62話 お母さんもイタリア語喋れた!
「…え、」
僕は、固まってしまった。
でも山本さんは顔を赤くしながら笑顔で、
「voglio sposarti」
と、いった。
「え……、なんていったの?」
「…え!?、ただ、いい部屋ねっていった、だけだよ!」
「そ、そう?」
「うん…」
お母さんの大きな声が響いた。
「海斗〜ただいまー、あれ、お友達?、来ているのね…って、あら、女の子じゃない!?」
「お邪魔しています。」
「あら、いい子ね〜」
「ところで、あなた、イタリア語、しゃべれるのね、」
「は、はい、ちょっとだけですが…」
「実は、私ね、昔、イタリアに住んでたのよ!」
「はいはい、わかったから。」
「あら、じゃあ、Per favore, rilassati」
「はい、Grazie」
「…え、なんていったの」
「ゆっくりしていってねって言われたから、ありがとうって言ったよ!」
「全然、わかんないや。」
「うふふ。」
正直、イタリア語はわからない、けどお母さんもイタリア語わかるから後で聞いてみよう、と考えていると、山本さんが顔を赤くしていった。




