答えのない思い出から
予定にない雨に特に何も感じないでいる
たぶん君と離れてからは
天気のことを気にすることもなかったよう
君がいたから
時間に関係なく過ごしてこられたんだね
季節が変わるたびに
ひとつひとつ
思い出をかき消していけばいいと
いつだったかそう思ったきりで
気がつけば
何もできていないね
いまもほら
僕の中では
君がいろんな場面で問いかけてくる
解けない問題ばかり
無理してでも答えを出そうとしてる僕は
今までと変わらない
だって仕方がないことだよね
君とは進む時間がもう違ってるんだから
たとえ何かで同じことがあっても
君との思い出が
重なることはないのだから
そうだね、わざと乗り遅れてみよう
僕には無理をして
時刻表通りに
君を思い出す時間を決めることはないのだから
きっと、もう二度と追いつくことはないのだから
ゆっくりとゆっくりと
これからの答えを
出してゆこう