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144 国境に行こう

お読みいただきありがとうございます

 

 翌日私は専属メイドに復帰したエリーに起こされた。


 珍しく自身で起きられなかった。


 流石に頑丈な私の身体も疲労が溜まっていたのかもしれない。


「おはようございます。フィアルリーナ様。」


「おはよう。エリー。もう大丈夫?まだ辛かったら休んでても良かったのよ?」


「はい!もう大丈夫です。あの…ありがとうございました!お嬢様御自ら助けて下さったと伺いました。私はこの御恩に報いる為にも、命を懸けてご奉公致します!」


 あー…えっと、命を懸けてもらっちゃ助けた意味ないんだから、命大事にをモットーにしてほしいな。


「あ、あはは…わかったから。それよりも早く下に行かないといけないでしょ。」


「は、はい!そうでした。もう皆様食堂でお待ちでした。急いで御支度させていただきます。」


 既に用意されていたドレスは空色で、これはやっぱりアレスト様に合わせてなんだろうなとわかる。


 まあ、凄く綺麗だし、ドレスなのに動きやすいから別に問題無いよ。ってか気に入ったからよし。


 寝起きの浄化を掛けて、サラサラになった髪をエリーに久し振りに結ってもらった。


 あっという間に両サイドを編み込み、金の透かし彫りの髪留めで後ろを纏めて出来上がり。


 エリーは相変わらずとても器用ね。


 あ。そうだ。早急にエリーを連れて武具店に行かなきゃね。


 今度こそダンジョン一緒に行くんだから。


 良い装備買わないとね。


 勿論、買ったら私がしっかりと魔改造するよ。


 そんな事を考えながら、1階へ降り、お待たせした事を謝罪し席に着く。


 今朝は人数が多くて席がほぼ埋まってる。


 イケメン密度が高くて、この場所のキラキラ度が上がってる気がする。


 その中でも筆頭の王子オーラ全開のアレスト様。


 はうぅ…そんなに見つめないでぇ…アレスト様は…朝からとても…カッコよくてキラキラ眩しいです。


 席が真正面で食べるの緊張するわー。


 食べこぼししないように必死だよ。


 あれ?昨日居なかった人がいる…見た事あるよな無いよな?と思っていると父様から促され、その人…私より少し年上に見える男の子は名乗った。


 クリーム色の髪、緑の瞳。名前はベルクリフ・ルーデンス公爵令息。


 …うん。見たことあるかも。


 3年前、街で会った子だよね。


 彼はそんな事もう覚えてないだろうけど。


 そして、緊張の朝食タイムが終わり、私は昨日の約束通り、グランダ皇国への道を繋げるべく、父様と転移しようと執務室に向かうと、そこにはアレスト様とベルクリフ様が居た。


 グランダ皇国への国境門工事について来たいらしい。


 …私は別に構わないわよ?何人でも運べますから。


 父様は私の工事現場をあんまり見せたく無いみたいね。でももう今更だと思うよ?


 そして、渋い顔の父様と、完全武装の美麗な王子様と、国境警備団を率いて来た真面目な雰囲気の公爵令息様とその場で転移した。


ふぅ…今日中に何とか投稿出来ました。

次は多分来週になるかと…。

「時繰りの聖女」は明日更新予定です。

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