新たな挑戦へ
夕暮れの街角。主人公は依頼からの帰路、ふと立ち止まった。
目に入ったのは、遠くの広場で肩を並べて歩く三人の姿。
ジン、ドルガン、リナ――かつて共に戦った仲間たちだ。
彼らは言葉を交わすこともなく、自然な笑顔を交わしている。
その様子は、かつて自分が過ごした日々の一片。
しかし今は、どんなに手を伸ばしても届かない場所にある光景だった。
一瞬、声をかけようとしたが、体は動かなかった。
「もう戻れない」
胸にじんわりとした覚悟が染み込む。
主人公は背を向け、静かにその場を離れた。
足元で石畳が小さく音を立てる。
⸻
そのままギルドへと足を運ぶ。
依頼の掲示板に並ぶ紙の束。今日もいつもの日常だと思いながら目を走らせる。
しかし、一枚の紙が視界を引き付けた。
「危険度:中級」――古代遺跡の調査と、内部に潜む脅威の排除。
神代の封印痕が多数確認された遺跡。
それはこれまでの依頼とは1人ということもあり、難易度は段違いなのは間違いないものだった。だが何故だか俺を惹きつける何かがそこにはあった。俺はその紙を取って受付へと向かった。
その依頼書を手に取り、受付嬢に差し出した。
迷いはなかった。
「本当にこれでいいんですか?」
受付嬢の言葉に、俺はうなずく。
――戻れないなら、進むしかないのだ。
⸻
夜の闇が深まる頃。冷たい霧が漂う薄暗い場所で、三つの影が円を描くように立っていた。
???「そろそろ動き出す時が来たな」
落ち着いた男の声が響く。
???「だが、あの者の力はまだ掴みきれていない。
これからの成長が、この計画の行く末を左右するだろう」
静かな女が応じる。
???「計画は順調に進んでいるが、あまりに目立ちすぎてはならない。
我々七人の仲間のことを知られてしまえば、すべてが危うくなる」
年配の男が重厚な声で続ける。
???「奴ら……つまり、他の四人も含めて、七人の我々は一つの輪だ。全員が揃い、一丸となり来る災厄に備えなければ。」
「だが、その時までは我々は静かに見守るしかない。あの者がただの存在でないことは誰もが知っている。我々の計画においても、あいつの存在、役割は非常に重要だ。」
三人はしばし互いの視線を交わした。
「彼が選ぶ道が、我々の未来を決める」
落ち着いた男が微かな笑みを浮かべて言う。
「他の四人も、それぞれの場所で動き始めている。
七人が揃う日が近づいているのだろう」
女は静かに頷く。
年配の男は天を仰ぎ、ゆっくりと息をついた。
「準備は怠れぬ。
我々は、この世界を守り続ける義務がある。死ぬまでこの行く末を見守り続ける。そういう掟だ。
そのためにも今はひたすら全てが整う時を待つのだ。焦りは禁物だ。」
三つの影はやがて霧に溶け込み、再び闇の中へと消えていった。
今のところ1日1本が目標なんですが、このペースで大丈夫でしょうか?




