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第31話 それ以上は望まない。



 最近少し私、玲の心が変わってきたように思う。


 少し前と違いトモくんの一番側に居るのは私ではなく川崎さん。

 幼馴染のやり直しをしてくれることになってトモくんの側には居られるようになったけれど一番近かった以前の場所にはもう戻れない。それは私が告白を断ったから。私からその場所を捨ててしまったから。


 それでも側に居られる。幼馴染として。私が望んでいた関係で。


 また、今まで川崎さんとは全くと言っていいほど付き合いがなかったけれど付き合ってみればとても良い人だとわかった。人見知りで無口ではあるけれど話しかければ返してくれる。相手のことを気遣ってくれるそんな事も多々あった。

 でも一番は、トモくんと一緒にいる時の幸せそうな顔。あんな顔できるんだって。羨ましい反面お似合いのふたりだななんて思ってしまった。

 

 そういえば私はトモくんの側に居られるからと甘えること無くいつもいつでもと一緒に行動ばかりしないことにした。どうしても我慢できないときやいてもいいかなと思えるとき時には一緒に居させてもらうようにするけれど、それ以外にも他の友人とも付き合いをしてトモくんにばかりくっついてしまって困らせないようにしたいなって考えながら行動し始めた。


 夏川くんはとても優しい。告白されて振ってしまったけど諦めないって私に近づいてきてくれる。いいのかなって思ったりする私だけど拒絶はしない。トモくんとの関係でもわかったけれど唯の拒絶はお互いを苦しめるだけだってわかったから。お互いきちんと会話をしてわかり合うことが大切なんだってわかったから。

 夏川くんのこと嫌いではない。ただ今の私には恋愛は考えられない。だからこの先どうなるかなんてわからないけれど、それでもトモくん以外の友人と過ごす時間も大切な時間なんだって最近はわかってきた。


 でも。。。それでも


 私が一番じゃなくても、やっぱり私はトモくんが一番好き。

 それだけはやっぱり変わらなかった。夏川くんには悪いけれど。

 だからトモくんが幸せになれることを私はしたい。

 私はトモくんの側に居られればいい。




 それ以上は望まない。


 そう思えるように私はなれたつもり。


お読みいただき有難うございます。

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