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月白(げっぱく)

作者: 死ぬまで

毎日が幸せな人、人生に満足してる人は見ないで下さい。

『人は(みな) 死んでないだけで 生きてはない』

死に急ぐな 生き焦るな

死ぬのはいつでもできる。

感受性があるのなら

その器満たすまで 好きな事を やればいい


もう時既に遅し

器無き者 亡き者にしかなれず

何も感じず 信じず 愛することさえ 逝ってしまった

中は空っぽ 外見(そとみ)瓢簞(ひょうたん)

『生きたい者を殺すの』と

『死にたい者を生かすの』と

何が違うと言うのかね

命題が(しん)なら その対偶も(しん)じゃないのか

結局自身のエゴ そこに真っ当理屈無し

救われたい者 治せる者 治したい者

そういう人達は生きればいい。

もう頼むから 死なせてくれ

未来 将来 在るものか

老い 若い 何て関係なし

その人の(せい) 勝手に他人が決めるな

産まれることなんて 望まなかった

せめて死ぬことだけでも 許せぬか

被る皮は何枚も被ってきた

人面(ひとづら)結局分からぬまま

本心 あるのかさえ分からぬまま

この心情 伝わらぬまま

世の条理で 動くまま

ただの(しるし)の 生存確認。

最期の景色は白い顔





(用語解説:

瓢簞(ひょうたん)→中身が空っぽの植物)

最期の景色は自分じゃなくて他人からの景色です。

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