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138 魔方陣から脱出

お読みいただきありがとうございます。

『時繰りの聖女〜転生特典はひとつだけでしたがチートでした〜』も良かったら読んで下さいね。

まだ、書き始めたばっかりですが。

よろしくお願いします。

 

 あー…闇ちゃんの剣を取り出して、リビングメイル達を蹴散らそうと思ったけど、万能庫も封じられてるね。


 結界も解けちゃってるし。


 転移も無理。


 精霊ちゃんの中でリビングメイルに対抗できるのは、光ちゃんかなぁ。


 だけど、先に闇ちゃんの影移動でこの魔法士拘束転移魔方陣からさっさとおさらばした方が良いよね。


 体勢を整えて、後で一気に全滅させてやろう。


「闇ちゃん。比較的安全な場所へお願いね。」


 その言葉で、闇ちゃんは瞬時に私を移動させてくれた。


 そんなに遠くには移動出来ないが、危険な場所からは脱出出来る、非常事態用の闇ちゃんの能力だ。


 拘束転移魔方陣から逃れたなら、すぐに直接ディラントに帰ることもできるけど、せっかく、敵さんの招待でグランダ皇国と思われる場所まで来れたんだもの、ちょっと、お仕置きしたりしたいよ。


 マリアナちゃんの家族の安否も気になるし。


 と、よく見ると、ここ牢屋じゃん。


 あ、安全?なのかしら…。


 灯も無く、真っ暗な牢屋の中、周りに眼を凝らすと、だんだんと眼が慣れてきて、うっすらと人影らしきものが奥に横たわっている様に見えた。


 恐る恐る近づいて見ると、赤い髪の男性が力無く横たわっていて…これはアレだ。多分、マリアナちゃんのお兄さんで間違いないだろう。この国の皇太子ね。


 マリアナちゃんと同じ赤い髪と、やつれてはいるが、白く整った面。


 今は閉じているが、きっと瞳は美しい紫水晶(アメジスト)かな。勝手な想像だけどね。


 ああ!こんな時にこそ、確認の為の鑑定をすれば良いのよね。


 ロインベルト・ラ・グランダ(人族)

 15歳

 皇太子


 うん。やっぱり。


…でも、皇太子って職業なのね?ってか無職?だって、バルディア王国だと、称号だものね。


 それにしても、闇ちゃんって、美少年とかが好きなのかしら。


 前回、影移動お願いした時は、第1王子の部屋だったよね。


 あ、まあ、とにかく…助けないとね。


 皇太子様、大分弱ってるみたいだから。


 隷属の首輪はつけられてないみたいだけど、意識がないみたいだから、キュアヒールとパーフェクトヒール、ついでに浄化をかけてっと。


 よし!


 これで、意識が戻ればいいのだけれど。



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