死のフラグメント ー自殺した生徒会長の後を継ぎましたー
最新エピソード掲載日:2024/01/15
あの事件から、早いもので1ヶ月がたった。
文化祭の翌日。
学校近くの海岸で見つかった、女子高生の死体。
セーラー服に、肩くらいまでのポニーテール。
水死体ではない。
深く切られた手首。
彼女の隣で、砂がかぶっていた血のついたカッターナイフ。
そして砂浜に広がっていた血の跡。
それは現職生徒会長、草野桜の自殺だった。
砂の上に倒れたままの彼女に、生徒や教師たちはとても驚き、悲しんだ。
なんという悲劇であろうか、と。
悲しいことで、追悼の意を表したい、と。
しかし、それは長くは続かなかった。
人間の思考というのは、常に更新されゆくものなのである。
それは性別にも年齢にも左右されない。
ごくごく普通で、平凡なこと。
ましてや、深く知らない他人のことであればなおさら。
永遠の決別。それも前途多望な若者の自殺ではあった。
しかし、それが自分以外に起きたことであったことに、いくらの変わりもなかった。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
文化祭の翌日。
学校近くの海岸で見つかった、女子高生の死体。
セーラー服に、肩くらいまでのポニーテール。
水死体ではない。
深く切られた手首。
彼女の隣で、砂がかぶっていた血のついたカッターナイフ。
そして砂浜に広がっていた血の跡。
それは現職生徒会長、草野桜の自殺だった。
砂の上に倒れたままの彼女に、生徒や教師たちはとても驚き、悲しんだ。
なんという悲劇であろうか、と。
悲しいことで、追悼の意を表したい、と。
しかし、それは長くは続かなかった。
人間の思考というのは、常に更新されゆくものなのである。
それは性別にも年齢にも左右されない。
ごくごく普通で、平凡なこと。
ましてや、深く知らない他人のことであればなおさら。
永遠の決別。それも前途多望な若者の自殺ではあった。
しかし、それが自分以外に起きたことであったことに、いくらの変わりもなかった。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。