雑に作る雑過ぎる肉オムレツ
実際にこの料理がどういう料理か、正直分からない。
実家である時急に出されて、その後ちょくちょく出されるようになったというだけで、由来がどの辺なのかもさっぱり知らない。
その味の再現をしているだけなので、勿論レシピも再現しているだけだから正式なものなど知らない。
けど私は心の中で肉オムレツと呼んでいる。
作り方はいたって簡単。
みじん切りにしたタマネギ、ニンジン、ピーマンを先に炒める。
ある程度火が通ったところで合いびき肉を入れ、しっかり火を通す。
余分な脂が出てくるのでしっかり処理する。
そうしたら塩コショウとめんつゆで味付けをし、卵液を流しいれる。
形を整えてもいいし、整えずにスクランブルエッグなんだか卵焼きなんだか分からない状態で盛ってもいい。
味付けはしっかりめにするのがコツで、これがおかずになるようにしなければならない。
そして肉も少なすぎてはいけない。野菜よりも多めに入れる。
卵液も少なすぎると具がまとまりきらないので多くないといけない。
気にするところはそれくらい。
究極的に言えばご飯のおかずとして成立していればそれで問題ない。
野菜だって、面倒な時は入れなくてもいい。
とりあえず卵とひき肉が主役だと私は思っている。
このように適当に実家で出された料理の再現をしていることが多い。
きちんと習ったわけではないけど、何度も食べていて、自炊の経験値があるのである程度寄せることはできるというわけだ。
手の込んだ料理が毎日のように出されていたわけではないというのも大きい。
思えば実家で出される料理はひき肉を使った料理が多かったような気がする。
ただ私もそれに順応してひき肉が好きになっているし、一人暮らしをはじめてからもひき肉を使った料理をよく作る。
生まれ育った環境で食べてきたものは独立してからも引き継がれていくんだろうなとこういう時に思う。