76/79
74話 あ〜ん
しばらくして…
ゴォーン、ゴォーンと鐘がなった。
高級ブドウを11粒食べ、最後の一粒を食べようとした時、
「上川くん、あ〜ん」
山本さんが僕にブドウを食べさしてくれたのだ。
「え!?」
「うふふ」
山本さんは、顔を赤くしながらほほ笑んでいた。
僕は、なんと言ったらいいんだろうか、もう、心臓が飛び出しそうだった。
(あのブドウ美味しかったな〜)
そう思いながら、僕たちは、川の字にひいた、布団で山本さんと一緒に寝た。
僕もそろそろ寝ようと思っていると、
「ねえ、上川くん、まだ、起きてる?」
「うん、起きてるよ」
「今日楽しかったね!」
「うん」
「ところでさ、上川くんって従兄弟いるの?」
「え…い、いないよ、山本さんは従兄弟いるの?」
「私はね、小6の従兄弟がいるよ!、明日アメリカから帰ってくるんだ!」
「そ、そうなんだ…」
ふと、山本さんの方を見ると、もう、寝ていた。
(可愛いな)




