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1話 小さな革命の始まり。

とある中学生のお話。

中高一貫校であるこの学校。この学校は元々高校だけであった。理事長は金欲に溺れており、利益を上げるため中学校も開校した。しかしそれはあくまでも高校をメインとした利益を上げるための中学校であった。綺麗な校舎と見せかけ中2からはボロボロな旧校舎。高校生の校舎まで掃除をさせられて荷物運びから何まで中学生がしなければならない。そのほかにも沢山の問題があった。そこで1人の少年が立ち上がった。


ー人物ー

織田(おりた) 椿(つばき)

身長 158 cm

クラスでも小柄な男子。生徒会副会長をしている。勉強なら数学が好き。正義感が強い。


星野(ほしの) 海斗(かいと)

身長166cm

生徒会長を務め、成績優秀で容姿端麗。学力は学年1位2位を競う天才。意外と涙もろいところがある。


雨宮(あまみや) 雄大(ゆうだい)

身長167cm

普段は静かで冷静。たまにおっちょこちょいな時がある。責任感が強い。


幸田(こうだ) (れん)

身長163cm

クラスではツッコミ担当。穏やかな性格をしている。勉強が苦手。


瀬戸(せと) 彰人(あきと)

身長166 cm

明るい性格が特徴。関西弁をとても使う。椿とは中1の時から友達。

僕(椿)は今中学2年生です。今は生徒会の副会長をしています。今日はこの前に校長先生と現在の校則についての話を生徒に報告するための生徒会新聞を書く会議がある。


11月30日

椿「海斗ー!今日って昼休みに会議だよねー?」

海斗「昼休みだぞー!忘れるなよ笑!!」

椿 「了解!!」

ー昼休みー

握田先生「今から生徒会新聞についての会議を始める。星野と織田、原案を書いてきてくれたな?」

海斗 「もちろんです。こちらになります。」


そこには「筆箱が学校の指定でいないといけない理由は倍の値段で買わせて学校の利益を上げるためだそうです。」など様々な事実が書かれていた。校長先生は話すとつい色々話してしまい学校の先生たちは焦るそうだ。


握田先生「なんだこの内容は!!!」


いきなり先生は僕たちに怒鳴った。


「こんなことを書いたらダメだろ!お前らは理事長様に逆らうつもりか!?」


僕たちは急に怒鳴られたため、一瞬腰が抜けた。


椿「でも校長先生が言った内容をありのまま書いただけなのですが...」

握田先生「だからなんだ!こんな内容を私は許可したことになれば私は首になるかもしれないんだぞ!わかっているか!?」


理不尽な説教は20分ほど続いた。

ー20分後ー

星野「あいつ急にキレすぎだろ!あいつのせいでま   だ飯も食えてないっつーの!」

椿「流石にあの怒り方はないよね。初めての生徒会  新聞なのに...」

星野「こんなのただの情報統制だし、やばいなこの   学校」

椿「もう僕はこの学校に我慢できないよ!!」


僕は今までの辛い気持ちなどを思い出し感情が込み上げてきた。このままではいけないと。

ー後日ー

僕は布団の中で色々考えた。せっかく生徒会になったのに意味がない。先生たちに妨害される。

その時ふとこんな考えが浮かんだ。「生徒だけの生徒のための組織」を作ろうと。

ー次の日12月3日ー


椿「星野ー!!!!聞いてくれーー!!」

星野「織田!?どうした!?」

椿「昨日こんなことを思いついたんだ!」


星野「なるほど...。確かにそれはリスクはあるが変えれるかもしれない!雨宮と瀬戸にも話してみよ 

う!」

椿「うん!」


4人で集合して僕の案を話した。


雨宮「それは面白そうだな!俺も椿が言うなら手伝   う!」

瀬戸「俺も一度、組織とかそう言うの憧れてたんよ〜。それにこの学校を変えないといけな    い。俺も入る!」

椿「ありがと!!2人とも!!」

星野「よかったな〜!!椿!!」

瀬戸「せっかく組織なんだし名前つけようぜ!」

椿「学校変えよう隊とか??」

瀬戸「かっこよくないやん〜。もっとかっこええ    の!!」

星野「革命部とか?」

瀬戸「おぉ!!特殊部隊みたいでかっけえ!ええや  ん!!」

椿「名前も決まったことだし会議しよ!!」

全員「おう!」


ー革命部会議ー


椿「革命部の初会議だね!」

星野「初会議だけど何か作戦とかあるのかー?」

椿「実はいい案があるんだよね〜。注目するポイントは新一年生!」

雨宮「どう言うことだ?確かに新入生は4月に入っ   てくるけど」

椿「実はこの学校は中学一年生の影響力が強いん  だ。だからたくさん新しい一年生を革命部に招待 したい!」

瀬戸「確かにいい案やな。でもどうやって味方につ  けるのよ。」

椿「卵から生まれたヒヨコは最初に見た人を親だと  思うでしょ?つまり初登校の4月6日に教室に突  撃して演説するんだ〜!!」

星野「椿らしい単純な考え方だ..笑

   でも確かに印象には残るかもしれないな。」

瀬戸「でも生徒会の問題はどうするんやー?」

椿「いい質問!!やはり生徒会と革命部は必ず連携  が必要となる。そこで僕たちで生徒会を独占す  るんだ!会長、副会長、書記、会計を全て僕た  ちでやるんだ!」

雨宮「でも選挙で選ばれないといけないんだぞ?」

椿「まぁそれはまた考えよう!」

星野「もうそろそろ俺帰らなきゃいけないから。」

椿「長くなっちゃった!!また一年生の作戦につい てもまた今度話そう!」

全員「了解〜」


ーその夜ー

僕は今日も布団の中で考えていた。これが僕たちの挑戦の一歩だと。しかし、一つ気になることがあった。同じクラスの幸田を誘いたかったのである。実は少し前に軽い喧嘩をしてしまって一週間ほど話していない。明日勇気を出して話しかけようと思う。

ー次の日の朝ー

椿「幸田..!おはよ!」

幸田「...なんだよ急に」


僕は革命部のことを幸田に話した。


幸田「僕はやらないよ。そんなことどうせ無理。」

椿「なんでそんなこと言うんだ!この学校を変えるための一歩なんだぞ!これは僕たちのためでもあるんだよ!」

幸田「この学校を変えるとか綺麗事ばっか言ってる  だけだろ。」

椿「...綺麗事だって言わなきゃ何も始まらないじゃ ん!人は空を飛びたいという綺麗事から飛行機が 生まれ、みんな平等な人権が欲しいという綺麗事 から民主主義が生まれた。これは僕たちの始まり の一歩なんだ..!」


幸田はこんなに強気な僕を初めて見たのか少しギョッとしていた。


幸田「お前は変わらないな..笑

   いいだろう。手伝うよ。」

椿「本当に!?ありがと〜!!!」


こうして革命部の部員は5人となった。


これは僕たちの挑戦の始まりに過ぎない。


これは僕の体験と物語を融合したお話です。次回は具体的な作戦会議や小さな革命の準備が始まります。

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