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帰宅

 ここから展開にブーストかけようとしてるんでいつまでたっても話すすんでねぇじゃねぇかという意見をグッと飲み込んで今後の展開に期待してください。お願いします。え?文法?知らない子ですね(震え)

感想、コメント、指摘などなど気づいたことがあれば罵るようにコメントください。

 それから静城と世間話から最近の学校の話まで色々話した。

 ランカー関係で仕事が回ってきて週に三日ほどしか学校に来れないからあまり学校に関することを聞けないでいるらしい。


 だとすれば俺は丁度いい情報提供者としても仕事を果たしているだろう。


 「……じゃあ、また明日。」


 「ああ、また。」


 そう言って俺と静城は帰り道で別れる。結局、俺の目的は達成されずじまいで、静城と連絡先を交換して終わった。まぁこれで友達ないし知り合いくらいにはなれただろう。


 最初こそ俺の人相も相まって怪しい人物としか見られてなかった。だが、こちらの能力を話したりと信頼に値する行動を示すことで、とりあえず刺客などの疑いは晴れ、信用はしてもらえたらしい。

 ランカーは非常に強力な能力を持っているので様々な方面から妬みや恐怖を買いやすい。なので接触してくる輩には警戒する必要が出てくる。 


 確かに、そういった感情を持たずに好意を持って接してくる良き者だって少なくない。だが、そういった輩は少数で、大多数の人間はテレビだったり雑誌のモデルだったりでファンやおっかけとなる者、各国政府からの誘いや裏企業の悪意をもった輩などといったものが多いのだろう。


 「大変そうだな、ランカーってのも。」


 俺が静城と話していて思ったのは、普通の人付き合いに飢えているという印象だ。

 俺なら、普通こんな目つきが悪い男にいきなり話しかけられれば適当な理由を言ってその場から立ち去っている。面倒事はあんまし関わりたくないしな。

 それなのに静城は警戒こそするが、こちらの話に応じて連絡先まで交換した。

 単純に優しいだけかもしれないが、俺は何かを期待しているように思える。

 でないと流石に不用心にもほどがあるからだ。


 けれど、それは俺には関係ない。

 

 「さっさと帰って飯にするか」


 そう言って、俺は帰ろうと丁度方向を転換した時、後ろから制服の裾を引っ張られて後ろに倒れそうになる。


 「おお!? ……静城?」


 振り返ってみると、引っ張った犯人は静城だった。

 その証拠に、その手にはしっかりと俺の制服が握られている。


 「……何してんの?」


 状況がわからず、取りあえず聞いてみる。

 それに、さっき見送ったはずなのに、一体どうしてすぐ後ろにいるんだ?


 「……何て呼べばいい?」


 「は?」


 「……だから、あなたのこと、何て呼べばいい?」


 どうしてすぐ後ろに現れたのかは分からないが、どうして俺を引き留めたのかはひとまず理解できた。

 どうやらわざわざそれを聞くためだけに戻って来たらしい。


 「別に、なんでもいいよ。さっき名乗った通り、俺は黒谷蒼太。苗字でも名前でもあだ名でも、俺が嫌じゃなけりゃなんでもいい。」


 「……」


 どことなく、気まずい空気が俺と静城の間に流れ込む。

 静城は一通り考えているのか、その目線はキョロキョロと右往左往している。その表情を俺が一方的に上から見下ろす形になっているため、その非常に整った顔立ちを直視することになっていた。

 

 「……」


 それが少し照れくさくて、フッと目線を逸らす。

 まるでテンプレなラブコメを連想するけれど、過度な期待をしてもラブコメの神様は悪戯を仕掛けるだけなのだ。

 つまりは意識すればするだけ、無駄なのだ。


 「……そうた」


 「ん?」


 「……蒼太でいい? その方が呼びやすい」


 ……ふむ、何億人と登録し、その内の上位十人に贈られる通称である『ランカ―』。その内の更に上から二番目。

 見てくれは雑誌の取材やテレビCM、はたまたファッションモデルと、俺の知っている限り数あるランカーの中でも抜きん出ていると言っていい。

 噂ではその容姿も相まって女神なんて呼ばれている所もあるとか、ないとか。


 そんな静城に、名前で呼ばれる。


 ……悪くない。


 「いいよ、そっちの好きにしてくれ。俺も静城って呼んでる訳だし。」


 「……うん、じゃあ、そうする。」


 そう言って掴んでいた裾を離し、にっこりと笑った。

 日の角度によっては金色に見える、その栗色の長い髪の毛。そしてまるで光っているかのような紅い瞳。

 ああ、確かにこれは、一言ではとても語りつくせないものがある。


 女神と言われるのも、納得のいく容姿だ。


 「……じゃあ、また。」


 そう言って、彼女はまるで当たり前の様に()()()()()姿を消した。


 流石に予想している訳が無く、俺は目を見開いて驚いていた。

 大衆の蠢く街の中、そんな顔をしているのは不自然に過ぎるだろうが、これは仕方がないと言い訳をさせて欲しい。


 SF小説に出てくる人の様に、急に目の前から消えられれば、それは驚かなきゃ人間じゃないってものだ。


 「……帰るか。」


 驚いたままにもいかず、今度こそ家に帰ることを決心した俺であった。


 すぐ近い中間テストの勉強もしなきゃいけないし、それなりに忙しくなるのだ。


 そんなことを考えていると携帯に着信音が入る。


 「ん?」


 画面を見ると、どうやら相手は静城からのようだ。

 ちなみにL○NEしか連絡先は交換してない。


 『これからよろしく(*´∀`*)』


 見てみれば、短い挨拶だった。

 礼儀正しいのか、それとも形式上か、別にどちらでも構わないが、これをこのまま無視するというのも味気ない。

 

