オレンジ)(橙)隷属状態(パープル)(紫)


 死亡(ブラック)(黒)


 と、こんなとこかな。また、イマイチだったら改良しよう。


 とにかく、エルド探す。


 …???


 あれ?…いない?


 この屋敷の中には…青も緑も黄も無い。


 私のレーダー壊れた?改良が改悪になった?


 ううん。そんな事ない。ちゃんと敵も赤とオレンジの印出てる。


 この屋敷の中にあるのは、赤とオレンジと白、そして紫。


 やっぱり…無い!


 じゃあ、エルドはどこ?


 …攫ったのは侯爵じゃない…の?


 ううん。絶対コイツらの仕業だと思う。


 マズい…他に何か手掛かりは?


 ああ……あの男に聞いてみましょうか。


 私はこの屋敷、ただ一つの状態異常(オレンジ)の点に向かって歩き出した。


 赤い点が少しだけあるから、それもオレンジ色に…変えとかないとね。


 (らい)ちゃん、お願いね。


 そして、あの部屋に着いた。あの男は、さっきのまま、床に転がっている。


 今にも死にそうね。でも、それは困る。


 治療したくないけど、背に腹は代えられない。


「ハイヒール」


 とりあえず、話せるように首から上の部分だけ治してあげるよ。


「ねえ…私、弟を探しているの。あなた、知らない?」


「………。」


 知ってるみたいね…知らないなら、知らないと言うはず。それとも、何も喋らないスタンスかしら?


「精密鑑定」


 おお…出た出た。あれ?3年前にちらっと見たのと、全然違うー?精密鑑定すごいね。


 称号もちゃんと見えてるよぉ。


「…ふーん…あなた、この国の人じゃないのね。グロルド・リグトス。ただのグロルじゃなくて、貴族で子爵なの?元騎士。へえ…グランダ皇国の?そして…人攫い。やっぱりね。」


「っ!何故…」


 本当の侯爵の部下じゃないんだ…侯爵とは共謀してるだけなのかしら。


 グランダ皇国の間者って事は…。


 コイツの仲間の誰かが、エルドを攫って連れ去った?


 グランダ皇国に?


 エルドが攫われて、まだ1時間くらいしか経っていない。そんなに遠くには行ってないと思う。


 …転移魔法陣とかで移動されたら…もう既にエルドはグランダ皇国内?


 いいえ。そんな訳無い。だって、そんな長距離転移魔法陣があるなら、今までに私もそれで送られてるよ。


 侯爵家と大教会はそんなに遠くない。さっきの魔法陣はこれくらいの距離なら移動可能だったって事よね。


 うーんと、グランダ皇国はどっちの方角だったかな?確か魔の森に近い…って、ウチの領の向こう側の国じゃん。


 ふふ…なら、先回り余裕ね。


 馬で休まず、3日。私なら一瞬よ?


 ディラントまでの道を辿りながら、レーダー使えばなんとか探しだせるかもしれない。


「今から行けば追いつけるわね。」


 もし、これで見つからなくて、エルドが皇国に連れていかれてしまったら、私、殴りこみ…行っちゃうよ?


 全面戦争になるかしらね。


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