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第8話 エスカレート
いくらイジメても、私が動じなくなったのが嬉しくないみたい。
皆のイジメは日に日にエスカレートしていった。
生ごみが机の中に入っていたり、動物の死骸が下駄箱の中に置いてあったり。
用意するのも大変なのに、そんなに私が気にくわないんですか?
体育の授業で動き回る時は、私にわざとぶつかってきたりもしました。
今も……。
「あっ、ごめんんさーい」
「きゃあっ!」
ボールを勢いよくぶつけられて倒れてしまった。
「あなたが悪いのよ。そんな所でぼーっと立ってるから」
睨みつけてくる相手を押しのけるように先生が来てくれる。
「恋日っ、大丈夫かっ!」
「先生、大丈夫です」
「大丈夫なわけないだろ。ほら、手を貸せ、保健室に運んでやる」