③『ムンドゥス世界史概論(第四版編纂案)』
Ⅰ. 時代区分の定義
ムンドゥス世界史は慣例上、以下の四期に区分される。
1.黄金期(神々の時代)約2万年
2.白銀期(精霊の時代)約2千年
3.青銅期(諸族の時代)約2千年
4.黒鉄期(人族の時代)約2千年
区分基準は「世界管理主体の変遷」にある。
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Ⅱ. 黄金期(神々の時代)「神話の時代」
創造神群による世界構築期。
•世界名:ホルトゥス
•基本構造:魔那循環型生命圏
•管理体系:神々 → 真精霊(16柱)
魔那は存在基盤エネルギーであり、生命・魔術・神格活動の全ての源泉と定義される。
神々は真精霊に二つの制約を課した。
1.権能の越境禁止
2.魔那直接摂取の禁止
黄金期終盤、神々は世界を放棄。理由は不明(伝承では「飽き」)。
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Ⅲ. 白銀期(精霊の時代)「伝説の時代」
真精霊による分権管理期。
世界は十六領域に分割され、それぞれが独立的進化を遂げる。
主要領域:
西方/大内海/中央アゼリア/デリーアダ/インデネンシー/央華/オース/北アメリ/メソアメリ/南アメリ/モーランデス/シレベアダ/アフロディア/ズーラシア/マー/他一域
転換点:
一柱の魔那枯渇消滅事件。
分析:
魔那行使=自己存在エネルギー消費であることが実証された。
結果:
真精霊集団は魔那資源の外部確保を目的として新世界を創造し、集団移住を実施。
これによりホルトゥスは無管理状態へ移行。
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Ⅳ. 青銅期(諸族の時代)「伝承の時代」
多種族競合期。
主要種族群の確立:
魔族/血族/獣族/鬼族/幽族/人族/その他諸族
特徴:
•高魔力適応生物の淘汰進行
•混血化の進展
•文明形成と環境改変
地域別動向:
•西方:人族国家群の成立と内戦
•中央アゼリア:鬼族都市国家の拡張
•デリーアダ:魔族支配圏形成
•インデネンシー:血族内戦常態化
•央華:獣族覇権競争
終盤、純血種は減少し、遺伝的・文化的融合が進行。
人族が人口的・政治的中核を担うに至る。
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Ⅴ. 黒鉄期(人族の時代)「伝記の時代」
人族中心秩序確立期。
西方歴制定により年代記録体系が確立。
歴史叙述が神話的記憶から文献史学へ移行。
特徴:
•混血人族の多数派化
•神格存在の不在
•精霊影響力の低減
•技術文明の進展
現代ムンドゥスは、神話的世界から歴史的世界への転換を完了した段階にある。




