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89 ステータスオープン

書けた時点で即更新頑張ります。

 

 部屋に戻るとエルドはハクに乗っていた。


 ああ、なんて微笑ましい光景なのかしら。白いラブリーモフモフとフワフワ天使。


 うん。問題なく仲良しね!


「エルド。待たせてごめんね。それで、お話はなんだったのかな?」


 途端に可愛い顔から笑顔が消えた…何故?!


「うん…僕、職業『精霊魔弓士』になったんだけど、何も出来ないの。みんなの役に立たないの。ねえさまをおまもりしたいのに。何も出来ない…。」


 ち、ちょっと待ってね…貴方のステ視るから。

 

 エルドレット・ディラント(人族)

 5歳

 精霊魔弓士

 LV1

 LP1000

 MP1000

 AT100

 DF100

 MA100

 MD100

 魔法:精霊魔法

 スキル:射撃、付与、調合、調薬

 固有スキル:魔弓具現

 称号:精霊に愛されし者、女神の加護、フィアルリーナ崇拝者、盗賊の隷属者(解放)、次期ディラント侯爵

 装備:なし


 ん…ん…凄いんじゃない?これ。ステータスの初期値もかなり高い。エリーのステータスはこんなに高くなかったよ?流石私の弟ね!


 それに…何?固有スキルの魔弓具現って!弓出せちゃうの?これはこの世界でもレアなんじゃ?


 弓に限定されるけれど、私の言霊先生の『プリーズ』と同等の効果があるんじゃないかな?凄いよ!


 じゃあ、出したい物を思い浮かべながら、なんか言えば出るんじゃないかしら。


『弓よ!我が手に』なーんちゃって!弓に名前つけて、『○○!』とか呼んだりして。ヤバいカッコいい。


「…ねえさま?」


 はっ…妄想の世界にトリップして浸かりそうになった。


「あ、ごめんね、エルド。ちょっと考え事してしまったわ。それにしても大丈夫よエルド。貴方はきっと凄く強くなる。練習すれば、上手に戦ったりできるわよ。父様にも相談したらいいわ。私、精霊魔法だけならいいけど、弓の使い方は分からないから。」


 エルドが首を傾げる。


「エルド、『ステータスオープン』って言ってみて。」


「ステータスオープン?」


「何か文字が目の前に見えないかしら。あ、文字読める?」


 しまった!エルドは5歳、どこら辺まで読み書き出来る様になってるのか、考えてなかった!私は普通に読み書き出来たから…。


「!うん。なんか出たよ!なあに?これ!すごいよ!僕の名前が書いてあるのわかるよ。」


「そこにレベルが書いてあるんだけどね、その数字が増えると強くなって行くのよ。数字を増やす事をレベル上げって言って、魔物を倒すとレベル上げできるの。今はまだ数字が1だから何も出来ないと思ってしまうけど、そんな事ないのよ。」


「ねえさま、他にも色々たくさん書いてあるのは?こんなの初めて見たよ。だけどまだ読めない字ある…。僕、かあさまにもっとおしえてもらう!勉強がんばるね!」


 う、うん。なんかちょっと違う方向に行っちゃった気もしなくもないけど、エルドの悩みが少しでも解消出来たなら良かった?…かな。


 悲しい称号があったけど…消してあげたくてもどうしようもない。


 そして、エリーにもあった称号には疑問しか浮かばないが、軽く流しておく事にした。


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