77話 金髪男子
待っていると、金髪の男の子が出てきた。
「やぁ〜七瀬〜会いたかったよ〜」
金髪の子が手を降っている。
「上川くん、紹介するね従兄弟のレオン」
山本さんの目は笑っていない。
「よ、よろしく」
レオンくんがこっちを見る。
「よろしく。」
「それより〜七瀬〜遊ぼうよ〜」
「レオン…あなた、何回言えばいいの、」
「え…」
「執事!やってちょうだい。」
「かしこまりました。」
執事さんの目は笑っていた。
レオンくんは執事さんにつかまれる。
「レオン様、こちらへ。」
レオンくんは消えた。
「上川くん〜これでジャマがなくなったね!」
「え…」
山本さんは笑顔だった。
「じゃあ、行こ!スペインへ!」
「は…」
「お嬢様、プライベートジェットのご準備は出来ております。」
「分かったわ。」
「いやいや、僕パスポート持ってない…」
「大丈夫でございます、勝手に作りましたので…」
「は…」
「執事!何勝手に上川くんのパスポート作ってるのよ!!」
「申し訳ございません…ですが…お母様には許可を取ってあります。」
「お母さん、いいって言ってたん!!」
「はい、上川様。」
執事さんはコクリと頷く。
「上川くん〜早く行こ!」
「え、あ、うん…」
もう、なにが何か分からなかった。
山本さんは僕の手を引っ張る。
その様子を執事さんはニコニコと見守っていた。
しばらくして
僕と山本さんは飛行機に乗った。
それもまた豪華だった。
中は4つしか席はないのにすごく広くて、中でパーティーでもできるのかってぐらい広かった。
「上川くん、いいでしょ?」
「う、うん」
僕は頷く。
山本さんの目はキラキラしていた。
「上川くん、絶景でしょ?」
「そ、そうだね」
山本さんが僕の方に顔を乗せてくる。
「上川くんも、綺麗だよ」
「あ、ありがとう?」
ここ最近山本さんになれた気がするのは気のせいだろうか。




