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14 領主邸を探索しよう

 

 やっと、ベッド生活から解放されました!


 しかし…


「邸の外へは出てはなりません。」


 かあさまからの厳命。


 …ええーこんなに元気なのにぃー?


 まあ、流石に病み上がり(病気ではないのですが)1日目なので、大人しくこの邸内を探索する事にしました。


 まずは、私の部屋のある2階を歩いてみる。精霊たちはフヨフヨ着いてくる。


 2階には家族の部屋があり、ディラント家のプライベートスペースになっている。


 トテトテ歩く5歳児の私を見て、メイド達が微笑んで

 お辞儀する。


 邸の中なので、今エリーは付いていない。


 私の目標はとうさまの書斎。とうさまは執務室でお仕事中。執務室は1階にあるので、とうさまは書斎にはいない。私はこの世界の情報を集めないといけないので、本のありそうな書斎を目指して歩いているのである。


 もちろん入室の許可はとってるよ?


 一応ノックしてみる。…誰もいない。知ってる。


 扉を開けて中に入ってみると、あった!本がたくさん!


 まずは魔法に関する情報が欲しい。前世と違い、寝泊まりする家もあるし、生活には困らないので、安心して将来を考えられるのは本当に幸運だった。


 もし、前世の様に天涯孤独から成り上がる的な状況に転生したら、詰んでたかもしれない。


 だからここで普通に生活してれば、この領、この国のこと、この世界のことなどは、自然にわかると思う。


 なので、今すぐ欲しいのは、精霊魔法に関する知識、魔法に関する知識。


 それから毎日通い、とうさまの書斎でかなりの時間を過ごして、ひたすら魔法に関する知識を手に入れた。精霊達の力を借りて使う魔法と、普通の魔法と両方。


 そして、自分の新たなスキル、錬金、調薬の簡単な原理とかやり方の本も読んだよ。材料も器具もないからなんにも実践出来ないけど、基本的な知識だけでも持ってて損はない。


 そして、魔法を発動するには、詠唱するのが当たり前の常識でした。その詠唱内容は、厨二病なみの恥ずかしい文句で無理だと諦めた。覚えるの面倒だし。魔法名だけ覚えておくことにした。


 期待はしてなかったけど、やっぱり私の元々の固有スキルについては、全く情報はなかった。


 転移はスキルに入ってない。多分空間魔法の中にあったのではないかと思われる。残念ながら、神聖魔法、光魔法、空間魔法は本には載っていなかった。


 転移の様に、魔法名を適当に考えたら(言霊創造もアヤシイ)、全て使う事が出来るのではないかと考えている。流石に家の中で試すのは怖い。家の中で使って、爆発とかしたらまずいしね。


 やはり、どこか魔法の試し撃ちができる良い場所を探さねばならないだろう。



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