第一話 被害者達の討論会?
どうも、白根です!
第一章の話はプロローグと繋がっており、少し長めの内容にしようかと思っています。
また、小説のセリフの書き方や登場人物の話し方等が変更されていくかもしれません。
不自然に思われるかと思いますがご容赦下さい。
それでは、第一章をどうぞ!
今の日本にはこのような問題がある……
記憶喪失問題、拉致問題、詐称問題、心理的操作……
沢山の問題が浮上しているこの世界、どのようにすれば解決出来るのだろうか……?
順番にどのような内容、原因を考えていこう。
霊夢「左から、白根がちゃんと自己紹介しない、魔理沙が白根を家に連れていった、魔理沙が私に毒キノコと言って、私に不快な思いをさせた、ね。」
白根「僕的には、自己紹介しない、魔理沙と霊夢が僕をそれぞれの家に強制送り、魔理沙が本を返すと言って返さない、魔理沙が霊夢に不快感を与えたって事と霊夢が僕を担いで空飛んだ、だけどね。」
霊夢「最後のは真実よ。」
白根「未だに信じられないよ。」
霊夢「空を飛ぶなんて雑作もないでしょ?」
白根「僕が飛べると思える?」
霊夢「……飛べるんじゃない?」
白根「今の間は何?あと、なんで肯定?」
霊夢「……」
博麗神社に着いて、白根が落ち着いた時に話したこのくだらない短い会話が第一章の幕開けだった。
そして、タイトルの意味はここまでだ。
自己紹介が遅れたね。
僕の名前は和明白根。
六歳だ。
この世界に来るまで、住んでいた場所は、
中島地区と呼ばれる繁華街だった。
……え?六歳にしては使っている言葉が大人びている?
癖だから仕方がないんだ。
霊夢「さっきから何呟いているのよ。」
はっとなる。
白根「ごめんね。ちょっと考え事してた。」
霊夢「ふーん。で、あんたの事、何も分かっていないんだけど。」
白根「……」
白根「霊夢にも説明しないといけないの?」
霊夢「霊夢“にも”って何?」
……少年自己紹介中……
霊夢「……取り敢えず、ここにはあんたの家は無いのね。
しかし……」
白根「しかし……?」
霊夢「六歳の発言の内容じゃないわよね、あんたの喋っている内容やら話し方やら。」
白根「気にしないでよー。元々、そういう感じなんだから。」
にっこり笑って返す。
霊夢「……ま、良いか。そうなると、あんたは外来人って事になるのかしら。」
白根「外来人?」
霊夢「外来人ってのは、別の世界からこの世界にやってきた人の事。そして、この世界は幻想郷と呼ばれているわ。」
白根「この世界は幻想郷……」
霊夢「ここには別の世界で忘れられた存在が最終的にたどり着く世界と言われているわ。例外はあるみたいだけど。」
白根「例外がある?」
霊夢「あんたのような人間よ。たまにあんたみたいな外の世界から呼ばれたか、来てしまったか知らないけど、そういう存在じゃないのにこちら側へやってきてしまう人間、それが外来人よ。」
白根「おお……」
説明が短い……
霊夢「そして、外来人が来た暁には、その人をもてなす為に宴が開かれるわ。」
白根「……宴?わざわざ?」
霊夢「まぁ、もてなすというよりは励まし会なんだけど、宴に来る奴らが勝手にどんちゃん騒ぎして呑みまくって帰るだけよ。」
白根「賑やかそうだね。」
霊夢「うるさいわよ~?外来人ってなると、あいつらは騒ぎまくるから。」
なんか怖くなってきた。
霊夢「そうなると、宴の準備でもするかな。噂は速いから。」
白根「そうだね。宴の準備なら早めにしないと……ところで、霊夢の事、全然知らないんだけど。」
霊夢「……」
固まった。
霊夢「そういう事は早めに言いなさいよ……読者にとって、凄く分かりづらい内容になるじゃないのよ……」
物凄い発言を確認しました。
霊夢「今さらかもだけど、私は博麗霊夢。この神社、博麗神社の巫女よ。
そのせいだからか知らないけど、色んな奴の異変解決をしているわ。」
白根「ケンカの仲裁役……みたいな?」
霊夢「そんなのじゃないわ。相手が動けなくなるまでひたすら懲らしめるだけよ。」
スラッと怖いこと言っているよこの人……