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誕生日で誰からも祝われないオレは爆発させる!!

作者: 蒼井空

 「クソっどうして誰からも祝われないんだ……」


 俺の名前は誕時爆たんじばく、普通の高校生である。


 今日は俺の誕生日であり、大切な日でもあるのだがクラスの友だちからも家族からも祝われなかった。


 そうして時間が過ぎていき、もう午後十一時五十九分を迎えていた。


 電車が走る橋の下でひっそりとケーキを置き、正座をしながら見つめていた。


 「ちくしょう……ぢぐじょぉゔ!!」


 俺は無理矢理ケーキを口の中に放り込むが甘みを感じず、しょっぱかった。


 「こ、こうなったら……」


 誕時は、懐からライターと手のひらサイズの球形を取り出す。


 「これで派手に散ってやろうじゃねぇか!!」


 カチッとライターに火をつけ、球形にでている導火線に火が移る。


 ドンドンと火が球形に近づいていき、もうほんの数ミリになった。


 「それでは皆さん、ご唱和下さい」


 誰もいない空に向かって宣告する。


 「ハッピーバァァスデェーー!オ・レ・!!」


 そう天に拳を突き上げ、白い光が周りを包み込む。


 ドォーーーーーン!!!!


 かくして、一人の男はケーキと共に空の星々の耀きの一つとなったのだ。

どうも〜作者の蒼井空です!

今回は誕生日で誰からも祝われなかった高校生が一人で派手に、ひっそりと爆発していくギャグコメディの短編小説を書いてみました。

読者の皆様が『クスッ』と笑えて貰えれば嬉しいです。

それではまたお逢いしましょ〜う(^O^)/

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