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51話 執事の秘密
そして、12月24日
ヤバい、明日遊園地だ…、
「海斗〜明日ちゃんとお礼いうのよ〜」
「うん、わかってる。」
「そう。」
そして、当日
「上川くん、今日楽しみだね!」
山本さんは、どこかうれしそうで、顔も赤いような気がした。
そして、遊園地に着くと、本当に貸切だった。
あれ、貸切なのに、執事さん、一人だけ、SPとかいないのかな。
「ねえ、山本さん。」
「今日執事さんだけなんだね」
「そうよ、いつも執事一人よ」
「え、大丈夫なの?」
「たぶん、大丈夫だと思うよ。」
なんでだろう、もしかして、元特殊部隊の人だったりして…
そう考えていると、後ろに執事さんがいた。
「何か、ありますか?」
「……いえ、」
「上川くんが、なんで、執事一人か、って言ってたわよ」
「…」
「上川様、耳を、これは、お嬢様には知られてはいけないのですが、実はわたくし元ヤクザの組長なのです。」
「え……」
「くれぐれも、誰にも話さないよう、お願いいたしますね。」
執事さんの顔は笑っていなかった。




