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プロローグ 3
白根「どうした?そんな顔をして……」
魔理沙「いや、ちょっと不思議に思ってな。何で、里の子供がこんな魔法の森の奥深くなんて来れたのかって思って。」
へぇ……そうなのか。
里の子供はこんな場所には来れないのか……
って、里!?
白根「ちょっと待って!里!? 里ってどういうこと?」
魔理沙は急に僕の態度が変わったのを見て、だいぶ驚いていたが……
魔理沙「あぁ、ここら一帯で人間の子供がいる場所なんて人里ぐらいだろ?お前はそこの子だろ?」
そんな事を言われ、唖然とし、僕は自分が住んでいる場所を告げる。
しかし……
魔理沙「そんな場所、見たことも無いし、聞いた事も無いぞ?」
……本当にここはどこ?
実は僕が住んでいる場所は……諸事情があって、今は詳しくは言えないのだが、日本の中でも割と大きい街なのだ。
それでも知らないって言われるとは……
そんな感じで考えていると……
魔理沙「まぁ、そういう事なんだな。」
白根「そういう事ってどういうことだよーー!?」
落ち着け、って言われる僕。
この状況でどうやって落ち着けと言われて落ち着けるのだろうか?