表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
133/172

116 魔石の使い道

お読みいただきありがとうございます。

やっと内容が決まってきたので、題名も少し足しました。

章とかもつけた方が良いのかも知れませんね。

そこら辺も徐々に改善して行こうと思っています。

仕事に追われてそんな暇があるかどうか分からないので未定ですが…頑張りますので、宜しくお願い致します。

 

 慎重に2階層に足を踏み入れた。


 マップが切り替わり2階層を映し出す。今はまだ2階層の魔物ゾーンの手前の通路までだけど。やはり、マップに人の反応は無くて、ガッカリした。エリー達はどこに行ってしまったのか…。


 安全地帯に領軍の野営設備があるので、ここで訓練をしていた事は間違いない。因みにこの安全地帯の物はどう言う訳か、放置してもダンジョンに吸収される事はないらしい。


 通路を進み、魔物ゾーンに入った。


 この2階層の魔物はサンドパペットとクレイパペットの2種類。どちらも人型の土人形である。


 これらも簡単に討伐出来る。心臓部の核を攻撃すればいいのだ。地上に出てくるパペットは心臓部の魔石を攻撃して壊さないと倒せないから、キズを付けずに魔石を採取したい時はかなり面倒らしいが、このダンジョンのパペットは核を壊しても魔石をドロップするので簡単らしい。


 これらもマップの攻撃範囲に入ると雷ちゃんが起こす落雷で崩れて消えてゆく。


 うん。サクサク進むからいいじゃない。


 皆はもう、魔石拾いに徹している。


 でも、この白く濁った半透明の小さな魔石は何に使われるのでしょう。使い道が分からない。


 ガダン兵長にこっそり聞いてみると、大きさで分けられ、小さな物は調理の時にコンロの窪みにいくつか嵌め込み、火魔法で火をつけて燃料として使うらしい。ただし、これは消耗品なので使うと無くなる。コンロは一応魔道具なのね。


 中くらいの物は灯として照明器具に使う。生活魔法や初級魔法のライトの魔法を付与してあるらしい。点けたり消したりする時は、誰でも少しは持っている魔力を流せばいい。便利ね。


 大きく高品質な物は、当然ながら武器に装着される。


 魔石はこの世界の人々の生活に欠かせない物なのだそうだ。


 そんな雑談してる間に次の階層へ降りる階段の入り口が見えてきた。緊張感が皆無で少し不謹慎かな。ごめんなさい。


 そして、先程と同じ様に偵察の兵士が動く。


 しばらく待つと、少し緊張した様子の兵士が戻り報告した。


「人の気配があります。」


 …やっとね。敵かしら、味方かしら。


 あ!救出作戦の前に、確かめなくちゃいけない事があった。そう、転移出来るか。ガダン兵長に実験してみると言い、先ず短距離転移を発動してみる。


 成功。同じ階層の中で自由に転移は可能だった。


 そして、階層を跨いで別階層への転移。


 やった!これも成功した。現在の2階層から3階層への階段途中から1階層の安全地帯へ。難なく成功した。これで、緊急時に1階層の安全地帯への避難は可能だと判明して一安心。


 そして、最大のショートカット、父様の居るダンジョン外へ……出来ちゃった!あはっ!びっくりしてる父様。


 『どうやら3階層に人がいるらしい』と報告して、直ぐ戻った。


 だけど、足を踏み入れてない階層への転移は、やはり無理だった。行った事のある場所にしか転移出来ない法則はダンジョン内でも変わらなかった。


 だけど、大概チートだわね。便利だけど。


 敵も、短距離転移魔法陣を使ってるかも知れないんだし良しとしよう。


 ふふ…これで、退路も確保したわよ。


 …エリー、無事でいてね。


ブックマーク&評価ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