37話 水族館6 〜エイ〜
そして、また、奥に行くとふれあいコーナーに着いた。
「上川くん、一緒にエイ触ってみよう。」
そして僕と山本さんはエイを触った……
しかし、突然、エイが暴れ出したのだ。
「きゃ……上川くん、エイの尻尾が手に当たったみたいなの。」
「…え、大丈夫?」
「うん、このエイ毒はないみたいだけど、お父様にばれたらこの水族館、どうなるか、わからないわ…」
「え……」
そこに施設の人が来た。
「……お客様って、お、お嬢様じゃないですか。誠に申し訳ございませんでした。」
「……別にそのぐらいいいわよ、毒もないし、まぁ毒があったら、この水族館は終わってたかもしれないけど。」
「え……」
飼育員さんの目が終わった…って目をしていた。
「……お詫びとしてなんですが、あの、こちら。」
飼育員さんから行きたのか園長まで来て、山本さんにお金を渡していた。
「…このぐらいで、もらう額じゃないわ。」
「いや、しかし……」
「どうしても、っていうなら、この水族館のために使ったらどうかしら。」
「え……?!」
園長も、そう思ったと思う、僕も思った、
「あ、ありがとうございます。」
「別にこのぐらいいのよ!」
この時の山本さんの顔は、まぁ、落ち着いていた。




