5
さてさてさて、5話まで来ました……書く気がなくならないで欲しいと自分で願います…
(爆笑)
次の朝、俺は起きた後も昨日のことを考えていた。
『記憶探し』
この言葉が何度も脳裏によぎる。
「ふぅー!考えてても、しょうがねぇ‼︎ひとまず、起きるかっ!」
ドアを出ると、やはり皆、机の前で座って待っていた。
何故そんな早く起きれる。俺はそんな事を考えていると、つんつん男が、言った。
「おっ!龍牙さん。おはようございます!」
何故敬語……。
「あっ、敬語じゃなくていいよ、それに呼び捨てで、えっと……」
「柳デーズ、龍牙」
「ああ、柳」
そんなやり取りをしていると、リータが話しかけてきた。
「もういいか?龍牙、柳。話が進まない。さっさと終わらせてくれ」
「もう終わりました、リータさんは何を話すんですか?」
柳は敬語だった。なぜだろう?
「俺は集まることさえも聞いてなかったがな」
「「「「「!」」」」」
?なんか顔つきが……変わった?
「お前……集まる事知らなかったのか?」
響也が話す。滅多に話さないんじゃねえのかよ……
「ん?お前にも話したはずだぞ?最後だけど」
次にリータ。
「どどどどっどーゆーことですか⁉︎ききききっ聞いてないって……リータさんは、そんなど忘れな事しししっしませんよ⁉︎」
お次に鈴。
「フン。龍夜が聞いてなかっただけじゃないのか」
お次に奈々……って、
「おい!龍夜じゃない龍牙だ‼︎」
ちゃっかり間違えてんじゃねぇよ、メガネ女‼︎
「あら?なら名前覚えてもらえるように努力すれば?」
「名前覚えてもらうのに努力はいらねぇんだよ……‼︎」
「フン!」
……ムカつく‼︎‼︎
「まあまあ、いいじゃない!それより、リータさんの話を聞かないと」
と柳が言うと皆、リータの方を見た。
「んっ、そだな。話っていうのは、龍牙の事だ」
俺の事?
「龍牙は不死身っちゃあ、不死身だが、まだ使いこなせていない」
使いこなそうとも思わんかったからな
「つまり、修行が必要だ!」
修行⁉︎……めんどくさそ〜
「龍牙、めんどくさそ〜などと思ってないよな?」
笑ながら、リータは言った。
リータさん、恐いっす……つぅか、心読まないで……ホントに怖いから。
「いや……思ってないけど、修行って何すんのかなぁと……思いまして」
俺は半分思っていたことを言った。
「ん?あぁ、修行っていうのは、まず、基本テレパリーだ。あと……忘れたけど、まあいろいろだ、いろいろ」
テレパリー?なんじゃそりゃ?
「テレパリーってなんすか?」
俺は正直に聞いた。
「テレパシーみたいなもんだよ。こういう殺し屋……ってより不死身の中ではなんでかテレパリーっていうんだよ」
柳が答えた。
なるほど……
「まあ、とりあえず基本を大体マスターする事……だな。まあ、頑張ってくれ、龍牙。あっ、あと、先生は……柳でいっか。というわけで、柳よろしく〜」
適当……
「いいけど……龍牙もがんばって習得しようなっ!」
「ああ」
手短に俺はそう言った。
そうして、俺の修行は始まった。