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騎士団

森の奥、クリスタルウルフ討伐後の跡地。騎士団が調査のため進んでいた。


「気をつけろ、魔素の流れが不自然だ…」

団長アレン・ヴァルハイトは大盾を構え、大剣を握り締める。副団長フィン・レイヴィンは軽く肩をすくめ、だるそうに剣を片手に持ちながらため息を吐いた。


「だーんちょー、さっさと帰りましょーよ」

「お前は騎士団副団長だぞ、途中で帰ることは許さん」

「あーあ、堅苦しいすぎて疲れちゃう」


しばらく進むと、森がざわめき始める。

「来るぞ、構えろ」

「へいへい」

団員全員が剣を構えた。


正面から、体長5メートルを超える獅子の魔物が姿を現す。


「ネメアだ!お前らには荷が重い、俺たちに任せろ!防御体制は崩すな!」

ネメアの突進を、アレンは盾で受け止めた。

「『シールドバッシュ』!」

盾で巨体を押し返し、ネメアは後ろの木に直撃した。


「俺たちって、俺も入ってんのかよ」

「当たり前だ!副団長として威厳を示せ!」

「はいよー、『空歩』」

フィンは空中を蹴り上昇し、ネメアに近づく。


「ん?あれれ、団長ー、こいつら一体じゃねーわ」

「なに?!」

「こいつぁ、ナーガだわ、めんどくさ!」

「蛇の魔物のナーガか、厄介だな」


ガァァァァ

ネメアがフィンに飛びかかり、ナーガが後ろからアレンに向けて毒液を吐く。


「お前、遅すぎ『剣技(遊宴)』」

瞬間、フィンは地面に足をつけていた。

ネメアは自分の身体が切り刻まれていることに気づく。


「チッ、無駄に硬ぇ」

「ふん、毒液か、『絶対防御』」

アレンの身体が鋼鉄のように変化し、毒液を弾く。


ナーガは尾で攻撃を仕掛けるが、アレンには効かない。

「ふん、『レフレクション』」

光を纏った大剣を振り下ろすと、ナーガは吹き飛んだ。


ガォォォ

シィィィ


「あの二人やっぱ化け物過ぎるだろ」

「ナーガとネメアなんてほぼ見ねぇ化け物だぞ」

「それを圧倒する二人って…」


ガァァアァ!

ネメアがフィンに飛びかかる。

「お前学ばねぇな、あほか?『龍剣撃』」

次の瞬間、ネメアは真っ二つになり、血が舞った。


シィァァア!

ナーガは尾を鞭のようにしならせ、アレンに迫る。

「『シールドバッシュ』!」

尾を盾で跳ね返す。衝撃を利用して近づき、アレンは一閃を放った。


ドォォオン

轟音と共にナーガは真っ二つになり、地面すら割れた。


ここまでの攻防、二人共に約1分の出来事だった。


「俺たち、あの人たちみたいになれんのか?」

「いや、無理だろ、なんなの」


「おい、そこ!私語を慎め!」

「はっ!す、すいません」

「団長かてぇーー、さっきのネメアの方が柔らかいぞ」

「黙れ!とにかく調査を続けるぞ!」

「はいはい」


「だが、今の二体はこの周辺の魔物にしては強すぎる。報告事項かもしれんな」

「魔物の異常発生ってところかねー」

「うむ、少し調べて引き返すぞ」

「やっふー、帰れるー」

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