プロローグ
プロローグです
突然だが,皆様は『天国はある』と信じているでしょうか?
仏教徒の人でも,キリスト教徒でも,ヒンドゥー教徒でも,大体の人は天国を信じている。
もちろん宗教に属さない人でも,天国があると信じている人は大勢いる。
でも,私はその大勢の中には属していなかった。
とどのつまり,私は天国を信じていなかった。
別に特段珍しい事でもないが。
さて,本題は天国に付いてではない。
本題は,皆様は『魔法はある』と信じているかについてだ。
天国は, あるという根拠もないのに,沢山の人に『ある』と信じられている。
なのに,同じく根拠もないのに,沢山の人に魔法は『ない』と信じられているなんて。
純粋に可笑しいと思った,何故魔法は信じられないと言いきれるのだろうかと。
私は魔法を信じているが,もちろん根拠もある。
私は見たのだ,この目で『魔法』というものを。
もちろん夢の中ではない,現実であるこの地で見たのだ。
ある青年が,優雅に呪文を唱えて,物体を浮かせるのを,この目で。
だが,当たり前の話だが周りの人は信じなかった。
「見間違いだ」とか「夢を見たんだよ」とか。
そう言われるうちに,私は魔法を信じなくなっていった。
だが,あの出来事が起きた時,私は確信したのだ。
『魔法は確かに存在した』,と……。
意味不明っすがすいません
次からは本編です