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3R5


 象が完全に消滅すると、2人きりの草原から他のプレイヤーも存在するいつものフィールドに戻ってきた。


「まおさん、お疲れ様」


「お疲れ様、ほとんど何もしてないけどな」


 ついつい頼人への返答に余計な一言をつけてしまった。


「そんなことないよ、まおさんが居たから僕は安全に全魔力を使って魔法を作れたんだから」


「ありがとう、次は頑張るよ」


 門番戦は貢献度関係なしに貰える経験値とw(ワールド)は同じらしい。


 これで俺はレベルが19に上がり、頼人も13に上がった。


「とりあえず帰ろうか」


 とはいえ目標は第三層、第二層のキークエストを受けるためには1度拠点に戻らなければいけない。


 2500w程度で一瞬で拠点に帰る事の出来るアイテムも売っているらしいが……


 まぁ歩いても2分程度だ、別に良いだろう。


 俺が頷くのを確認すると隣に来た青髪の男が小さな声で話しかけてくる。

 

「今回のPvPイベントの後にギルド機能とそれを使った大規模イベントが起こると思う」


「えっ?」


 その言葉に反応したのは肩に戻ってきた金髪の妖精だった。


「どうしてそう思うんだ?」


 口を抑える妖精を居ない者として会話を続ける。

 そんな予定がある事を俺は何も聞いていない、とはいえ遠藤さんの反応からすると無いとは言い切れない。


「他のゲームの歴史と、今までのイベントからの推測だよ」


 魔力を回復する手段が無いのか、それとも違う理由なのか、オンボロソードを振り回しながら答える頼人。

 襲いかかってくる子犬やスライムを倒しながらの会話は聞き取りにくくて仕方ない。


「なるほどな」


 本来なら来ない、と言いたいところだが、生憎と否定しきれない理由が出来てしまった。


「もしそうなったら僕と組もうよ」


「考えとくよ」


 曖昧な返事、恐らくその時は来ないだろう。

 もし来たとしたも仲間同士になれる可能性は半分も無い。


 個人的に自称親友と頼人の戦いは見てみたいかもしれないが……

 そんな話をしている間に拠点まで辿り着いたみたいだ。

 

 第三層に行く為に交流板で調べたキークエストは全部で6つ。

 1度に3つまでしか受けることが出来ない以上、最低でも2週しなければいけない。


 また第二層でも上の方は推薦レベル20オーバー、つまりランクアップを経験していないと辛い領域に入る。


 現在19レベルの俺は問題ないだろうが、頼人は届かないかもしれない……


「行こうか」


 そんな事は全く気にしていない様子の青髪が手を出してくる。

 迷わずにそれをスルーしながら出口の方へ歩き出す。


 少し悲しそうな顔をした頼人は道中に魔力材を沢山買っていた。

 

 



 

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