 『こちらこそ』


 だから、返事として静城よりもかなり短く纏まりはしたが、一文書いて送った。

 というか、無駄に可愛い顔文字送ってくるのな。


 そんな風に思っていれば、丁度俺の住むマンションの前についたようだ。


 そのまま玄関口を通りエレベーターを使って俺の部屋の階へと進む。

 俺の部屋は全八階あるなかの五階にあり、「512」の部屋番号が俺の住む部屋となっている。

 このマンションは秋原高校まで徒歩十分となっており、そのせいもあってここに住んでいる者は大体が秋原高校の生徒だ。


 勿論社会人もいるが、大抵が卒業生である。だが、このマンションはよく秋原高校の生徒が利用することもあって、卒業すると同時に気を使って別のマンションへ移り住む卒業生が多いのだが、一分の出遅れてしまった者や思い残すことがある者がまだここへ残っているのだ。


 そう考えると、このマンションの立地的に、言わば秋原高校の歴史と共に育ったマンションだと言って差し支えない、そんな割とどうでもいい伝統的な何かがあるのだろう。


 そんなこんなで部屋に到着し、鍵を差し込む。

 

 「お?」


 いつものように鍵を回すと、その感触は空振りの様に軽かった。

 つまり、空いているのだ。


 そうなると、もう既に俺は予想がついた。


 「ただいま」


 「あ、おかえりお兄ちゃん」


 この、ちっこくてくせっ毛のある髪が特徴的で、俺と同じく黒髪黒目の少女は妹の黒谷紅葉(くろたにもみじ)

 別に俺の実家はそれほど離れていないが、俺がひとり暮らししたいと言ったのを聞きつけて「じゃあたまに遊びに行っていい?」と聞かれ了承したら度々俺の部屋にきては家事をするようになった。

 俺も並よりはできる方だと自負しているが、「手伝おうか?」と聞いたところ「家事の練習になるからいらないー」と言っていたのでこいつが来たときはいつも任せているのだ。


 俺も楽が出来るし、妹も練習が出来るのでまさにウィンウィンなのだ。


因みにその容姿は俺と違い、鋭く尖った目がうまい具合に調合され、どこか勝気を感じる活発そうな美少女、というのが兄である俺から見た客観的印象だ。


 兄妹であるのに、何故こうも顔面偏差値に開きがあるのか。


 「来てんなら言ってくれればなんか買ってきたのに。」


 「え、マジで? 面倒くさがらずに連絡しとけばよかった……。」


 「ま、残念だったな。」


 そう言いながら俺は自分の部屋にバッグを置く。

 それから飲みかけのジュースを片手に冷蔵庫へ。


 「夕飯、カレーでいい?」


 「いいよ、よろしくー。」


 「はいなー。」


 着替えるのも面倒だしこのまま夕飯食って風呂入るか。

 ふと時計を見ると、時間は既に六時半を指していた。

 

 「そういや紅葉、お前こうして家事やってっけどそれを披露する相手いんの?」

 

 冷蔵庫の中身の確認をしつつジュースを入れて、少し気になったので聞いてみる。


 「お兄ちゃん。それは聞かない約束ってもんだよ。」


 「そうすか。」

 

 俺や親以外にいないんだな、ということは十分理解した。

 もうちょいモテる努力すれば彼氏のひとりやふたり余裕だろうに……。いや、しねぇか、努力。

 何せ兄が俺だもの。


 「あ、そういやランカーと知り合った」


 「ええ!! ほんと!? だれだれ?」


 と普段見せないようなキラキラした目でこっちを見て聞いてくる。

 こういう時だけ興味深々に聞いてくるよな妹って。

 

 「静城風香だ。二位の、」


 「うっそ!? サインとかもらってきてよ!」

 

 ああ、やっぱそうなるか。

 何と言うか、これは偏見だが、女性は男性よりも誰かと知り合ったということを形として欲する傾向にあると勝手に考えている。

 何処に行くのだって、女性はそこへ行ったということを形、所謂お土産やグッズで残すことを優先したがる。


 誰か有名人に会えば、男性は握手であったりとかを求めることが多いが、女性の場合サインや写真と形のあるもので記念にしたがると思う。


 ソースは目の前でキラキラしている妹。

 

 「嫌だね。あと自分から貰いに行こうとかもなしな」


 「え~なんで~?」


 「いいから、やめとけ。な?」


 「あー、……わかった。」

 

紅葉は俺が言いたい事を察したのか、素直に了解する。

 こういう時、兄妹というのは話が早くて助かる。


「静城はそういうの、求めてねぇと思う。ただ普通に、対等に、自然に、接してくれるような友達を期待しているんだと思うぞ。だから知り合っても絶対がっつくなよ?」


「お兄ちゃん。……もしかして初めて話したときにまずい事でも言ったの?」


「…………」


「あ、やっぱそうなんだ。わかるよーお兄ちゃん不器用だもねぇ……特に人付き合いとか。」


にたぁと嘲るように紅葉がこっちを見ながら笑う。うぜぇ。


「うっせー。さっさとカレー作って食うぞ!」


「ハーイ。」


 俺はごまかすことを考え話を別のベクトルへ曲げる。

 

 「はぁ」

 

 けれどどうせ、俺の考え何ぞ紅葉には筒抜けなんだろう。

俺はため息を付きながらカレーが出来上がるのを待った。


 その時、カレーを口に入れるまでネタにされたのは言うまでもない。

 今考えると風香と主人公の遭遇無理やりすぎた感が否めないけどこれからや、これから色々やっていくんや10話すぎたくらいから「ふーん、普通」くらいにはするんで許してください。

感想、コメント、指摘などなど気づいたことがあれば罵るようにコメントください。

 2018/8/13、気になる所を少し修正

 2019/8/10、加筆と修正

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