新・私のエッセイ~ 第71弾 ~ 古典的名作童話『不思議の国のアリス』についてのお話❤️
・・・実に、難解な物語である。
これが「児童書」だとは、いまだに信じられない。
皆さんも、童話『不思議の国のアリス』をご存じかと思う。
英語圏の子供たちが、成長過程で一度は通過する、歴史的名作である。
作者のルイス・キャロル氏は、愛娘に語って聞かせるために、この物語をこしらえたそうだが・・・
正直いって、大人でも読むのに苦労する「迷作」である(苦笑)。
未読の方のために、ネタばれは避けるが、
のっけからして、実に「奇妙奇天烈」なシーンのオンパレードで、登場するキャラクターも、いちいちマニアックで凝っている。
「しゃべるうさちゃん」については、皆さんもよく知っているとは思うが・・・ほかにも、消える猫だの、トランプ人間だのと、まぁ、いろいろ出て来る。
この物語が難解なのは、
この作者独特の表現法と言い回し、そして、固有の「スラング」のせいだ。
とはいえ、主人公のアリスちゃんが、元気で前向きで、おてんばで可愛らしい美少女ということも手伝って・・・
世界中で長年に渡って読まれ、愛される作品である。
『鏡の国のアリス』という、アリスちゃんが再登場する童話もあるが、やはり、前作に比べ、やや質が落ちる気がする。
これはこれで、また別の「味わい」があって、ぼく個人は好きなのだが。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・日本では、偕成社という出版社から、
前述の『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』ともども、その「完訳版」が出ている。
ぼくは、2セット買ってしまったよ♪
さまざまな言語にも翻訳されていて、アマゾンで簡単に購入することができる。
あるシリーズでは、
原作の英語版のほかにも、グルジア語版、アイスランド語版、ハンガリー語版、ルーマニア語版などのマイナー言語版もあって、なんと・・・!
古典語で「死語」のはずの、
ゴート語版、ラテン語版、古英語版なんかも売られている。
(もち、ぜーーーんぶ、買っちゃったもんねー❤️)
あ、そうそう。
前に紹介した、ぼくの3人の「心の語学師匠」の一人である、
黒田龍之助先生も、ぼくとおんなじシリーズ買ってましたわ❤️
やっぱ、多言語学習者の考えることって、みんなそろって、おんなじなんだぁね♪
まぁ・・・
「同じ原文を、複数の言語で読む」というのは、多言語学習の基本中の基本だからネ。
・・・まったく関係ないが、
ぼくの大好きな松田聖子さんのヒット曲にね、
『時間の国のアリス』っちゅう名曲もあるでよ❤️
m(_ _)m
追伸: コレも余談ではありますが・・・
昔のエロビデオに、『痴漢の国のアリス』などという、トンデモ作品もありましたえ❤️