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スキルの進化と新たな???

森の深奥、木漏れ日が揺れる静かな場所。

カイは革鎧を身にまとい、手にした剣を軽く握りしめていた。


「小型魔獣スラッシュウルフ……これが今日の獲物だ」


低く唸る声とともに、茂みから灰色の毛並みをした獣が姿を現す。

その瞳は血に濡れたように赤く光り、喉からは獰猛な息が漏れていた。


獣は地を蹴り、矢のような速さで迫る。

カイは一歩引いて様子を見た――足の運び、爪の振り幅、体重移動。


(踏み込みは速いが、止まれないタイプか……)


次の瞬間、カイは地を蹴った。


――《縮地》!


視界が一気に流れ、すれ違いざまに刃を振るう。

しかし獣は体をひねってかろうじて避ける。斬撃が空を斬る。木の幹を蹴って反転し、再び体制を整える。スラッシュウルフが再び牙を剥く。


(反応がいい……なら、もう一手)


カイはより強く踏み込み、今度は敢えて縮地を使わなかった。するとスラッシュウルフはまた来ると思っていたのか横に飛んでいた。

その着地地点へ向かう

ー『縮地』ー

次の瞬間、俺は獣の死角に回り込む。


一閃――金属と肉を裂く音が森に響く。

獣は苦悶の声をあげる間もなく一刀両断され、その場に崩れ落ちた。


その瞬間、全身を突き抜ける奇妙な感覚が走る。

この前感じた不思議な感じだ。前より強くなっている気がする。


「……え?」



息を整えると、耳の奥でかすかな鐘の音が鳴ったような気がした。

頭の中に淡い文字が浮かんだ。

《縮地》がレベル3になりました


「……レベル、上がったか」

カイは剣を収め、腰の小さな革袋から古びたステータス札を取り出す。

魔力を込めると、淡い光とともに数値とスキル欄が浮かび上がった。


【スキル】

縮地 Lv.3


ーーーー

「少しは、前に進めてるな」

背後から枝を踏む音。


「……やっぱり、一人でやってたか。物好きなもんだな、ほんと」


振り向くと、森の入り口にリナとジンが立っていた。

リナは腰に魔法書を下げ、少し呆れたように笑っている。


「何してんのよ、こんな奥まで。すぐ死んじゃうわよ、あんた」


「練習だよ。……俺にはこれしかないからな」


短くそう答えると、リナは肩をすくめ、何も言わずに並んで歩き出した。



森を後にしながら、カイは心の中で小さくつぶやく。


(それにしてもこの違和感……もしかして、もっと先があるのか?)


風が頬を撫でる。

それは、嵐の前触れのようにひやりとしていた。



???の空間


???「……ははっ! 見たか今の? あんな縮地の踏み込み、久々にゾクゾクしたぜ!」

???「……速い」

???「速いだけじゃない、あれは……うん、試したくなるな」

???「……まだ早い」

???「わかってるって。けどさぁ、今のままじゃ勿体ねぇだろ? もっと追い詰めて、引き出したらどうなるか……」

???「……時が来る」

???「ああ、あの“奴ら”が来る時にな」

???「……特別」

???「へぇ、やっぱお前も分かってたんだな。……あいつは"奴ら"が動き出す前に完成させないとな、"奴ら"が動き出すその前に……」

???「……何かが始まる」

???「ああ、その時こそ本当の勝負だ」


闇の奥、笑う声と、何も言わない気配が重なり、世界の底へと沈んでいった。

出来れば1日1本投稿したいと思っていますがどうも気分屋なので急に止まる可能性があるのでご了承ください

それでも貯めてる分があるうちは続くと思いますのでよろしくお願いします。

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